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横浜 の みなとみらい や東京町田市で温泉施設を展開する「万葉倶楽部」。
首都圏に位置する万葉倶楽部の湯が、実は「湯河原温泉」の湯を使用していることをご存知でしたか?
毎日大型のタンクローリーで湯河原の源泉を輸送し、各施設に供給しています。
湯河原温泉という名前は聞いたことがあるけれど、湯河原まで足を運んだ経験がある方はそれほど多くないかもしれません。
隣接する 箱根 ・ 熱海 はネームバリューが高く、温泉や観光スポットも充実しているため、湯河原の存在はどうしても薄れてしまいがちです。
本記事では、知られざる湯河原の魅力をご紹介します。
湯河原への玄関口は、JR東海道線・湯河原駅です。
東京駅からは新幹線で小田原駅を経由して55分、小田原駅からは東海道普通電車で17分、熱海駅からは同6分の道程です。
東京 方面から車を利用した場合、東名高速より小田原厚木道路を経由して、国道135号線に入る方法が一番わかりやすいです。
湯河原町内の移動は、公共交通機関を利用するなら「箱根登山バス」、「伊豆箱根バス」、「湯河原温泉バス」の3路線が運行しています。
レンタルサイクルを利用して周遊する方法もあります。
その場合、土地の起伏が激しいので、電動自転車をおすすめします。
湯河原を旅行で訪れる目的といえば、やはり温泉が一番に挙げられるでしょう。
そこで、湯河原温泉について詳しく説明します。
湯河原温泉は、数十万年前に活動を終えた湯河原火山の浸食カルデラ内に湧出している 温泉 です。
源泉は町内各地に点在し、「奥湯河原温泉」「湯河原温泉」「浜湯河原温泉」「伊豆湯河原温泉」に分かれます。
奥湯河原温泉が最も格式の高い温泉街となっており、伊豆湯河原温泉は静岡との県境(千歳川)を跨いでいるため、実際には熱海市にあります。
湯河原温泉がいつ発見されたかは諸説あり、はっきりしていません。
飛鳥時代の修験者・役小角が発見したという説や、奈良時代の高僧・行基や弘法大師・空海が発見した説など、様々な開湯伝説が存在します。
極めつけは、古タヌキが恩返しで教えたという説で、現在タヌキが湯河原温泉のシンボルになっています。
しかし、万葉の時代(7〜8世紀後半)には、その存在が知られていたことは確かなようです。
万葉集にも、「足柄の土肥の河内に出ずる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに」と詠まれています。
この詩に登場する「足柄の土肥」は、現在の湯河原を指しています。
長い間「秘湯」の趣があった湯河原温泉は、「傷の湯」と絶賛され、かつては武士が傷を癒す湯治場でもありました。
その泉質は、源泉温度33〜88℃の単純泉を主体とし、今では皮膚病、筋肉痛、リューマチ、神経痛、冷え性に効能があると言われています。
また、町営の日帰り温泉施設「こごめの湯」に名を残すように、「子宝」の湯としても知られています。
箱根や熱海のように大型ホテルはほとんど存在しませんが、古くからの日本旅館を中心として100軒近い宿があり、気軽に楽しめる日帰り入浴施設も複数存在しています。
湯河原は自然がとても豊かなところです。
箱根の外輪山から続く山々や、自然の恵みを活かした公園、雄大な相模湾の海岸を有しています。
ハイキングやトレッキングで山を満喫することも、海釣りや海岸散策することもできます。
四季折々の変化を感じながら、湯河原の自然を満喫できるおすすめスポットをご紹介します。
湯河原温泉街の中心部に位置する「万葉公園」は、湯河原の観光には欠かすことのできない必見スポットです。
この公園は、温泉街から朱塗りの橋を渡った千歳川沿いに位置しています。
湯河原は『万葉集』で唯一温泉について詠われている土地であり、その湯処・湯河原を象徴する公園として「日本の歴史公園100選」にも指定されています。
とても自然豊かな緑地公園で、万葉集に登場する80種類あまりの植物が植栽されており、特に紅葉の時期には抜群の美しさを誇ります。
毎週日曜日には「観光朝市」が開催され、湯河原ならではの海・山の幸や珍しいお土産を購入することができます。
広い園内には渓流もあり、川のせせらぎを聞きながらの心休まる散策を楽しめます。
また、園内には佐々木信綱や国木田独歩、東郷平八郎による碑のほか、法隆寺夢殿を模した「太子堂」、2・26事件の舞台となった「光風荘」などの歴史的建造物も存在します。
この中で、湯河原の歴史的な歩みを知ることができます。
他にもユニークな神社・パワースポットや足湯施設、茶室などが設置されています。
その中の一部をご紹介します。
朱塗りの鳥居が連なる「狸福神社」は、タヌキが御神体のユニークな神社です。
境内の至るところにタヌキの石像が設置されていて心が和みます。
この狸福神社は、縁結びにご利益のある神社として知られています。
御神体のタヌキは、漁師に撃たれて大怪我をしたタヌキが、湯河原の湯に浸かったところ傷が治ったという伝説に因むものです。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-43-7830 (湯河原惣研株式会社)
定休日 :
営業時間 :
料金 : 入場料無料(飲食、施設利用料は別途有料)
標高626mの幕山は、湯河原駅からバスで15分程度の場所に位置する湯河原のシンボル的な山です。
箱根山の側火山として形成された、お椀状の山頂が特徴です。
柱状節理の岩壁が山腹を取り囲み、それを歌舞伎の幕に例えたことが名称の由来となっています。
大自然に恵まれた場所であり、ハイキングやトレッキングが気軽に楽しめる山として知られています。
四季折々の草花を鑑賞しながらの散策のほか、山頂から眺める相模湾の眺望は絶景です。
幕山の麓、新崎川沿いにある「幕山公園」は、アスレチック場も併設されている自然公園です。
小川や池を配した散策路には四季の花が楽しめ、季節を味わいながらのんびりくつろぐことができます。
川幅2〜3mの新崎川は、河床を砂利で整備してあるため、夏場は子供たちが安心して川遊びを楽しめます。
少し上流にいくと落差3mの滝もあります。
自然散策、川遊びや釣り、アスレチックにハイキングと、子供も大人も一日中楽しめる公園です。
幕山公園は一年で一番華やかな時期は、2月上旬~3月中旬にかけての梅の季節です。
公園敷地内にある「湯河原梅林」は、白梅3300本、紅梅700本の梅が咲き誇り、幕山斜面が紅白の絨毯で彩られます。
周辺の梅の名所は、お隣の小田原市にある「曽我梅林」が有名ですが、こちらの美しさも負けてはいません。
この時期、「梅の宴」が催されて多くの観光客で賑わいます。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋951-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-63-2111(湯河原町観光課)
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 入場無料(2月上旬~3月中旬の「梅の宴」開催期間中のみ200円)
湯河原は、山や温泉だけでなく、海も楽しめる場所です。
相模湾に面した湯河原の海岸線は、人気の湘南海岸とは異なる落ち着いた佇まいがあります。
700mほど続く海岸線の最西部、静岡県との県境にある公園が「湯河原海浜公園」です。
雄大な相模湾を望み、県境となっている千歳川のすぐ向かい岸は熱海市となっています。
湯河原海浜公園は、黒松が美しく茂っていた往時の海岸をイメージした、30数本の黒松が目印の公園です。
園内にはテニスコート4面や、約7400平方メートルの芝生広場があり、遊びに散策、スポーツなどさまざまな目的で利用できます。
夏期にはプール(子供プール、25mプール、流れるプール)が営業します。
プールは、目の前が海という抜群のロケーションです。
また、通の間では釣りの好スポットとして知られています。
海岸線に沿って設置された「海岸散歩道」を散策してみるもの楽しいです。
爽やかな潮風に吹かれながら、のんびりと時間を過ごすのも、旅の醍醐味のひとつかもしれません。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町門川11番地
マップ : Googleマップ
アクセス : 「八幡神社」バス停より徒歩1分
電話番号 : 0465-63-0480
定休日 : 公園は無休
営業時間 : 24時間(園内施設は各施設により利用時間が異なる)
料金 : 入場料無料(有料で利用する施設あり)
湯河原一帯は、鎌倉時代の頃まで「土肥郷」と呼ばれており、地元豪族の土肥氏が統治していました。
平安時代末期の当主・土肥実平は、源頼朝の伊豆挙兵以来、源氏に味方して鎌倉幕府の樹立に貢献しています。
今でも湯河原の地名は、実平が支配していた当時の時代から受け継がれているものが多く残っています。
JR湯河原駅前に銅像が建てられるほど崇敬されている土肥実平。
その実平にゆかりが深い史跡やパワースポットをご紹介します。
五所神社は、湯河原随一のパワースポットとして、現在に至るまで篤く崇敬されている神社です。
その創建は古く、今から1300年以上前の飛鳥時代・天智天皇の御代に遡ります。
加賀(石川県)の住人・二見加賀之助重行によってこの地は開拓された時、土肥郷の総鎮守として祀られたのがはじまりとされています。
湯河原町の地名である「宮下」「宮上」は、この神社を境として海側・山側を分けたことに由来します。
祀られている御祭神は、以下の9柱です。
天照大神とその両親神・弟神をはじめ、日本神話でお馴染みの有名な神様がこれだけ祀られているとあれば、そのご利益は最高水準です。
古来から崇拝されている理由がわかります。
治承4年(1180年)、土肥実平は挙兵した頼朝を招き、きたるべき「石橋山合戦」の戦勝祈願の護摩の灯を焚いたと言われています。
その際に実平は、腰につけていた刀を社殿に納めたという逸話が残っています。
以来、歴代領主や藩主に深く保護され、「長寿長命の神」や「湯の産土神」として現在も崇敬を受けています。
五所神社のみどころは、樹齢850年と伝えられている楠の巨木「御神木の楠」で、樹高36m、胸高周囲8.2mの偉容を誇ります。
「かながわの名木百選」、「湯河原町の天然記念物」に指定されている御神木には神々しいオーラが漂います。
同じく樹齢850年と伝えられるイチョウの巨木とともに、樹に直接触れて、神様のパワーをいただきましょう。
また、境内には「七福神」が勢揃いしています。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下359-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-62-5869
定休日 : なし
営業時間 :
公式サイト : 五所神社
治承4年(1180年)、伊豆に流刑となっていた源頼朝は、平家討滅のため挙兵します。
伊豆の北条、湯河原の土肥らに担がれて、幸先のよいスタートでしたが、続く「石橋山の合戦」で大敗を喫してしまいます。
敗走する頼朝に従う手勢は、わずか7〜8騎、行動を共にしていた土肥実平に導かれて巌窟に逃げ込みました。
しかし、敵側の追っ手に見つかってしまい、まさに絶体絶命。
「しとどの窟」は、この時に頼朝が隠れていた巌窟だと言われています。
湯河原駅からバスで50分、バス停から徒歩20分と少し不便な場所にあり、夏でもひんやりしています。
巌窟の中には「土肥椙山観音像群」と呼ばれる多くの観音や石塔が立ち並んでいて、少し不気味な雰囲気が漂いますが、歴史好きの人にはたまらない所かもしれません。
しとどの窟の由来は、「しとと」とよばれる鳥の名前。
巫鳥と表記し、ホオジロ・アオジ・ノジコなどの野鳥の古称です。
追っ手が近付いた時にこの鳥が急に飛び出してきたので、人影がないものとして立ち去ったとされる故事に因みます。
追っ手の武将・梶原景時は、巌窟に頼朝が潜んでいることを確認しながらも、新しい時代の到来を期待し敢えて見逃したと言われています。
九死に一生を得た頼朝は、船で房総半島に渡り捲土重来の巻き返しに成功、鎌倉幕府を開きます。
この時に助けた梶原景時は、頼朝の最側近として重用され、鎌倉幕府の政治を動かすこととなります。
源義経のほか、多くの御家人を讒言によって失脚させたと伝えられる評判の悪い人物ですが、しとどの窟での決断がなかったら、歴史は大きく変わっていたかもしれません。
しとどの窟は、湯河原のほかに隣の真鶴町にもあり、どちらが本当なのかという議論があります。
現在では、敗走中の頼朝が複数の窟に身を隠しながら逃亡していたという説が有力です。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-63-2111(湯河原町観光課)
定休日 : なし
営業時間 : 24時間見学自由
料金 : 無料
湯河原は海の幸にも山の幸にも恵まれたところです。
相模湾から水揚げされる鮮度抜群の魚介類や、地場野菜は絶品。
そんな湯河原のグルメを満喫できる食事処をご紹介します。
また、湯河原にはB級御当地グルメも存在します。
全国的な知名度は今一つですが、味は絶品です。
湯河原を訪れたら、一度は味わってみてください。
すでにご紹介したとおり、名湯・湯河原温泉は「たぬき」によって発見されたとの伝説があります。
「担々焼きそば」は現在町おこしの一環として活躍しており、現在町内の10店舗で食べることができます。
店によって味付けは若干違ってきますが、練胡麻や豆板醤を主原料とした、香ばしくピリ辛な味付けが特徴です。
バリエーションも豊富にありますが、基本は下記の2系統が主流です。
今回は、その記念すべき「坦々焼きそば・第1号店」である「餃子ショップ」をご紹介します。
外観はありきたりの「町の中華屋さん」ですが、入口の”坦々焼きそば・第1号店”の文字が目につきます。
店名のとおり餃子も自慢のお店です。
こちらの坦々焼きそばは、温泉玉子系で、トッピングのゆで卵にこだわりがあります。
10年経っても腐らないといわれる伊豆・天城の天然水で茹で上げた、コシのある太麺が特徴です。
ピリ辛の味付けと、玉子のマイルドなカップリングは、一度食べたらやみつきになります。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目7-20
マップ : Googleマップ
アクセス : 湯河原駅より徒歩5分
電話番号 : 0465-62-4758
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00~19:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
相模湾を望む湯河原には、新鮮な海の幸を提供するお店がたくさんあります。
今回ご紹介する「うおたつ」は、老舗の鮮魚店・魚辰の直営店です。
相模灘や三浦半島沖で水揚げされた魚を中心とした、刺身やてんぶらなどを賞味することができます。
こちらのお店の看板メニューは、お店の名前を掲げた「うおたつ丼膳」3,100円(税込)です。
地魚を含めて9種類もの魚介類が盛ってあり、汁物、小鉢、茶碗蒸し、香の物が付いてきます。
値段は少し張りますが、「刺身膳」もおすすめです。
マアジ、白身魚、マグロ、帆立、アオリイカなど7種類の刺身が盛られた「松」は3,300円(税込)、4種類の「梅」は2,700円(税込)となります。
アジたたき膳や天丼膳、きんめの煮魚膳もおすすめです。
平日ランチ限定の「日替わり定食」は、1,000〜1,500円とリーズナブルな価格で提供されます。
「うおたつ」には、足湯を楽しめる特典があります。
店舗奥に足湯場が設けられており、食事をした人は無料で利用することができますよ。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上73-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-62-3113
定休日 : 火(第1・第3・第5)、水
営業時間 :
予算 : 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ
湯河原を代表するお菓子「きび餅」は、いくつかの和菓子店で製造販売されています。
「小梅堂」は創業1910年の老舗和菓子店。
当時の趣を残す外観は雰囲気抜群で、写真スポットとしても人気があります。
名物「きび餅」は、小梅道の初代が考案したと言われています。
小梅道のきび餅は、島崎藤村はじめ、この地で執筆していた文豪たちに好まれ、文豪のおやつと呼ばれてきました。
たかきび粉と白玉粉を混ぜてふっくら蒸しあげられ、香ばしいきな粉がたっぷりまぶされています。
くちどけが柔らかなきび餅は、甘さ控えめで誰にでも喜ばれる味なので、お土産に最適。
売り切れ次第閉店となるので、絶対に食べたいという方は午前中に訪れる事をおすすめします。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上483
マップ : Googleマップ
アクセス : 「公園入口」バス停より徒歩すぐ
電話番号 : 0465-62-3325
定休日 : 木曜日(毎月2回ほど水曜日休み)
営業時間 : 9:00~14:00 ※売り切れ次第終了
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
温暖な気候に恵まれた湯河原は、関東地方でも有数のみかんの産地として知られています。
湯河原町と隣接する熱海市の一部で生産される温州みかんは、「湯河原みかん」のブランド名で高い人気を誇ります。
愛媛 や 和歌山 など西のブランドみかんと比較すると、やや小ぶりで爽やかな酸味があるのが特徴です。
温州みかんは、湯河原で生産される代表的な柑橘類で、例年10〜12月に最盛期を迎えます。
この時期は、湯河原町内では「みかん狩り」を楽しむことができます。
湯河原で栽培される柑橘は、温州みかんだけではありません。
伊予柑・湘南ゴールド・せとか・ニューサマーなど、一年を通じて100種類以上の柑橘が栽培されています。
湯河原で生産された新鮮な柑橘をたっぷり味わえて、お土産にも最適なお店をご紹介します。
湯河原で生産される柑橘を味わい、お土産に買っていきたい、そんなときは「石澤商店」がおすすめです。
柑橘を専門に扱っている問屋ですが、その直売所の規模は倉庫一棟まるごと開放しています。
定番の温州みかんだけでなく、はるみ、セミノール、ゴールデンオレンジなど…初めて名前を聞くような珍しい柑橘も販売されています。
試食もできるので、どんな味がするのか試してみましょう。
しかも1山で200~300円とリーズナブルな価格で、家で食べるには充分すぎるほどのボリュームがあります。
シーズンによって、販売されている柑橘の種類は異なりますが、一年を通じて色々な柑橘を味わえることが魅力。
湯河原柑橘を使用したジャムなどの加工品も販売されているので、こちらもおすすめです。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-16-4
マップ : Googleマップ
アクセス : 湯河原駅より徒歩6分
電話番号 : 0465-63-3212
定休日 : 日曜日
営業時間 : 9:00~17:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード、電子マネー可(詳細は店舗にお問い合わせください)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
多くの文豪・著名人が愛した「万葉の湯」、湯河原温泉。
この名湯を気軽に楽しむなら、日帰り温泉がおすすめです。
幸いなことに、湯河原には魅力的な日帰り温泉施設が充実しています。
旅の合間に一息入れて、心身ともにリフレッシュしましょう。
「こごめの湯」は、湯河原町町営の日帰り温泉施設です。
万葉公園に隣接しており、観光のついでに温泉も気軽に楽しむことができます。
町営といっても、施設はとても充実しています。
男女ともに露天風呂を設置しており、周囲の森林の香りを感じながら疲れを癒せます。
特に万葉公園の紅葉の時期には、最高の眺望を楽しめます。
弱食塩水の泉質は、血行を促進させ、疲れの溜まった体を芯から温めてくれます。
リューマチ性疾患や運動障害、創傷、慢性湿疹、高血圧に効能が認められます。
温泉泥療法・ファンゴハウスも設置されており、こちらでは温泉泥を使用した最新の施術を体験できます。
休憩所や食堂からは、湯河原温泉の街並みや遠く相模湾を見渡せてロケーションも抜群。
一日中滞在しても、飽きることのない日帰り温泉施設です。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上562-6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-63-6944
定休日 : 月曜日
営業時間 : 9:00~21:00(最終受付20:30)
料金 :
公式サイト : こごめの湯
湯河原温泉での日帰り入浴を、もっと贅沢に楽しみたいのなら「ゆとろ嵯峨沢の湯」がおすすめ。
湯河原の温泉街からは少し離れていますが、小高い丘の上に位置しておりロケーションは抜群です。
何といっても、周囲にはみかん畑が連なっており、この場所から相模湾の雄大な眺望を楽しめます。
敷地内の地下約1100mに源泉があり、毎分320Lの弱アルカリ性単純温泉が湧出しています。
なめらかで優しい肌ざわりの泉質で、身体の芯から温まることができます。
しかも、こちらの温泉水は飲水することもできます。
「ゆとろ嵯峨沢の湯」は、温泉施設も充実しています。
特に男女交替制で入れ替わる2種類の露天風呂(ささはなの湯・こちょうの湯)は、こちらの自慢です。
「ささはなの湯」には、高さ4mから豪快に源泉が流れる打たせ風呂「大滝の湯」、気泡の刺激により爽快感が得られる「気泡の湯」が設置されています。
2つの浴槽に高低差をつけ、温泉の緩やかな流れに身体を預けながら入浴できる 「川風呂」は、大滝からの源泉が流れ込みます。
周囲には落葉樹が植樹されており、四季折々に異なる季節の風情を楽しむことができます。
岩をメインに造られた「こちょうの湯」には、「洞窟風呂」が設置されています。
洞内にたちこめる温泉の湯気は、気管機能を和らげるスチームサウナのような効果を期待できます。
源泉がしたたり落ちる「打たせ湯」も爽快です。
毎月奇数日は、「ささはなの湯」が女性専用、「こちょうの湯」が男性専用となり、偶数日はその逆となります。
「ゆとろ嵯峨沢の湯」は日帰り温泉施設ですが、コテージが設置されており、宿泊することも可能です。
基本は素泊まりプランとなりますが、食事を希望すれば和食・洋食・BBQから選択注文することができます。
大自然に囲まれたコテージに宿泊して、湯河原の湯を満喫するのも楽しいでしょう。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜1191
マップ : Googleマップ
アクセス : 「ゆうゆうの里」バス停より徒歩1分
電話番号 : 0465-62-2688
定休日 : 毎週木曜日(祝祭日をのぞく)
営業時間 : 10:00~21:00(最終受付20:30) ※土日は~22:00(最終受付21:30)
料金 :
公式サイト : ゆとろ
ゆったりと湯河原温泉の湯を楽しみたければ、ぜひ1泊だけでもしてみてください。
湯河原温泉には、リーズナブルな宿から高級旅館まで、様々なタイプの宿泊施設が100軒近くあると言われています。
ここでは、湯河原温泉の中でも、温泉はもちろん、温泉以外にも魅力がある宿を厳選してご紹介します。
趣のある老舗旅館が並ぶ、奥湯河原温泉。
静寂に包まれた大自然の中にひっそりと佇む「 結唯 -YUI-」は、20歳以上限定の大人の隠れ宿です。
東京から車で約90分、湯河原の奥地でありながら、山道を上って行くと箱根の芦ノ湖につながっているので、奥箱根とも言える立地。
毎月、数か月に一度、毎年、頻度は違えども足繫く通う顧客が多いそうで、リピーター率の高さは満足度の高さと言えるでしょう。
客室は本館の5室、2つの離れに6室の計11室。
人気が高いのは、2018年にオープンしたラグジュアリーな「離れ 紫葉」。
4つの客室棟はすべて広々とした1棟貸し切りタイプです。
それぞれに駐車スペースがあり、車で到着するとそのままお部屋でチェックインできるので、プライベート空間を守れます。
和室リビング、寝室、展望風呂、足湯、庭園が備わった、まるで別荘のようなつくり。
夕食は和食の匠が届ける「和の雅 結唯スタイル」。
料理人自らが市場で見極めた旬の素材を、和食の細やかな手仕事と洋食の技法を駆使し、和洋折衷の創作会席へと仕立てます。
刹那な絵画を思わせる、季節感溢れる美しい盛り付けも感動的。
器にも注目してみてください。
料理人が全国の窯元に出向き、陶芸家たちとの信頼関係から、優れた逸品を仕入れています。
さりげなく料理を引き立てる侘び寂びを心得た器たちと料理との饗宴をお楽しみください。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上683-25
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-63-6643
営業時間 : チェックイン 15:00~19:00/チェックアウト ~11:00
文人達が愛した湯河原温泉、特に明治中期から国木田独歩、夏目漱石、与謝野晶子、谷崎潤一郎など多くの文人が訪れ、創作の場、交友の場として発展してきたとう歴史があります。
富士屋旅館の歴史は古く、江戸後期にはすでに前身となる温泉宿がありました。
富士屋旅館としては明治9年に温泉旅館をはじめ、長きにわたり親しまれてきましたが、2002年に約130年の歴史にいったん幕を閉じています。
それから17年、リニューアルが決まったものの、手つかずの時期が長く建物の劣化が進み、修復工事は難航。
創業当時の物をなるべく残しつつ、当時を再現したり、現代風にアレンジしたりして2019年2月リニューアルオープンを果たしました。
大正12年に建てれた二階建ての楼閣風建築「旧館」、旧館と渡り廊下でつながる「洛味荘」、そしてロビーがある「新館」の3つの館から成っています。
おすすめは旧館。
客室の梁や欄間も、当時の物をいったん外して清掃して再利用し、縁側廊下などの建具にも繊細な組子細工の硝子戸を多用。
大正期にに建てられた上質な建物であり、近代和風建築を知る上の貴重な遺構と言われています。
令和初の登録有形文化財に選ばれた事もあり、旧館の部屋に泊まることが貴重な体験になりますね。
相模湾、東伊豆双方からの魚介類が豊富に入る湯河原。
鯵、金目鯛、あわび、伊勢海老など、刺身やしゃぶしゃぶで楽しめます。
中でも、宿の自慢の逸品は、金目鯛しゃぶしゃぶ。
脂がのった金目は、温かい出汁または、さっぱりと氷出汁にくぐらせていただきます。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上557
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0465-60-0361
営業時間 : チェックイン15:00〜15:30/チェックアウト11:00
老舗旅館が多い湯河原に、令和元年、センセーショナルに登場した「三輪 湯河原」。
坂の上に位置する「三輪湯河原」は、山の曲線を引き立てる直線の建築。
窓のない正面をくぐる先には、雄大な山の端とくつろぎの空間が広がります。
客室は全17室。
写真は1階の「木立のツイン」。
源泉かけ流しの湯が楽しめる露天風呂は、白い正円が滑らかで優しい肌触りの湯船。
シモンズ社製のセミダブルベッドが2台とソファーベッド1台の定員3名のお部屋です。
シンプルモダンなお部屋にはこだわりの家具が配され、鳥のさえずりや木々の間から差し込む光が、忙しい日常を遠くへと運んでいきます。
夕食は旬を取り入れた和食にイタリアの食材を合わせ、新たな湯河原の味を楽しむ全10品の創作コース。
山と海に恵まれた湯河原には美味しい食材が溢れています。
近海で水揚げされた天然地魚を中心に、こだわりの食材でおもてなしの一皿を作り上げています。
このコース料理に魅了され、リピーターになる人もいるほどなので、グルメな方はぜひお試しください。
住所 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上206
マップ : Googleマップ
アクセス : 「理想郷」バス停より徒歩10分
電話番号 : 0465-46-6111
営業時間 : チェックイン 15:00~18:00/チェックアウト 11:00
知られざる湯河原の観光・グルメスポットや、おすすめのホテル・旅館をご紹介しました。
本記事を通して、湯河原に行ってみたいと思って頂けたら幸いです。
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最終更新日 : 2024/03/05
公開日 : 2018/12/09