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日帰り温泉から旅館・宿まで。箱根のおすすめ温泉14選を種類から泉質まで徹底解説!





都心からも近く、国内でも屈指の人気観光地・箱根。

箱根関所跡や芦ノ湖、大涌谷、仙石原など魅力的な観光スポットが盛り沢山です。
しかし箱根観光の一番人気といえば、やはり温泉を欠かすことができないでしょう。

「東京の奥座敷」と称され、今や海外からの湯治客も急増している箱根の温泉は、実は1か所だけではありません。
広く分ければ7湯、細かく分けると20湯も存在するのです。

それぞれの温泉に特色があり、違った趣の温泉を楽しめるのも魅力です。
本記事では、箱根温泉の中でも、特におすすめのスポットを厳選しました。

【目次】実はこんなにバリエーションが豊富・・・箱根のおすすめ温泉14選!徹底解説します!

 

1ページ目 :

 

箱根ってどんなところ?

箱根の歴史

箱根のエリア別観光案内

塔ノ沢・箱根湯本・小田原エリア

強羅・小涌谷・宮ノ下エリア

仙石原・桃源台・御殿場エリア

元箱根・箱根町エリア

箱根温泉とは?

箱根・温泉の泉質

単純温泉

塩化物泉 

硫酸塩泉

硫黄塩泉

酸性泉

炭酸水素塩泉

その他

箱根・温泉の歴史

箱根七湯

箱根湯本温泉

塔ノ沢温泉

宮ノ下温泉

堂ヶ島温泉

底倉温泉

木賀温泉

芦之湯温泉

箱根八湯

姥子温泉

箱根十七湯

小涌谷温泉

強羅温泉

大平台温泉

宮城野温泉

二ノ平温泉

仙石原温泉

湯ノ花沢温泉

芦ノ湖温泉

蛸川温泉

箱根二十湯

大涌谷温泉

湖尻温泉

早雲山温泉

 

2ページ目 :

 

<塔ノ沢・箱根湯本・小田原のおすすめ温泉宿>

1. 月の宿 沙ら

2. 湯本富士屋ホテル

3. 環翠楼

 

<塔ノ沢・箱根湯本・小田原のおすすめ日帰り温泉>

1. 天山湯治郷

 

<強羅・小涌谷・宮ノ下のおすすめ温泉宿>

1. 季の湯 雪月花

2. 箱根小涌谷温泉 水の音

3. 櫻休庵 別亭 凛 

 

<強羅・小涌谷・宮ノ下のおすすめ日帰り温泉>

1. 箱根小涌園ユネッサン

 

<仙石原・桃源台・御殿場エリアのおすすめ温泉宿>

1. ホテルグリーンプラザ箱根

2. 一の湯 芦ノ湖

 

<仙石原・桃源台・御殿場エリアのおすすめ日帰り温泉>

1. 姥子秀明館

 

<元箱根・箱根町のおすすめ温泉宿>

1. 小田急山のホテル

2. 箱根宿 夕霧荘

 

<元箱根・箱根町のおすすめ日帰り温泉>

1. 竜宮殿 本館

 

箱根ってどんなところ?

 

大涌谷
大涌谷: じゃらん

 

箱根の温泉をご紹介する前に、箱根とはどんなところなのか、おさらいしておきましょう。

 

箱根は、行政上は神奈川県足柄下郡箱根町・・・ 神奈川県 の南西部に位置し、 静岡県 と県境を接しています。

活火山・箱根山を中心とする連山に囲まれた険しい地形にあり、その火山活動によって形成された芦ノ湖、仙石原、大涌谷などの景勝地が存在します。

 

古くから東海道の要衝であり、「天下の険」と謳われた難所箱根峠のふもとには宿場や関所が置かれました。

また、近世以降は保養地・観光地として発展し、「富士箱根伊豆国立公園」に指定されました。

 

今では年間約2000万人の観光客が訪れる日本屈指の観光地となっています。

正月の風物詩・箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)の舞台としても知られています。

 

箱根の歴史

 

関所
箱根関所: じゃらん

 

箱根は、古くは「函根」、もしくは「函嶺(かんれい)」と称していました。

急峻な地形で交通の難所であるにもかかわらず、交通の要衝として古来から重視されてきました。

 

標高846mに位置する「箱根峠」は重要な拠点であり、関東の名前はこの箱根峠の東にあることに由来します。

江戸時代になって東海道が箱根峠を経由するようになると、芦ノ湖畔に関所が設置されました。

諸大名の動きを警戒する「入鉄砲に出女」の言葉通り、幕府への反抗を厳重に監視することが目的でした。

 

旧街道
箱根旧街道・一里塚: じゃらん

 

そのような箱根も、関所が廃止された明治以降は急速に観光地化が進んで、交通アクセスも格段に向上しました。

箱根の玄関口・小田原駅より箱根登山鉄道も開通し、ロープウェイやケーブルカーも設置され、かつての「天下の険」は気軽に訪れることが可能な観光地となったのです。

 

 


箱根のエリア別観光案内

 

 

温泉 で日頃の疲れを癒しながら、周辺の観光も満喫したい・・・箱根は見どころ満載の大観光地です。

名湯とすばらしい観光をまとめて体験できる、とても貴重な場所といえるでしょう。

 

箱根の観光地は点在しており、それぞれに奥深い魅力のスポットが存在します。

今回広範囲にまたがっている箱根の観光地を、下記4エリアに分けて簡単に紹介します。

 

塔ノ沢・箱根湯本・小田原エリア

 

湯本
箱根湯本:Photo credit:  kawanet  on  Visual Hunt  /  CC BY

 

小田原は今も昔も変わらない箱根への経由地です。

城下町・宿場町として栄え、小田原城など興味深い観光スポットが多数存在しているので、小田原を目的とした観光も楽しいかもしれません。

小田原の観光については下記ページにて詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

※合わせて読みたい:  城下町・小田原のおすすめ観光スポット15選!小田原の特産グルメやお土産も

 

残念ながら小田原では温泉を楽しむことができません。

小田原駅から箱根登山鉄道に乗換え、最初の駅・箱根湯本が箱根観光の玄関口となります。

 

箱根湯本駅は新宿から小田急ロマンスカーを利用すれば、85分ほどで到着することができます。

箱根温泉郷では一番古い温泉であり、40軒以上の温泉宿と土産店などの商店街が立ち並ぶ繁華街となっています。

隣の「塔ノ沢駅」周辺を含めて、温泉を中心に楽しむなら充分ですが、めぼしい観光スポットが存在しないのが現実です。

 

強羅・小涌谷・宮ノ下エリア

 

彫刻の森
彫刻の森美術館: じゃらん

 

箱根湯本、塔ノ沢エリアから箱根登山鉄道をさらに進んだ斜面に存在するのが、小涌谷・宮ノ下です。

箱根山の中腹に位置し、明治時代にリゾート地として開発されたエリアです。

チャプリンやジョン・レノンも宿泊したことで知られる老舗旅館・富士屋ホテル(現在休業中)もこのエリアにあります。

箱根小涌園ユネッサンや「彫刻の森美術館」など観光スポットも充実しています。

外国人観光客にも人気がありますね。

 

ユネッサン
ユネッサン・ワイン風呂: じゃらん

 

強羅は箱根登山鉄道の終着駅、ケーブルカーの始発駅です。

箱根の高低差が最も感じられるエリアであり、アクセス上からも箱根観光の中心地となっています。

「箱根強羅公園」など、自然の中で落ち着いた時間を過ごせるレジャースポットも人気です。

強羅温泉は箱根温泉郷のなかでも屈指の名湯です。

 

仙石原・桃源台・御殿場エリア

 

仙石原高原
薄の絶景・仙石原高原: じゃらん

 

小田原からのアクセスは遠くなりますが、御殿場方面からはアクセスが良好で西の玄関口・・・富士山が最も近く感じられます。

このエリアの特徴は抜群の高原リゾートが楽しめることにあります。

ススキが視界一面に広がる仙石原は絶景そのもの・・・またポーラ美術館や「星の王子さまミュージアム」など美術館が多い場所でもあります。

姥子温泉や仙石原温泉などの温泉も楽しめます。

 

元箱根・箱根町エリア

 

芦ノ湖
風光明媚!芦ノ湖: じゃらん

 

箱根で最も標高の高い場所に位置します。

箱根関所跡、箱根神社、そして芦ノ湖・・・箱根観光がぎっしり詰まったエリアです。

箱根の歴史散策、遊覧船観光など湖のレジャー、パワースポット巡りなど、箱根の魅力を堪能できます。

芦ノ湖温泉や芦之湯温泉などの名湯があります。

 

なお、箱根の観光スポットについては下記ページで詳しく紹介してありますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

▼合わせて読みたい

・  箱根の観光名所17選!温泉から登山、美術館、ロープウェイまで箱根の観光スポット総まとめ

・  温泉や芦ノ湖、美術館巡りだけじゃない!箱根を遊びつくす観光スポット51選!

・  箱根の観光名所大涌谷へ!名物の黒たまごも堪能して来ました

 

温泉とともに楽しみたい箱根の観光地を、エリア別に紹介しました。

それでは、箱根の温泉について詳しく説明していきましょう。

 

 

箱根温泉とは?

 

露天
露天風呂と富士山: じゃらん

 

まず知っておいていただきたいのは、箱根温泉という名前の温泉は存在しません。

詳細は後述しますが、箱根山カルデラ周辺に湧出する温泉の総称です。

山麓から山頂付近まで至る場所から温泉が湧出し、現在では20にも及ぶ温泉が存在します。

 

箱根火山は、約40万年前から火山活動が継続しているとされています。

変化に富んだ火山地形により多数の特徴ある泉質の温泉が湧出しており、泉質のバリエーションが豊富です。

 

例えば、大涌谷など火口に近いエリアでは硫酸イオンを多く含む「酸性硫酸塩泉」が主体となっており、麓の湯本温泉は「塩化物重炭酸塩硫酸塩泉(混合型)」が主体となっています。

主体となっているとは妙な表現かもしれませんが、同じ温泉地でも泉質が違ってくるのが、箱根の温泉の特徴であり、楽しみでもあります。

 

 


箱根・温泉の泉質

 

 

箱根温泉の泉質は混合型を含むため非常に多岐にわたりますが、基本的には下記7つの泉質に大別されます。

湯の特色も効能も異なってきます。

お好みの湯、あるいは湯治したい症状によって選択してみましょう。

 

単純温泉

 

この泉質の定義として、「泉温25℃以上、温泉水1kg中に含有成分が1000mgに満たないもの」が該当します。

肌触りが柔らかく、癖のないのが特徴です。

湯質によって、酸性単純泉・アルカリ性単純泉に区別されます。

主たる効能として、自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など神経・精神的な症状に効果的です。

 

塩化物泉 

 

この泉質の定義として、「温泉水1kg中に含有成分が1000mg以上で、陰イオンの主成分が塩素イオンのもの」が該当します。

「熱の湯」とも称され、特徴として皮膚に塩分が付着するため、保温効果・循環効果があります。

きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症などに効果的です。

 

硫酸塩泉

 

この泉質の定義として、「温泉水1kg中に含有成分が1000mg以上で、陰イオンの主成分が塩素イオンのもの」が該当します。

陽イオンの主成分により、ナトリウム-硫酸塩泉、カルシウム-硫酸塩泉、マグネシウム-硫酸塩泉などに分類されます。

きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症などの効果的です。

 

硫黄塩泉

 

この泉質の定義として、「温泉水1kg中に総硫黄2mg以上含有するもの」が該当します。

単純硫黄型と硫化水素型に大別され、タマゴに似た特有の臭いは、硫化水素によるものです。

特徴としては殺菌力が強く、表皮の細菌やアトピー原因物質を取り除きます。

アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症などの皮膚疾患に効果的です。

 

酸性泉

 

この泉質の定義として、「温泉水1kg中に水素イオン1mg以上含有するもの」が該当します。

非常に殺菌力が強いことが特徴です。

酸性濃度が高いと肌にしみるため、皮膚粘膜の弱い人や高齢者は入浴しない方が無難です。

アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、糖尿病に効果的です。

 

炭酸水素塩泉

 

この泉質の定義として、「温泉水1kg中に含有成分が1000mg以上で、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのもの」が該当します。

「美人の湯」とも称され、美肌効果および皮膚の角質を軟化する作用があります。

きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症に効果的です。

 

その他

 

上記6種類の泉質に該当しない温泉を指します。

特徴や効能は都度説明してあります。

 

なお、上記泉質が混合した温泉は、ダブルの効果を期待できるかもしれません。

箱根温泉の効能については、上記の泉質による効能だけでなく、筋肉痛、胃腸機能の低下、高血圧など幅広い症状にも効果があるといわれています。

また、発熱時など体力が低下している時の入浴は、かえって症状を悪化させる危険があるため避けた方が無難です。

 

 

上記に紹介した、神奈川県温泉地学研究所による温泉の泉質や適応症などの情報は、「温泉掲示プレート(愛称:Chocotto)」にわかりやすく説明してあります。

温泉の魅力をアピールする取組みの一環として作成されたもので、箱根地域にある多くの温泉施設に掲示されています。

泉質ごとに色分けされ、適応症状なども一目でわかるため、温泉施設に泊まった際にはぜひ参考にしてみてください。

 

 

箱根・温泉の歴史

 

明治湯本
明治時代(1890年)の箱根湯本: Wikipedia

 

箱根にある温泉は、江戸時代の頃「箱根七湯」として知られ、7つの温泉地が存在しました。

明治時代の観光地化に伴い、新たな温泉が続々と発見されて現在では「箱根二十湯」とよばれる20か所の温泉が湧出する「温泉天国」となっています。

 

箱根温泉の開湯は奈良時代の天平10年(738年)、釈浄定坊という僧侶により発見された自然湧出源泉「惣湯」といわれています。

箱根湯本温泉のはじまりです。

この惣湯は現在熊野神社境内にあり、今もなお現役の湯として使用されています。

その後、平安時代から室町時代初期にかけて「木賀温泉」や「芦之湯温泉」などの温泉が開湯しましたが、全国的な知名度は低い状態でした。

 

浮世絵
歌川広重画 浮世絵「箱根七湯図絵」より「底倉」: Wikipedia

 

箱根の温泉が一躍有名になったのは天正18年(1590年)、豊臣秀吉による小田原攻めがきっかけだと伝わっています。

天下統一の総仕上げとして、全国から動員した兵力は20万人以上とされ、その長期滞在の慰撫のため温泉を推奨したといわれます。

底倉温泉には、秀吉は掘らせたといわれる「太閤石風呂」が残っています。

 

江戸時代になると、五街道・東海道の要衝にある温泉地として繁栄・・・この頃から「箱根七湯」として知られるようになりました。

嘉永4年(1851年)に作成された温泉番付・『諸国温泉功能鑑』には、前頭として七湯すべてがランクインされています。

徳川家光が将軍であった頃には、将軍への献上湯がたびたび行われていたようです。

 

明治時代以降、箱根登山鉄道の開通などにより、山頂付近までのアクセスが格段に向上すると、新たな温泉の開発が進みました。

その結果、「箱根七湯」から「箱根十七湯」・・・今では「箱根二十湯」にまで発展したのです。

 

 


箱根七湯

 

湯本温泉
箱根湯本温泉: じゃらん

 

奈良時代の開湯から江戸期に至るまでに存在していた、伝統のある七湯は下記となります。

今でも箱根温泉の繁栄を支えています。

 

箱根湯本温泉

 

箱根湯本温泉は、箱根の玄関口にある温泉です。

箱根で一番大きな温泉街となっており、駅前はとても賑やか。

開湯から1200年と最も歴史が古い温泉であり、箱根の尾根・湯坂山の自然湧泉がはじまりです。

 

湯量は多く、毎日約8000トンにも及びます。

隣の塔ノ沢温泉を含めて源泉数は79個存在し、湯質は肌に優しいアルカリ性単純温泉が中心です。

 

塔ノ沢温泉

 

箱根湯本温泉の奥に存在する温泉で、賑やかな湯本と比べると落ち着いた雰囲気があります。

湯本温泉と泉質はほとんど変わりませんが、こちらの方が少しアルカリ濃度が高くなっています。

伊藤博文や天璋院ゆかりの温泉地です。

 

宮ノ下温泉

 

富士屋ホテル
風格のある富士屋ホテル: じゃらん

 

宮ノ下周辺は、明治以降に本格開発されたレトロな町並みが魅力です。

源泉は室町時代に発見されたといわれ、場所が熊野神社のお宮の下だったことが名前の由来となっています。

 

外国人保有地として開発されたたため、今でも外国人観光客も多い温泉です。

海外からの著名人も多く宿泊した老舗旅館・富士屋ホテルはこの温泉街にあります。

泉質は単純温泉、塩化物泉が中心です。

 

堂ヶ島温泉

 

宮ノ下から早川渓谷の谷底を下った場所にある温泉です。

温泉を訪れるには、旅館私設の渓谷電車(ケーブルカー)に乗り換える必要があります。

都会の喧騒から隔絶した、秘境ムードたっぷりの温泉です。

 

室町時代の名僧・夢窓疎石が発見したといわれ、川端康成や松本清張も愛した秘湯です。

泉質は無色透明のナトリウム・塩化物泉が中心となっています。

 

底倉温泉

 

南朝復興を試みた新田義貞の孫・義則がこの温泉で湯治中に殺害されたと伝わっています。

豊臣秀吉の小田原攻めの際には野営地が設置され、遅参した伊達政宗が幽閉された記録があるなど伝統ある温泉です。

 

秀吉が将兵のために開設した「太閤岩風呂」がありましたが、今は川の対岸から石碑の見学のみとなっています。

伊藤博文や初代文部大臣・森有礼にも愛された温泉ですが、今は旅館が1軒営業するのみです。

 

木賀温泉

 

木賀
木賀温泉: じゃらん

 

源平合戦の折り、源頼朝の家臣だった木賀吉成が白狐に導かれて発見されたと伝わっています。

江戸時代には将軍献上の湯とされ、子宝の湯としても知られていました。

一時衰退・消滅しましたが復活し、現在では旅館と日帰り温泉施設が存在します。

泉質は単純泉・アルカリ性単純泉、切り傷・神経痛・関節痛・冷え性に効くとされます。

 

芦之湯温泉

 

箱根七湯では最も標高が高い場所に存在します。

鎌倉時代から湯治場として知られており、『諸国温泉功能鑑』では最上位を占める名湯でした。

箱根温泉では唯一の中性の硫黄温泉で、美肌の湯と評されることも多く、その他硫化水素型の硫酸塩泉などの多数の泉質を楽しむことができます。

 

 

箱根八湯

 

姥子温泉
姥子温泉・秀明館: じゃらん

 

姥子温泉は古くから知られた温泉です。

箱根七湯から場所が離れているため、七湯には加わっていませんが、この姥子温泉を含めて「箱根八湯」とよぶことがあります。

 

姥子温泉

 

箱根カルデラの中央火口丘最高峰、神山の北西斜面に位置する温泉です。

標高900mほどの高い位置にあり、街道筋から離れていることもあって温泉街は形成されませんでした。

鎌倉時代以前から知られた名湯であり、一説によると坂田金時(金太郎)が母である山姥とともに発見し、眼病を治したことがはじまりとされています。

泉質は単純温泉、ナトリウム-硫酸塩泉などが中心です。

 

 


箱根十七湯

 

ユネッサン
箱根小涌園ユネッサン: じゃらん

 

従来の箱根七湯(箱根八湯)に加えて、明治以降新たに開発された温泉を含めて「箱根十七湯」とよばれます。

 

小涌谷温泉

 

リゾート施設・「小涌谷ユネッサン」で有名な小涌谷温泉~明治10年(1877年)より開発が始まりました。

古来「小地獄」と呼ばれていたが、明治天皇の行幸に際して、今の名前に改名されました。

泉質は単純泉・アルカリ性単純泉で、効能は神経痛・関節痛・冷え性に効くといわれます。

 

強羅温泉

 

箱根にある温泉の中でも知名度は抜群です。

早雲山からの引湯により開発が始まり、明治末期から開発が本格化しました。

多くの源泉が掘削されているため、源泉ごとに泉質は多様なのが特徴です。

箱根登山鉄道の終着駅であり、保養所や高級旅館が立ち並ぶエリアとなっています。

 

大平台温泉

 

大平台
箱根駅伝でお馴染み: じゃらん

 

昭和26年(1951年)に開発された温泉です。

この周辺は戦国時代から集落が存在し、箱根細工の名産地として知られていました。

箱根登山鉄道の大平台駅近くにあり、泉質は食塩泉です。

アジサイ、紅葉の名所として、名水の里としても知られています。

 

宮城野温泉

 

箱根の外輪山である明神・明星ヶ岳山麓にある温泉場です。

宮城野の名前は、『風土記』によると、村内に萩の自生が多く気候風土が奥州の宮城に似ていたことに由来します。

昭和35年(1960年)に開湯しています。

泉質あはアルカリ性単純温泉、ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩泉が中心です。

 

二ノ平温泉

 

二ノ平は神山溶岩流の末端に位置する小さな台地です。

「彫刻の森美術館」が最寄りにあります。

昭和38年(1963年)に開湯しています。

温泉施設は寮・保養所が主で、一般住宅と混在しているので温泉場の雰囲気には乏しいのが特徴です。

共同浴場「亀の湯」が存在します。

 

仙石原温泉

 

仙石原温泉
仙石原温泉: じゃらん

 

開湯は明治24年(1891年)と比較的古くから存在します。

箱根最北部・標高700mの場所にあり、一帯に点在する下湯、上湯、元湯場、俵石、仙石の5つの湯の総称です。

泉質は多種にわたり、大湧谷から引いた乳白色のお湯を楽しめる施設もあります。

 

湯ノ花沢温泉

 

駒ヶ岳の中腹の標高950mに位置し、箱根十七湯の中でも一番の高所にある温泉です。

自然湧泉から生じる「湯の花」が一面に広がる沢があり、日本で初めてその採取・販売が行われた場所でもあります。

明治23年(1890年)に開湯し、自然湧泉を利用した露天風呂が作られるようになりました。

泉質は硫黄泉で、乳白色の濁り湯が特徴です。

 

芦ノ湖温泉

 

芦ノ湖南畔の元箱根、箱根地区を総称して芦ノ湖温泉とよばれます。

開湯は昭和41年(1966年)で、箱根では比較的新しい温泉地です・

この地域には源泉はなく、芦之湯方面からの引湯で成り立っています。

泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)が中心です。

 

蛸川温泉

 

箱根園
箱根園・駒ヶ岳ロープウェイ: じゃらん

 

箱根十七湯のなかでは一番新しく、昭和62年(1987年)の開湯です。

そうといっても、元々は上記芦之湯温泉と合わせて「元箱根温泉」とよばれていたものが分離独立したものです。

 

泉質は単純温泉、カルシウムー硫酸塩が中心です。

西武・プリンスホテル系列のリゾート施設「箱根園」が運営しています。

 

 

箱根二十湯

 

大涌谷
大涌谷: じゃらん

 

上記箱根十七湯に、下記3つの温泉を加えて「箱根二十湯」の完成です。

 

大涌谷温泉

 

箱根を代表する観光スポット・大湧谷にある温泉です。

この大涌谷を温泉として利用したのは、江戸・享保期にまで遡りますが、本格的に利用され始めたのは昭和に入ってからです。

 

典型的な造成温泉(人口温泉)であり、現在の日利用量は約5000㎥~大部分は火山性水蒸気から形成されています。

宿泊施設はなく、今では元湯場、俵石、温泉荘などの仙石原方面や強羅方面に給湯されています。

小涌谷と同じように、かつては「大地獄」とよばれていましたが、明治天皇の御幸に伴って現在の名前に変更されました。

 

湖尻温泉

 

桃源台
桃源台駅ロープウェイからの芦ノ湖: Wikipedia

 

箱根ロープウェイの終点・桃源台駅周辺で湧出しており、1960年代以降に新たに開発された温泉です

箱根高原ホテルが代表的な施設であり、ここの大浴場は箱根温泉の中でも珍しく炭酸を含んでいる温泉となっています。

 

早雲山温泉

 

早雲地獄は神山火山体の北東斜面で噴気活動を続けています。

その早雲山地獄の火山性水蒸気を用いて造成されている温泉が早雲山温泉です。

大雄山最乗寺箱根別院の中にある秘境の温泉でしたが、現在休業中で入浴することはできません。

 

 

それでは、箱根の名湯を楽しめる温泉旅館、日帰り温泉施設の中から、おすすめスポットを紹介していきましょう!


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