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長崎県は九州地方の南西部にあり、五島列島・壱岐島・対馬などをはじめ、971もの島々を有しています。
今回は長崎県を「長崎市内」「佐世保」「平戸」「島原・雲仙」「離島」のように5つの地域に分けて、おすすめの観光スポットを詳しくご紹介します。
長崎といえば、ずばり異国文化。
鎖国時代の中でも、日本で唯一海外に港が開かれ、様々な人や文化が行き交いました。
その長崎の文化交流の中でも、日本の「和」・中国の「華」・オランダの「蘭」が交わった文化が長崎文化と言われており、これが「和・華・蘭」文化と呼ばれています。
特に出島のある長崎市内では中国とオランダの文化が根強く残っています。
上の写真は長崎ランタンフェスティバルが行われた時のもので、中国に影響をうけた色鮮やかなお祭りを楽しむことができます。
長崎ちゃんぽんや皿うどんは、長崎の和・華・蘭文化の象徴とも言えます。
長崎ちゃんぽんは、お金のない中国からの留学生に安くて栄養のある物を食べさせたいという思いで、いろんな食材を入れて生まれたのです。
また、長崎市内の中華街では中国の食文化を堪能することができ、色々な国の文化を楽しむことができます。
異国情緒あふれるスポットが多く、最低でも2〜3日かけてじっくりと巡りたいのが長崎市内です。
グラバー邸に大浦天主堂、眼鏡橋に夜景の美しい稲佐山など、見どころがいっぱい。
そんな長崎市内の観光の前に、まず最初にご紹介したいのは、長崎市内観光の足となる路面電車です。
ちょっとレトロな雰囲気が良いですよね。
旅行にかかる移動賃金をぐっと抑えて、長崎駅周辺の街並みをゆっくりと見られる路面電車。
時間に囚われない旅行をしたい時は、ぜひチェックしてみてください。
1回の利用料金は、大人140円(子ども 70円)ととってもリーズナブル。
1日券は600円なので、路面電車での移動を考えているなら、1日券の購入も検討してみる価値ありです。
JRの駅と長崎駅間瀬の路面電車の駅は、歩道橋で直結しています。
到着して路面電車乗場を探さずに移動できるのは、とても魅力的。
運行本数が多く、車両自体の種類もたくさんあります。
昔は日本各地で運行されていた路面電車ですが、時代の流れと共にその姿を見かける機会は減り、現在では全国的に限られた都市でしかお目にかかれない存在となりました。
童心を呼び覚ますレトロな乗車体験は必見です。
長崎市を訪れるなら、ぜひ路面電車を利用してみてくださいね。
長崎の夜景は、2012年10月5日に開催された「夜景サミット2012 in 長崎」において、香港、モナコと共に「世界新三大夜景」に選ばれました。
稲佐山は、世界三大夜景である長崎市の、夜景観賞に大人気のおすすめ観光スポットです。
標高33メートルの山頂から長崎市内全景を360度のパノラマで望むことができ、天候の良い日は雲線・天草・五島列島までも遠望できます。
また、1000万ドルの夜景と言われる長崎の夜景のビュースポットとして有名です。
展望台には、休憩スペースや展示スペース、レストランがあります。
長崎駅から稲佐山へのアクセスは、車、バスで行く方法、バスとロープウェイを使う3つの方法がありますが、ロープウェイで行く方法が景色も綺麗でおすすめです。
バスで稲佐山バス停まで行き、そこから歩いて展望台に行くこともできますが、20分ほど山の中の階段を上ることになるので、動きやすい服装で行かれると良いでしょう。
また、稲佐山展望台から夜景を見る際は、風が吹き寒くなることが多いので、暖かい服装で足をお運びください。
移動時間は旅を楽しむ上でも重要な時間になりますが、やはり地に足をつけて外の空気を吸うとホッとしますよね。
稲佐山に到着後、風景を十分に楽しんだ後は稲佐山展望台で休憩しましょう。
展望台には屋上があり、そこからの景色は言うまでもなく絶景。
また、展望台内にはレストランもあるため、夜景を見ながらのロマンチックに食事を楽しむことができます。
なお、展望台にはレストランの他にトイレも完備されています。
こういうところの展望台は衛生面で不安が…という方もいると思いますが、稲佐山展望台は非常によく整備されているため心配いらないでしょう。
稲佐山展望台は、整備が行き届いているだけでなくちょっとした遊び心もあります。
それが、ハートの照明です。
稲佐山展望台付近は、夜訪れる方も多くいるため床照明もたくさん設置されています。
その数ある床照明の中には、一つだけ中がハートの形になっているものがあります。
普通の床照明とは光の色が異なり、ハートの照明のみピンク色に輝いているので夜間は見つけやすいかもしれません。
日中は少し探しにくいかもしれませんが、記念にぜひ見つけたいものです。
数ある床照明の中からたった一つのハートの照明を探して、記念写真もばっちり撮りましょう。
住所 : 長崎県長崎市稲佐町364
マップ : Googleマップ
長崎駅からのアクセス :
電話番号 : 095-861-7742
営業時間 :
入場料 : 無料
注意点 :
公式サイト : 長崎ロープウェイ
長崎は異国文化との交流が深かったため、教会が沢山あります。
その中でも、長崎の歴史を象徴しているのがこの二十六聖人記念館です。
ここでは、日本におけるザビエルの渡来から明治時代までのキリスト教の歴史が紹介されています。
日本では、ザビエルによりキリスト教が布教されました。
後にキリスト教は弾圧され、その中での二十六聖人が殉教しました。
その後、潜伏キリシタンの祈りから明治時代の信仰の復活までの歴史が、多数の資料を通じて紹介されています。
記念館の外には二十六聖人を称える記念碑が建てられています。
記念館の周辺は装飾が非常に凝っているため、中に入らず外観を眺めるだけでも長崎の異国文化を楽しめる観光スポットになっています。
記念館の隣にある聖フィリッポ教会は拝観料無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
住所 : 長崎県長崎市西坂町7-8
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 095-822-6000(長崎巡礼センター)
定休日 : 年末年始(12/31~1/2)
営業時間 : 9:00~17:00(二十六聖人記念館)
料金 : 二十六聖人記念館:一般500円・中高生300円・小学生150円/聖フィリッポ教会:無料
公式サイト : 二十六聖人記念館
眼鏡橋は、1634年に興福寺の黙子如定禅師が架設しました。
長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mで日本初のアーチ式石橋として有名です。
川面に映った影が双円を描き、「メガネ」に見えることから、この名前が付きました。
日本橋・錦帯橋と並び、日本三大名橋と言われています。
現在は国の重要文化財に指定されています。
眼鏡橋をはじめとする中島川護岸には、ハートストーンがあります。
このハートストーンは、パワースポットとして人気を集めているので、ぜひ探してみてください。
所在地 : 長崎市魚の町と諏訪町の間
アクセス :
電話番号 : 095-829-1193(長崎市文化財課)
公式サイト : 眼鏡橋
長崎駅に降り立った際に、まずここで長崎の雰囲気を感じる方も多いのではないでしょうか。
駅周辺にはタクシーや路面電車も通っているので、交通の便も充実しています。
行きたいと思っている場所へのアクセス方法がわからないという場合も、案内所があるのですぐに確認することができますよ。
アミュプラザ長崎は5階建てになっていて、1階にはお土産やフードコートだけでなく西友も入っているので、何か買い忘れがあった時でも安心です。
旅行した際にお土産を一か所ですべて買い揃えたいのであれば、荷物を持ち歩く時間が少ない帰りの時にアミュプラザ長崎の1階でお土産を買うこともできます。
1階にはお土産ショップやフードコートを合わせて、26店舗ものお店が入っています。
種類も豊富なので、購入したいお土産もゲットできるでしょう。
電車までの時間を潰す場合も、アミュプラザ長崎にはアパレルショップや本屋さんなども入っているためちょうど良いです。
カフェも入っていて、ちょっとした仕事時間にも有効利用が可能となっています。
授乳室や車いすもあり、どんな年齢層の方も楽しむことのできる駅ビルです。
長崎のお土産は色々なものが挙げられます。
その中でも有名なのがカステラです。
中でも人気なのが、文明堂のカステラ。
上品な甘さで、大人から子どもまでがおいしくいただけます。
観光プランや仕事の事情で文明堂本店に立ち寄ることができないという方もご安心ください。
アミュプラザ長崎内に文明堂が入っています。
文明堂ではカステラはもちろん、「桃カステラ」や「カステラ巻き」などラインナップも豊富です。
住所 : 長崎県長崎市尾上町1-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR長崎駅直結
電話番号 : 095-808-2001
定休日 : 無休
営業時間 :
公式サイト : アミュプラザ長崎
グラバー園は、スコットランドから渡来したトーマス・ブレーク・グラバーの住まいで、1863年に建設されました。
外国人居留地の雰囲気そのままで、異国情緒あふれる素敵な観光スポットです。
ここある「旧グラバー住宅」は、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭 産業」の一つとして「世界遺産」に登録されています。
グラバー園内には、その他の世界遺産の展示や、軍艦島で撮影されたビデオなどが紹介されています。
長崎市内のその他の世界遺産に行かれる方にもおすすめの場所です。
園内では有料でドレスの貸出と写真撮影を行っているため、ドレスで歩く人をあちらこちらで見ることができます。
グラバー園の敷石には、2つのハート型の石が埋まっているので、ぜひ探してみてください。
住所 : 長崎県長崎市南山手町8番1号
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 095-822-8223
定休日 : 年中無休
営業時間 :
料金 : 大人 620円、高校生 310円、小・中学生 180円
公式サイト : グラバー園
1896年(明治29年)に建てられた、船の乗員たちのための宿泊所です。
クラバー園の敷地内に建てられており、園内の最上部にあります。
木造2階建てで、2階のベランダからの景色は絶景です。
施設の前には広い庭と大きな池が広がっていて、落ち着きのある雰囲気。
坂道が多いので、一息つきましょう。
池の鯉には100円で餌やりもできます。
2階からの景色は絶対見ておきたいですね。
晴れた日には対岸まではっきりと見渡せる絶景です。
住所 : 長崎県長崎市南山の手町8番1号(グラバー園敷地内)
マップ : Googleマップ
電話番号 : 095-822-8223
営業時間 : 8:00~18:00(その他夜間開園あり)
料金 : 大人:620円/高校生:310円/小・中学生:180円
公式サイト : グラバー園
創建150年の大浦天主堂は、美しい異国風の建物で、歴史文化都市である長崎のシンボルです。
幕末の開国にともなって造られた長崎居留地の中に、在留外国人のために建設されました。
中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の建築としては、国内現存最古の教会です。
聖堂内を飾るステンドグラスは、約100年前のものも存在します。
1933年に国宝となりましたが原爆で被害を受け、1953年に日本最古の現存教会建築として国宝に再度指定されました。
2018年に念願がかなった形で、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録され、大浦天主堂はその構成資産の1つとして認定されました。
登録名にある「潜伏キリシタン」とは、禁教令の時代にも信仰を捨てず潜伏し、開教後にカトリックに復帰した人たちのことを指します。
開教後もカトリックに復帰せずに自らのスタイルの信仰を続けた「隠れキリシタン」とは一線を画します。
大浦天主堂が建立された時に、15名の日本人が「自分たちは本当はキリスト教徒である」と名乗り出たことは、信徒発見の奇跡として語り継がれています。
この出来事こそが、まさに「潜伏キリシタン関連遺産」の要となる資産。
2018年4月からは「キリシタン博物館」が併設され、日本におけるキリスト教の歴史や潜伏キリシタンについての詳しい資料などが展示されています。
この世界遺産に興味がある方は、大浦天主堂から観光をスタートさせるのがおすすめです。
大浦天主堂の近くには、お土産が沢山売っている「グラバー通り」があります。
グラバー園通りから大浦天主堂まで徒歩5分、そこからグラバー園まで徒歩5分と非常に近いです。
グラバー園通りでお土産を買い、大浦天主堂、グラバー園を観光するコースは、長崎の主要な観光スポットを巡ることができますよ。
住所 : 長崎県長崎市南山手町5-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 095-823-2628
営業時間 : 8:00~18:00(拝観受付・最終入場は17:30まで)
料金 : 大人 1,000円・中高生 400円・小学生 300円
公式サイト : 大浦天主堂
続いての長崎のおすすめ観光スポットは、長崎新地中華街です。
中華街は、大浦天主堂から徒歩15分、眼鏡橋から徒歩10分程度で行くことができます。
長崎の異国交流を象徴する中華街は、中華のお店が立ち並んでおり、食べ歩きをすることができます。
中でも一口餃子がおすすめです。
長崎ランタンフェスティバルの際には、中華街一体にランタンが輝きとても幻想的です。
中国の旧正月にあたる1月下旬から2月上旬にわたり開催されますので、この時期に旅行されることをおすすめします。
住所 : 長崎駅長崎市新地町
マップ : Googleマップ
アクセス :
公式サイト : 長崎新地中華街
オランダ坂は重要的建築物保護区に含まれている、歴史的にも価値の高い場所となっています。
雰囲気も抜群で、まるでどこかの外国にいるかのような気分になれますね。
オランダ坂という名前は、オランダ風に道が整備されているためではありません。
開国間もない江戸時代の日本人が、西欧人の方を「オランダさん」と呼んでいたことが道の名称の由来となっています。
今でこそ海外出身の方を国名などを利用して呼び方を呼び分けていますが、江戸時代・明治時代の日本人の目には アメリカ や イギリス 、そして オランダ の方もみんな大きなくくりで外国の人と認識していたのかもしれません。
また、開国間もない日本、とりわけ長崎はオランダとの貿易なども盛んにおこなわれていたため、「アメリカ」「イギリス」よりも「オランダ」の存在感が大きかったのかもしれませんね。
オランダ坂の周辺には西欧風の建築物が15棟程建ち並んでいて、高台にあることもあり海が見えます。
このロケーションの素晴らしさは、開国後日本を訪れた当時の海外の方も気に入り、高台に邸宅を構える方が数多くいたほど。
快晴時や夕日が沈む頃も申し分ない情景で、長崎らしさを感じることができます。
また、雨の時や雨上がりなどでしっとりと石畳が濡れている様子は、さらに風情を感じられるとして人気が高いんです。
観光客だけではなく、この地域に暮らす方も日常的に利用している道なので、撮影の際には周囲の状態に気を付けましょう。
1986年(昭和61年)に「日本の道100選」にも選ばれているので、グラバー園や大浦天主堂を訪れる際にはぜひ歩いてみてください。
祈りの丘絵本の森美術館は、絵本をテーマとした美術館です。
グラバー通りにあり、洋風建築の中にも和の心を忘れない瓦を使用した建物が、異国情緒豊かな長崎らしさを感じさせてくれます。
館内は子ども用の絵本専用ブースの1階と、絵本作家などの絵を展示している2階・3階に分かれています。
絵本好きなお子さんはもちろん、女性からも人気なスポットです。
人気とは言っても、人がたくさんいてごった返しているというわけではありません。
観光地長崎の賑やかさから少し離れた、物静かな空間を楽しめる場所となっています。
1階部分の絵本コーナーは入場無料となっているため、絵本好きな方はぜひチェックしてみてください。
その数は約4,000点。
数にすると約10,000冊の絵本や子どもの本が常備されています。
ポストカードの販売も行っていますよ。
2階以降の展示スペースでは、絵本の原画を見ることができます。
普段触れることのできない原画を見ることで、絵本の舞台裏に触れられたような気持にもなれるので、より一層絵本への愛着も湧いてきますね。
企画展示なども随時行われているため、国内外の絵本の原画を数多く見ることができます。
館内の雰囲気はもちろん、外観の雰囲気もばっちり。
春夏秋冬、草花が生い茂り、小さなお庭を楽しむことができます。
中でも初夏を迎えるころに生い茂るツタは、建物を覆い雰囲気も抜群。
ほかの時期では味わえない、少し怪しげでワクワクする外観も、時期が合えばチェックしてみてください。
住所 : 長崎県長崎市南山手町2-10
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車・5系統「大浦天主堂下」下車徒歩3分
電話番号 : 095-828-0716
休館日 : 毎週月曜・展示入替日・年末年始
開館時間 : 10:00~17:30(最終入館 17:00)
料金 : 大人:300円/子ども(小・中・高校生):200円
公式サイト : 祈りの丘 絵本美術館
浦上天主堂は、建物とステンドグラスがとても美しいことから、多くの人が訪れる長崎の観光名所となっています。
また、それだけではなく原爆の悲惨さを物語る教会としても有名です。
浦上天主堂は、1914年に東洋一のレンガ造りのロマネスク様式大聖堂として建設されましたが、1945年に原爆で建物は破壊されてしまい、左塔のドームは爆風で落下し崩落しました。
現在の建物は1959年に鉄筋コンクリートで再建されたもので、1980年にレンガタイルで改装し、当時の姿に似せて復元されました。
今も原爆の爆風に耐えた右塔のアンジェラスの鐘は、当時のまま音を響かせており、入口両側には被爆した旧天主堂のマリア像とヨハネ像が安置されています。
館内のステンドグラスは、昼時には床面にステンドグラスの模様が映り非常に美しいです。
また、夕刻になると館内全体がステンドグラスの色で輝き幻想的です。
建物の美しさを感じることはもちろんですが、この教会を通して、戦争について考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。
住所 : 長崎県長崎市本尾町1-79
マップ : Googleマップ
アクセス :
定休日 : 無休
内覧時間 : 9:00~17:00
拝観料 : 無料
ミサの時間 : 土曜 19:00/日曜 6:00・7:30・9:30・18:30
公式サイト : 浦上天主堂
1945年8月9日午前11時2分、第二次世界大戦中、日本で2ヶ所目となる原子爆弾がここ長崎に投下されました。
原爆の犠牲者を偲び、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、平和への願いを込められて作られたのがこの公園です。
長崎市民の平和への願いを象徴する高さ9.7メートルの平和記念像は、この像を神の愛と仏の慈悲を象徴となっています。
点を指した右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばした左手は「平和」を表しているそうです。
毎年8月9日の「長崎原爆の日」には、この場所で平和記念式典が行われ、全世界に向けて平和宣言を発表します。
原爆により被爆した人たちの多くは、水を求めながら亡くなりました。その霊に水を捧げて冥福を祈るのがこの平和の泉です。
平和公園には、このほかにも原爆に関する様々な展示がされています。
また、近くの原爆資料館では、落とされた原爆のレプリカや、原爆投下時刻で止まった時計などの展示がされており、海外からの観光客もたくさん訪れています。
この悲惨な歴史を繰り返さないために、誰もが知っておくべき歴史が刻まれた場所です。
住所 : 長崎県長崎市松山町
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車 1・2・3系統「平和公園」下車徒歩8分
電話番号 : 095-829-1162(長崎市土木部総務課)
公式サイト : 長崎平和公園
戦争の傷跡、戦争の恐ろしさや爆弾の構造などについて、詳しく知ることができます。
毎年学生の修学旅行の場所として選ばれていて、学生にもわかりやすいように、視覚からも戦争の恐ろしさを感じることができます。
原爆を投下されたのは広島だけでなく、長崎にも悲惨な現場が広がっていたということを学ぶことのできる施設です。
核ミサイルの構造なども、詳しく知ることができます。
改めて戦争や核爆弾の恐ろしさが伝わってきます。
戦争の悲惨さなども写真付きで学ぶことができます。
学生さんの修学旅行と一緒になることも、時期が重なればあるかもしれませんね。
平和を願う折り鶴も、こんなにたくさん寄せられています。
住所 : 長崎県長崎市平野町7-8
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車1・2・3系統「原爆資料館」より徒歩5分
電話番号 : 095-844-1231
休館日 : 12月29日~12月31日
営業時間 :
料金 : 一般 200円/小・中・高校生 100円
公式サイト : 長崎原爆資料館
平和公園からほど近く、歩いても行ける距離にあるロープウェイです。
標高はそう高くありませんが、とてもきれいな風景を目にすることができます。
風情もあり、昼と夜とで風景の表情を変えるのもポイント。
美しい長崎の町並みを見ることで、改めて平和の大切さをかみしめることもできる場所ですね。
ロープウェイ乗場は、長崎らしい雰囲気もしっかり感じられます。
吊り下げられた提灯はとても可愛らしいですね。
昼間のロープウェイからの風景。
街並みや海、山などを一望できます。
晴れている時にぜひ訪れたいスポットです。
夜も絶景です。
家族はもちろん、カップルなどでも訪れたい素晴らしさ。
住所 : 長崎県長崎市淵町8-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 長崎バス3・4番系統(下大橋・下江原・相川行き)で「ロープウェイ前」下車徒歩2分
電話番号 : 095-861-3640
営業時間 : 9:00~22:00(12月初旬は定期整備のため運休)
料金 :
公式サイト : 長崎ロープウェイ
野口彌太郎と長崎の関わりは、彼が12歳の頃から始まります。
彼は体が弱く、その体質を心配した父親が自分の故郷である長崎に彌太郎と弟を連れて転勤。
その後、彌太郎は大学進学に失敗したことで画家になることを決意します。
戦後は度々長崎を訪れ、長いときは数か月滞在して絵を描くこともあったと言われています。
長崎の穏やかな雰囲気が彌太郎にはぴったりだったようで、一生を終えるまで長崎を愛していました。
野口彌太郎記念美術館そのものは大きいものとは言えませんが、館内には野口彌太郎の世界が心地よく広がっています。
40点ほどの絵画が展示されていて、画家になった当時のものからヨーロッパ滞在中に描いたものなど、水彩画や油絵を見学することができます。
住所 : 長崎県長崎市大浦町1-37
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車 1・2・3系統「原爆資料館」下車徒歩3分
電話番号 : 095-824-8209
休館日 : 毎週月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
営業時間 : 9:00~17:00(最終入館16:30)
料金 : 一般:100円/小・中学生50円
公式サイト : 野口彌太郎記念美術館
戦争は国の勝敗という結果以外は何も残らず、尊い命が無数に奪われ土地は壊滅的な被害を受け、生き残った命にも生涯癒えることのない傷を残してしまいます。
原爆を投下された長崎は、 広島 同様に壊滅的被害を受けました。
その悲惨さを忘れないためにも、様々な施設が設けられています。
戦争の恐ろしさは絶対に忘れてはなりません。
後世に伝えていくべきことであり、核爆弾の被害などは凄まじいものがあります。
しかし、何より忘れてはならないのは、その原爆によって失われた命のこと。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館は、原爆の被害によってこの世を去ってしまった尊い命を慰め、今の平和を伝える場でもあります。
館内は静かで厳か。
息をのむような雰囲気も漂っています。
まだまだ未来に心躍らせていたであろう数多くの命が、ここに眠っています。
もう戦争は起きませんように。
色々な思いを込めて訪れて祈りを捧げ、これからの未来の平和を願いましょう。
住所 : 長崎県長崎市平野町7-8
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車 1・3系統「原爆資料館」下車徒歩4分
電話番号 : 095-814-0055
休館日 : 年末年始(12月29日~12月31日)
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
崇福(そうふく)寺は、寛永6年(1629)に築かれた黄檗(おうばく)宗の寺院です。
当時、長崎にいた中国・福建省の人々らが福州人の菩提寺として建立したのがはじまりとされています。
長崎市内には唐寺が4ヶ所あるのですが、中でも有名であるのが崇福寺と興福寺。
ご存知の通り、かつて日本では江戸時代を中心に禁教令が出され、キリスト教の信仰が禁止されていました。
長崎を含む国内各地ではキリスト教徒への迫害が起こり、約250年にもおよぶ禁教下で多くの人々が殉教または改宗を迫られたと言います。
当然、疑いの目は日本人だけでなく唐人にも向けられました。
既にお気付きの方も居るとは思いますが、市内で見られる唐寺は中国人が自身が仏教徒であることを示すために建立したものなのです。
それぞれの寺院は中国人の出身地別に造られたのだとか。
例えば、興福寺は南京地方出身者の建立によるもので「南京寺」という名で親しまれています。
それと同じように、崇福寺は「福州寺」という愛称でお馴染みなのだそう。
これらを含む長崎の唐寺は海の神様を祀る媽祖(まそ)堂を有するという特色を持ちます。
当時はここで唐船主たちが航海安全を祈っていたそう。
崇福寺の楼門の向こうには国や県の文化財として登録されている貴重な建造物が多くあります。
また、第一峰門と大雄宝殿は国宝に指定されているのでお見逃しなく。
住所 : 長崎県長崎市鍛冶屋町7-5
マップ : Googleマップ
アクセス : 長崎駅から路面電車(崇福寺行き)乗車で12分、「崇福寺」電停下車徒歩3分
電話番号 : 095-823-2645
定休日 : なし
営業時間 : 8:00~17:00
料金 : 大人300円/高校生200円/小・中学生無料
長崎市の西側に位置するこの地域では、軍艦島、伊王島、高島が観光地として有名です。
軍艦島は炭鉱の町として知られており、独特の雰囲気を味わうことができます。
また、伊王島、高島はシュノーケルができることでも有名です。
軍艦島上陸クルーズを利用すると、軍艦島、伊王島、高島を巡ることができます。
今回は、軍艦島と伊王島のおすすめ観光コースを紹介します。
日本は、19世紀後半から20世紀の初頭にかけて、西洋技術を導入することで西欧以外の地域で初めて産業革命を成し遂げました。
軍艦島も、その歴史を物語る重要な遺産群として世界遺産に登録されました。
また、日本最古の鉄筋コンクリート造の高層アパートとして、建築業界でも注目を集めています。
「端島」とも呼ばれる軍艦島は、小さな海底炭鉱の島でした。
護岸が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
明治23年に、石炭の採掘が開始された軍艦島では、最盛期の1960年には約5,300人もの人が住んでおり、東京都区部の約9倍もの人口密度に達しました。
島の半分以上は鉱場で、その残りの土地に社員寮や学校、病院などを立てていたため、島全体が家族のように暮らしていたそうです。
商店や映画館などの娯楽施設もそろっており、生活はすべて島全体で賄えるようになっていました。
アパート以外の建物の骨組みは、鉄筋ではなくレンガや廃材などで代用しているため、もろく崩れ落ちています。
軍艦島に上陸し、一番奥まで進むと、1916年に建てられた7階建ての30号棟アパートを見ることができます。
これが、日本最古の鉄筋コンクリート造の高層アパートと言われています。
中庭には吹き抜けの廊下と階段がありますが、島のほとんどが立ち入り禁止区域となっているため外観しか見ることができません。
軍艦島へは船でしか行けないため、様々な会社が開催している軍艦島ツアーを予約しなければならず、ツアーの内容も様々です。
なお、軍艦島に降り立つことができる「軍艦島上陸ツアー」と、軍艦島を船の上から眺める「軍艦島周遊ツアー」の2種類があります。
軍艦島ツアーは午前の部と午後の部で開催されているものが多く、3時間ほどかかることもあるので、時間と相談して選んでみてください。
また、軍艦島ツアーでは、「高島」や次にご紹介する「伊王島」に寄るツアーもあります。
「伊王島」に寄る場合は、専用のツアーを申し込まないと行くことができないため、あらかじめ調べてから予約することをおすすめします。
天候の影響で波が高くなると、島に上陸できない場合もあります。
その場合は、軍艦島の周りを一周するだけになるので、どうしても上陸したい場合は、天気が崩れやすい季節を避けるようにしましょう。
また、軍艦島ツアーは非常に人気で、ハイシーズンの休日や祝日などは数か月前しか予約が取れない場合があるので、早めの予約がおすすめです。
住所 : 長崎県長崎市高島町字端島
マップ : Googleマップ
軍艦島ツアー出発地点 : 長崎港(集合場所は各社にお問い合わせください)
アクセス : 長崎港から各社が催行している軍艦島ツアー(要予約)を利用
各船会社のご案内 :
ツアー料金の目安 : 約3,500円~4,500円
公式サイト : 軍艦島
伊王島は、長崎本土と結ぶ伊王島大橋が開通して車で30分ほどでアクセスが可能になりました。
カトリック教徒が多いことで知られており、洋風の建物が立ち並んでいます。
海を見渡せば透明度が高い海が広がり、外国に来たような風景を楽しむことができます。
伊王島では、釣り、シュノーケル、海水浴、ダイビング、温泉と、アクティビティが沢山あります。
特におすすめなのが、 i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ) (旧名:長崎温泉やすらぎ伊王島) です。
長崎市内から伊王島大橋を渡り車で30分の場所にある天然温泉のリゾートホテル。
100パーセントかけ流しの温泉で、海を長めながら露天風呂を満喫できます。
また、日帰り天然温泉「島風の湯」があり、露天風呂も人気。
伊王島からは、軍艦島ツアーの船も出ているので、これもおすすめの観光コースです。
住所 : 長崎県長崎市伊王島町1丁目3277-7
マップ : Googleマップ
アクセス :
鎖国下に、諸外国との交流が唯一許された長崎には中国やオランダの影響を受けた食文化が根付いています。
「長崎の文化はこれらの国なしには語れない」といっても過言ではないほど。
長崎は日本に位置しながらも「和・華・蘭」という3つの要素で構成されている大変興味深い土地なんです。
ここでは、長崎市内を訪れるなら欠かせない定番のご当地グルメをご紹介します。
長崎市内の中華料理店「四海樓」の初代店主が、留学生たちに安くて栄養のあるものを食べさせたいと、福建省の料理をヒントに考案したのが発祥だと言われています。
たっぷりの野菜に豚肉や魚介類、蒲鉾などをラードで炒め、鶏ガラと豚骨でとった白濁スープで味を整えてから、ちゃんぽん麺を投入して煮込んで完成です。
具沢山で食べ応えがあり、もちっとした太麺との相性は抜群。
今や全国チェーンとなった長崎発の「リンガーハット」のおかげで、各地域で食べることが出来るようになった長崎ちゃぽんですが、本場で食べる味はやはりひと味違います。
ちなみに、同じ具材を半量のスープで煮込んでから片栗粉でとろみをつけてから、揚げた細麺にかけたものが皿うどんで、こちらも四海樓で考案されました。
長崎では皿うどんにはウスターソースが常識なので、ぜひトライしてみてください。
どこで食べてもレベルの高い長崎ちゃんぽんと皿うどんですが、せっかくなら発祥のお店に行ってみてください。
住所 : 長崎県長崎市松が枝町4-5
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アクセス : 路面電車・5系統「大浦天主堂」下車徒歩すぐ
電話番号 : 095-822-1296
定休日 : 不定休、年末年始
営業時間 : 【ランチ】11:30~15:00【ディナー】17:00~21:00(ラストオーダー20:00)
公式サイト : 四海樓
トルコライスというと、大阪市や神戸市でも見られますが、お皿に乗っている食べ物が異なります。
長崎のトルコライスは、チャーハンやカレーピラフの上に、とんかつとスパゲッティが乗っているボリューミーなもの。
お店によってカレーがかかっている場合もあり、トッピングは各お店で若干内容が異なります。
男性からの支持もあり、長崎ならではの進歩を遂げたご当地グルメです。
なお、トルコライスがいただけるのは長崎全体ではなく主に長崎市が中心となります。
また、九州の他県で「トルコライス」はご当地グルメではないので、なかなかお目にかかることがありません。
お腹がペコペコな時や、ご当地グルメを食べたい時におすすめの一品です。
長崎市内には、トルコライスを提供している飲食店がいくつもあります。
ニッキーアースティンは市内で不動の人気を誇るトルコライスの人気店です。
美味しいお食事とバラエティー豊富なメニューが評判であり、その種類は約180種類を超えるそう。
こだわり派の方には、沢山の選択肢から選べるのでおすすめです。
観光でたくさん歩いた後は、ボリュームたっぷりのトルコライスを食べてエネルギーをジャージしましょう。
住所 : 長崎県長崎市万屋町4-11
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アクセス : 路面電車1・4系統「思案橋」下車徒歩4分
電話番号 : 095-824-0276
定休日 : 無休
営業時間 : 11:00〜21:20
ひと口餃子も長崎を代表するご当地グルメの1つ。
直径5cmにも満たない大きさで食べやすいのが特徴で、大人から子どもまで幅広い世代に愛されています。
市内では知らない人は居ないほど有名なソウルフードなのだそう。
特に思案橋周辺には多くの店が軒を連ねており、「仕事帰りにひと口餃子で一杯!」という人の姿も。
すぐ近くには「日本三大中華街」で知られる長崎新地中華街もあるので、餃子の美味しさへの期待値も高まります。
筆者がおすすめしたいのは、思案橋横丁に店を構える「雲龍亭 本店」。
ここは、昭和30年(1955)創業のひと口餃子専門店です。
特製あんは、玉ねぎやニラ、ニンニクを絶妙な配合で加えたものなのだそう。
その名の通り、ひと口サイズなので子どもや女性でも食べやすいですよ。
まずは、頬張った瞬間にジューシーな旨味が口いっぱいに広がるのを感じてみてください。
その後に赤い柚子胡椒や特製ラー油で2つ、3つと食べ進めていけば、冷たいビールが欲しくなるはず。
営業は夕方のみ、週末などは売り切れてしまうこともあるので、なるべく早い時間帯に訪れるのがおすすめです。
住所 : 長崎県長崎市本石灰町2-15
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アクセス : 路面電車1・4系統「思案橋」下車徒歩1分
電話番号 : 095-823-5971
営業時間 : 18:00〜23:00(売り切れ次第終了)
定休日 : 毎週日曜
公式サイト : 雲龍亭本店
長崎に次ぐ第二の都市である佐世保は、海上自衛隊や米軍基地がある港町です。
港町ならではの風光明媚な場所が多く、中でも自然と上手く調和したテーマパーク「ハウステンボス」は、九州を代表する観光スポットです。
オランダ語で森の家という意味を持つハウステンボスは、中世のオランダをモチーフにしたテーマパークです。
東京ドーム33個分という広大な敷地には運河が走り、様々なアミューズメント施設や美しいガーデン、レストラン、マリーナ、ホテルなどがあり、趣向を凝らしたイベントが通年行われています。
ゲートをくぐると、そこはもうオランダ。
巨大な風車とチューリップ畑は人気フォトスポットの1つです。
こちらも絶対写真を撮りたくなるスポット「アンブレラストリート」。
ポルトガル発祥の「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」は、 ドバイ や イタリア など世界各国で開催されているので、写真で見たという方も多いかもしれません。
ハウステンボスでは、アトラクションタウンに入ってすぐ、約130mの通りの頭上に7色1,000本のカラフルな傘がずらりと並んでいます。
夜には音楽に合わせてライトアップされ、昼間とはまた違った姿を楽しめます。
中にはハートの傘が隠されているので、カップルで探して見るのも良いですね。
ハウステンボスと言えばイルミネーション。
毎年秋から春にかけて行われるイベント「光の王国」は、全国イルミネーションランキングの総合エンターテーメント部門で6年連続1位を獲得しているほどの実力です。
世界最大1300万球のイルミネーションは圧倒的な美しさ。
その規模だけではなく、光の滝や噴水の光と音のショー、光のカフェや光と炎のドラゴンなど、毎年趣向を凝らした仕掛けで楽しませてくれます。
公式HP におすすめイルミスポットやイベント情報が詳しく載っているので、チェックしてみてくださいね。
なお、ハウステンボス観光でのお泊りはオフィシャルホテルがおすすめです。
中でもハウステンボス直営の「ホテルヨーロッパ」は、クラシカルな外観に宿泊客専用クルーザーでのチェックイン、ロビーでの生演奏など高級感たっぷり。
接客サービスも良く、レストランのレベルも高いと評判です。
住所 : 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
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アクセス : JR大村線「ハウステンボス駅」より徒歩すぐ
電話番号 : 0570-064-110
休館日 : 無休
営業時間 : 9:00〜21:00(最終入場・施設営業時間は季節により異なるため公式サイトでご確認ください)
料金 :
公式サイト : ハウステンボス
ハウステンボス観光に便利なホテルについては、下記記事で詳しく取り上げています。
→ 一度は行きたいハウステンボス。オフィシャルホテルから周辺ホテルまで、ハウステンボスのおすすめホテル15選!
佐世保には、大小208もの島々が連なる九十九島の美しい眺めを楽しめる場所が何か所かあります。
標高191mの石岳の頂上にある「石岳展望台」からは、九十九島、市街地、造船所、軍艦など佐世保らしい独特な景観を360度パノラマで楽しむことができます。
ハリウッド映画「 ラストサムライ 」の冒頭シーンに、この石岳展望台からの景色が登場しています。
夕陽に海が赤く染まり、そのうち島影が黒くなる、そんな夕陽と海と島が造り出す絵のような風景をのんびりと眺めてみませんか?
住所 : 長崎県佐世保市船越町2277
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アクセス :
電話番号 : 0956-22-6630(佐世保観光情報センター)
こちらも九十九島を眼下に見渡すことが出来る絶景スポットです。
また、展望台下の公園は、花の名所として人気があります。
3月下旬から4月上旬にかけては15万株の菜の花、10月上旬から中旬にかけては同じく15万株のコスモスが咲き乱れ、多くの見物客が訪れます。
お花畑をのんびりと楽しんでから、展望台で夕陽を眺めるというコースはデートにもぴったりですね。
住所 : 長崎県佐世保市下船越町399
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アクセス :
電話番号 : 0956-22-6630 (佐世保観光情報センター)
佐世保市と西彼半島を繋ぐ「西海橋」は、全長316m、海面からの高さが43mのアーチ式橋です。
開通した1955年には、アーチ式橋としては世界第3位を誇る橋でした。
日本三大急潮に数えられる「針尾瀬戸」のうず潮が有名で、春の大潮の潮流時期には「うず潮まつり」が開催されます。
ちょうどこの時期は西海橋の周辺にソメイヨシノやオオシマザクラなど約1,000本の桜が咲き、祭りに色を添えてくれます。
住所 : 長崎県佐世保市-西海市間
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アクセス :
電話番号 : 0956-58-2004(西海橋公園管理事務所)
「米軍基地のまち」として知られる港町・佐世保には、戦後を中心に形成された独特の食文化があります。
ハンバーガーやステーキといったアメリカの定番料理に、日本人向けのアレンジを加えた佐世保ならではのご当地グルメは必見ですよ。
今や全国的にその名が知られるようになった佐世保バーガー。
もちろん発祥は佐世保市で、1950年頃に米軍関係者から伝えられたレシピを日本流にアレンジしたのが始まりだと言われています。
佐世保バーガーと名乗れるのは、佐世保バーガー認定委員会が選出したお店のみ。
ただし、その定義はかなり緩めで「地元食材を使い、注文を受けてから作り始めること」だけです。
ほとんどの佐世保バーガーはかなり大きめで、甘マヨと呼ばれる甘めのマヨネーズが用いられていることが多いですが、味付けや具材はお店によって様々。
まずは、佐世保駅にある佐世保観光情報センターにて、佐世保バーガーマップを手に入れましょう。
アンパンマンの作者であるやなせたかし氏のデザインによる佐世保バーガーボーイと、ガールフレンドのさせぼのボコちゃんのキャラクターグッズも可愛いですよ。
九州本土の西北端に位置する平戸市は、南北に細長い形をした平戸島と、その周辺に点在する大小40の島々からなります。
初めてポルトガル船が日本に上陸したのも平戸、フランシスコザビエルがキリスト教の布教を始めたのも平戸。
オランダ商館が出島に移るまでの約33年間、唯一の南蛮貿易の地として賑わいました。
1977年に開通した平戸大橋は、九州本土と平戸を結ぶ全長665mの吊り橋です。
有料道路としてスタートしましたが、現在は無料。
大橋の下には平戸大橋をバックにキレイな写真が撮れる公園があり人気があります。
住所 : 長崎県平戸市田平町小手田免834-4
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アクセス : 西九州自動車道・佐々ICより車で約35分
電話番号 : 0950-57-0600(長崎県道路公社 平戸大橋管理事務所)
1609年、江戸幕府から貿易を許可された東インド会社は、東アジアにおける貿易拠点として平戸に商館を建てました。
土蔵付きの小さな民家を借り上げてスタートしましたが、貿易が拡大するにつれ増築が行われました。
また積荷を保管するための倉庫も次々と造られ、日本初の西洋石造建造物とされる「1639年築造倉庫」が完成したのです。
ところが1640年、キリスト禁教令可なのに、この倉庫にキリスト生誕暦である西暦が記されているとして、時の将軍徳川家光の命の元に全ての建物の取り壊されてしまいました。
翌1641年には貿易港の機能と商館は出島に移され、平戸オランダ商館の33年の歴史に幕が下ろされたのです。
1922年に「平戸和蘭商館跡」として国の史跡となり、1987年より発掘調査が開始されました。
文献や資料に基づいて当時の商館や倉庫を忠実に復元し、2011年に「平戸オランダ商館」がオープンします。
こちらでは当時の貿易に関する史料や貿易品などを収集し、展示しています。
住所 : 長崎県平戸市大久保町2477
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アクセス : 西九州自動車道・佐々ICより約40分
電話番号 : 0950-26-0636
休館日 : 6月第3週の火・水・木曜日
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 大人310円/子ども 210円
公式サイト : 平戸オランダ商館
2018年6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されました。
12ある構成遺産の1つが、こちらの春日の棚田を含む「平戸の聖地と集落」です。
フランシスコ・ザビエルが平戸の地に出向き、藩主の許可を得て布教活動を開始したことにより、平戸島周辺にはキリスト教徒が増えていきました。
その後の禁教令により、多くの人々は棄教を余儀なくされましたが、平戸島西岸や生月島は辺境地という事もあり、表向きは神仏信仰を掲げながら、密かに信仰を守る「潜伏キリシタン」として生活をするようになったのです。
平戸島最高峰の安満岳(標高514m)の裾野に広がる春日集落。
江戸時代からほぼ変わらないという風景の中に、現在は20戸60余人が棚田で農業をしながら静かに暮らしています。
キリシタンが山岳信仰と相まって聖地と仰いだ安満岳のふもとで、先祖からの信仰を守りながら暮らしてきたことに、「顕著な普遍的な価値がある」ことが認められて世界遺産に登録されました。
そんな春日集落をより良く知って欲しいとの思いから、平成30年4月にオープンしたのが春日集落拠点施設「かたりな」です。
施設は母屋と隠居部屋に分かれています。
母屋には案内所、売店、資料コーナーがあり、隠居部屋には地元のお年寄りが語り部として常駐しており、春日集落のお話を聞くことができます。
手作りのお漬物やお茶をいただきながら、ほっこりとした時間を過ごしてください。
住所 : 平戸市春日町166-1
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アクセス : 平戸大橋から車で45分
電話番号 : 0950-22-7020(春日集落案内所)
公式サイト : 春日集落拠点施設「かたりな」
長崎県の南東部に位置する島原半島。
半島の東に位置する島原市は島原城、武家屋敷など旧城下町の街並みが残り、街中のあちこちに湧水が湧きます。
また、半島のど真ん中には雲仙岳があり、雲仙温泉は長崎を代表する温泉地として人気があります。
島原城は1618年(元和4年)、大和から移封した松倉豊後守重政により7年の歳月をかけて築かれた城です。
本丸には安土桃山建築の粋を集めた五層の天守閣に、3ヶ所に三層櫓がそびえ立ち、外郭は周囲約4キロの塀をめぐらせ、7ヶ所の城門に平櫓が33ヶ所あった壮麗かつ堅固な城構えでした。
1874年に廃城になり解体され、石垣と塀を残すのみの姿となっていましたが、島原の人たちの願いによって1960年に西の櫓が復元され、次いで1964年に天守閣が復元されました。
1972年には巽の櫓も復元され、現在内部は「キリシタン史料館」、島原出身の彫刻家「北村西望記念館」、雲仙普賢岳災害の資料や映像を紹介する「観光復興館」に利用されています。
住所 : 長崎県島原市城内1-1183-1
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アクセス : 島原鉄道「島原駅」より徒歩10分
電話番号 : 0957-62-4766
休館日 : 無休
営業時間 : 9:00~17:30
料金 : 大人 550円/小・中・高校生 280円
公式サイト : 島原城
標高700mの地に湧く雲仙温泉は、日本で初めての国立公園に指定された温泉保養地です。
今から約350年前に開湯したと言われ、江戸後期から明治にかけて長崎に出入りする外国人の保養地として発展しました。
雲仙温泉の泉質は硫酸酸性の硫黄泉で乳白色。
周辺の源泉は37本もあり、1日に約400tの湧出量を誇ります。
雲仙温泉で訪れておきたいのが雲仙地獄です。
至る所からシューシューと噴き出す蒸気に強めの硫黄臭、周辺の岩石は酸性水の影響と熱で白く脱色していて、まるで地獄を想像してしまうような光景が広がります。
大叫喚地獄、お糸地獄、雀地獄、清七地獄など30余りの地獄があり、周辺には真知子岩、婆石、鏡石などの奇岩も点在しています。
雲仙地獄は温泉街を挟んで西側と東側にあり、全て周ると約1時間~1時間半ほどかかります。
途中で足湯を楽しんだり、名物の温泉卵を食べたりしながらのんびりと地獄巡りを楽しみましょう。
住所 : 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
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アクセス : JR・島原鉄道「諫早駅」よりバスで約80分「新湯ビジターセンター前」下車
電話番号 : 0957-73-3434(雲仙温泉観光協会)
営業時間 : 見学自由
公式サイト : 雲仙温泉観光協会
雲仙岳は、普賢岳、国見岳、妙見岳の三岳に、野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山など20以上の山々からなる南北25キロメートルにわたる成層火山です。
1991年(平成3年)に起きた雲仙普賢岳の大噴火をご存知でしょうか。
前年から始まった普賢岳の噴火活動で現れた溶岩ドームは成長と崩落を繰り返し、大規模な火砕流に発展していきました。
そして、1991年6月3日に発生した最大の火砕流により多くの家屋が焼失し、報道関係者や消防、警察、火山学者など43名の尊い命が失われました。
噴火活動は1995年(平成7年)の3月まで続き、同年の5月にようやく終息宣言が出され現在に至ります。
雲仙普賢岳の噴火によって出来た溶岩ドームは「平成新山」と命名されました。
溶岩が冷えて固まった容積は約1億立法メートルで、東京ドーム84杯分だと言います。
標高1483m、長崎県の最高峰となり、また日本で1番新しい山として、2004年(平成16年)に国の天然記念物に指定されています。
まずは仁田峠からこの平成新山方面を眺めてみてください。
火砕流が島原市街方面に向けて駆け下りて行った跡をはっきりと見ることができます。
時間があれば、仁田峠からさらに上、標高1333mの妙見岳までロープウェイで上ってみましょう。
わずか3分という短い時間ですが、眼下に広がる美しい自然を眺めながらの空中散歩は格別です。
春には雲仙名物のツツジ、夏にはヤマボウシの花、そして秋の紅葉に冬の霧氷と、一年を通じて絶景を楽しむことができます。
住所 : 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
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アクセス : 長崎自動車道・諫早ICより車で約90分
電話番号 : 0957-73-3572(雲仙ロープウェイ)
営業時間 :
料金 : 大人 1,290円(片道 730円)/子ども 650円(片道 370円)
公式サイト : 雲仙ロープウェイ
海と山に囲まれた島原・雲仙エリア。
ここには異国カラーが強い長崎では珍しく、素朴な味わいを感じさせる郷土料理がいくつもあります。
長崎市や佐世保のご当地グルメといえば、多くの人は中華や洋食をイメージすると思います。
一方、雲仙を含む島原半島は私たち日本人に親しみのある和食が主流。
具雑煮にいぎりす、六兵衛など、地元でしか食べられないようなグルメも多いので、旅行の際はぜひお召し上がりください。
島原市内には60ヶ所もの湧水があります。
この豊富な冷たい天然水を利用して作るのが島原名物の「かんざらし」です。
白玉粉ので作った小さなお団子を湧水で冷やし、蜂蜜と中双糖を混ぜて作った特製シロップに入れて食べる和スイーツ。
大寒の日にもち米を水にさらすことから、寒ざらしと呼ばれるようになりました。
白玉とシロップという素朴な和菓子なのに、上品な味わいで喉越しが良いのはやはり水の違い。
シロップにも湧水が使われ、冷たい湧水で冷やす事で白玉のモチモチ感が増すと言います。
島原城や武家屋敷の売店をはじめ、市内の20店で提供されているので、見かけたらぜひ試してみてくださいね。
長崎県は壱岐島、対馬、五島列島など971もの島々を有し、その数は日本一。
海岸線の長さは4,137kmと、 北海道 に次いで第二位(北方領土を除くと第一位)です。
せっかく長崎を訪れたなら、魅力あふれる観光スポットがたくさんある離島にも足を延ばしてみてください。
九州と韓国の間、対馬海峡に浮かぶ「対馬」。
九州の本土までは132キロ、韓国までは49.5キロという国境の島です。
行政的には長崎県に属していますが、地理的には福岡が近く、空路と海路の両方あるので福岡からのアクセスが便利。
雄大な自然と悠久の歴史を感じるひと味違った旅をしたい方におすすめです。
対馬の中でも最も神秘的なスポットと言われているのが「和多都美(わだつみ)神社」です。
ヒコホホデミノミコト(彦火火出見尊)とトヨタマヒメノミコト(豊玉姫命)を祀る海宮で、海神神社の一の宮として竜宮伝説が残されています。
本殿の正面に並ぶ5つの鳥居のうち、2つが浅茅湾の中、つまり海中に建っているのが特徴。
海の中から本殿に向かい一直線に鳥居が並ぶ姿は他に類を見ず、人気の撮影スポットにもなっています。
潮の満ち引きに寄って見え方も変わり、満潮時にはより神秘的な姿を見せてくれます。
住所 : 長崎県対馬市豊玉町仁位55
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アクセス : 対馬空港より車で約40分
電話番号 : 0920-52-1566(対馬観光物産協会)
公式サイト : 和多都美(わたづみ)神社
対馬にのみ生息する野生のネコ科ほ乳類「ツシマヤマネコ」。
約10万年前に陸続きだった大陸から渡ってきたベンガルヤマネコの亜種とされています。
生息環境の悪化や交通事故などで生息数が激減し、2010年の調査では推定約70頭~100頭。
1971年には国の天然記念物に指定され、1994年には環境省の絶滅危惧種に登録されました。
現在は保護と増殖のための事業が行われています。
ツシマヤマネコは一般的な猫よりも少し大きめで、胴長短足、尻尾が太いのが特徴です。
「対馬野生生物保護センター」では、マジックミラー越しで本物のツシマヤマネコを見学することができます。
現在公開されているのは三代目の「福馬」で、福岡の動物園生まれで対馬で育っているので福馬と名付けられました。
島内でも目撃情報が度々出ているので、野生のツシマヤマネコに出会えるかもしれません。
特別な生態系を持つ対馬の動植物について詳しく知りたいという方は、まず「対馬野生生物保護センター」に足を運んでみてください。
住所 : 長崎県対馬市上県町佐護西里2956-5 棹崎公園内
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アクセス :
電話番号 : 0920-84-5577
休館日 : 毎週月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
営業時間 : 10:00~16:30(最終受付 16:00)
料金 : 無料
公式サイト : 対馬野生生物保護センター
玄界灘に浮かぶ「壱岐島」は南北17キロ、東西15キロの小さな島。
島内には千を超える神社があり、日本一神様密度が高いパワースポットとして注目されています。
壱岐島の象徴的な存在なのがこの猿岩。
黒崎半島の突端、高さ45mの玄武岩はちょっと斜め上を向いた猿のよう。
壱岐誕生の神話によると、神様がこの島が流れてしまわないように八本の柱を立てて繋ぎ、それが折れて岩となって残った折柱の一つなんだとか。
実際に見るとかなり迫力があり、背中には子猿を背負っているように見えるので、母親猿とも言われています。
近くまで行くとそこは断崖絶壁、風が強い日などは物が飛ばされないように気を付けてください。
ベンチもあるので、自然が造り出した奇岩を見ながらのんびりとした時間を過ごすのも良いですね。
紀元前2~3世紀、紀元3~4世紀にかけて形成されたと思われる「原の辻遺跡」は、 静岡県 の登呂遺跡、 佐賀県 の吉野ケ里遺跡と共に、弥生時代の重要な遺跡として国の特別史跡に指定されています。
発掘されているのは全体のまだ2割程度ですが、様々な調査の結果、魏志倭人伝に記された「一支国(いっきこく)」の王都に特定されています。
調査済み部分は遺跡公園として公開されていて、復元された住居を自由に見学することができます。
遺跡からは中国の貨幣や様々な地域の土器、日本唯一の人面石など、古代史を書き換える程の重要な出土が相次いでいます。
これらの出土品は隣接している「原の辻ガイダンス」に展示されていて、土器づくりや勾玉作り、火おこし体験などを楽しむこともできます。
住所 : 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触1092-5
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アクセス : 芦辺港より車で15分
電話番号 : 0920-45-2065(原の辻ガイダンス)
休館日 : 年末年始(12/29~1/3)
営業時間 : 自由見学 ※ 原の辻ガイダンスは9:00〜17:00(最終入館 16:30)
料金 : 無料
公式サイト : 原の辻遺跡
世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12資産の中の1つ、「奈留島の江上集落」。
奈留島は下五島の最も北に位置しています。
禁教令下に別の地区から江上集落に移った潜伏キリシタン達は、狭い谷間の斜面に居を構えて、農業、漁業を営みながら自らの形で信仰を続けました。
1873年の解禁後も、奈留島の他集落の人々は潜伏時代の信仰を維持する、いわゆる隠れキリシタンを続ける人が多かったのですが、江上集落の人々はカトリックに復帰し簡素な教会を建てました。
現在の江上天主堂が建てられたのは1918年。
キビナゴ漁によって蓄えた資金を元手に、用地は自ら山を切り開いて造成しました。
付近の湧水による湿気を避けるために高床にし、風通しに配慮して軒裏に通風口を設けるなど、独特の意匠と構造が特徴です。
2008年に、日本の代表的な木造教会として国の重要文化財に指定され、2018年に世界遺産の構成資産に選出されました。
見学にはサイトからの予約が必要なのでご注意ください。
住所 : 長崎県五島市奈留町大串1131-2
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アクセス :
電話番号 : 095-823-7650
休館日 : 月曜(祝日の場合は翌日)
見学可能時間 : 9:00~12:00/13:00~15:30
料金 : 無料
見学予約サイト : 長崎の教会群インフォメーションセンター
キリスト教の禁教令が廃止されてから、五島列島の最初の聖堂として1880年に建てられたのが、こちらの「堂崎天主堂」です。
現在の赤レンガ造りの聖堂は1908年に建て替えられたもので、内部はキリシタン資料室として公開されています。
内部には長崎県の県木でもある椿をモチーフにした美しいステンドグラスがあり必見です。
住所 : 長崎県五島市奥浦町堂崎2019
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アクセス :
電話番号 : 959-73-0705(堂崎資料館)
休館日 : 年末年始(12/30~1/2)
営業時間 :
料金 : 大人300円/中・高校生 150円/小学生 100円
公式サイト : 堂崎天主堂
日本の灯台50選の1つ、福江島の西端に建つ「大瀬崎灯台」。
映画「 悪人 」(2010年:妻夫木聡、深津絵里)のクライマックスシーンに使われたことで一躍有名になりました。
明治12年に初点灯された初代灯台躯体は、復元されて東京お台場にある船の科学館に屋外展示されています。
現在の灯台は昭和46年に改築されたもので、内部は公開されておらず、外観のみの見学になります。
まずは展望所から白亜の灯台と断崖絶壁、雄大な東シナ海を眺めてから、時間と体力に余裕があれば灯台まで歩いてみましょう。
展望所の駐車場から灯台までは、往路が下り坂で約20分、復路は上り坂で約30分かかります。
遊歩道になっていますが、起伏があって滑りやすい場所もあるので気を付けてくださいね。
住所 : 長崎県五島市玉之浦町玉之浦
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アクセス :
電話番号 : 0959-72-2963(五島市観光協会)
料金 : 無料
福江島の北西部に位置する白砂のビーチです。
天然の海水浴場としては日本一の美しさを誇ることで知られ、日本の渚・100選にも選ばれています。
周囲は小高い山に囲まれているためパステルブルーの海と山の緑が織りなす絶景を満喫できます。
ビーチの後ろ側には、ハマユウやサキシマフヨウなどの希少な植物も自生しているのだとか。
サマーシーズン以外に訪れても、ゆっくりと海を眺めたり、自然観察をしたりなど色々と楽しめそうですね。
夏場はビーチハウスなどが整備され、多くの行楽客で賑わいます。
シャワーやトイレに加え、ロッカーなども利用できるので設備が整った海水浴場をお探しの方には最適です。
すぐ近くにはビーチが一望できるビュースポット「魚籃観音展望所」もあるので、時間に余裕のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。
住所 : 長崎県五島市三井楽町貝津1054-1
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アクセス : 福江港・福江空港より車で50分
電話番号 : 0959-84-3162(五島市三井楽支所)
公式サイト : 高浜海水浴場(五島市観光協会)
旧五輪教会は福江島から高速船を利用して約20分の場所にある久賀島に位置しています。
禁教下でキリシタンが身を潜めた五島列島には50余りの教会が点在していますが、ユネスコの世界遺産として登録されているのはこちらの建物と江上天主堂、そして上五島にある頭ヶ島天主堂の3ヶ所のみとなっています。
旧五輪教会堂の歴史は明治期にあたる1881年まで遡り、創建時は「浜脇教会」として現在とは別の場所に築かれました。
現在見られるのは、1931年(昭和6年)に移築されたものです。
「どうしてこんな奥地に移築したの!?」と疑問を抱いてしまうような場所にあり、高速船が発着する港からのアクセスが不便なので、五島列島キリシタン物語のガイド付きツアーに参加して訪れるのがおすすめです。
ツアーなら面倒な移動も楽ですし、個人では1日で巡ることのできない奈留島の江上天主堂と一緒に観光を楽しめますよ。
旧五輪教会堂は、禁教令の高札撤去以降に建造され、現存する五島の教会のなかでは最古と言われる国指定の重要文化財です。
木造瓦葺きの外観は、一見民家と見間違ってしまうほど素朴な造りをしていますが、内部はリブ・ヴォールト天井にゴシック風の祭壇を設けており、一歩足を踏み入れると西洋の教会にも負けないような荘厳な雰囲気を感じられるのが特徴。
その名に「旧」という文字がある通り、現在は教会としての機能をなしておりませんが、明治初期の建築物としては大変価値があると言えるでしょう。
内部の見学は無料ですが、事前の連絡が必要なので観光に訪れる際はお忘れなく。
見学に関する情報は こちら をご確認ください。
住所 : 長崎県五島市蕨町五輪
マップ : Googleマップ
アクセス : 田ノ浦港からタクシーで40分、その後徒歩15分
電話番号 : 095-823-7650
営業時間 : 【火〜日曜】8:30~12:00/13:00~16:30(月曜は自由見学)
料金 : 無料
見学予約サイト : 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター
注意 : 施設内の見学は事前連絡が必要
長崎の離島には個性的なグルメが沢山あります。
海に囲まれた島のご馳走といえば、やはり新鮮な魚介類が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろん、お魚を使った料理も美味しいですしよね。
特に、五島列島の鬼鯖や箱フグの味噌焼きは絶品で有名。
全国の島々には食材の新鮮さが自慢の郷土料理がいくつもありますが、長崎はひと味違うのだそう。
ここでは、長崎の離島で楽しめるおすすめグルメをまとめてご紹介します。
壱岐島と言えば、日本一の水揚げを誇る剣先イカや新鮮なウニが有名です。
地元の人にも観光客にも人気が高いのが「割烹 豊月」。
店内には大きな生簀が3つもあり、注文を受けてからさばいてくれるので鮮度抜群です。
一番の人気メニューは、壱岐の地魚や壱岐牛までのったボリューム満点の「特選海鮮丼」や、少しこぶりの「海鮮丼」。
うに丼や、煮魚、げその天ぷらなどの一品料理も美味しいです。
人気店なので、予約をしておくと安心です。
住所 : 長崎県壱岐市芦辺町瀬戸浦256
マップ : Googleマップ
アクセス : 芦辺港より車で約5分
電話番号 : 0920-45-3265
定休日 : 火曜日
営業時間 : 【ランチ】11:30〜14:00 【ディナー】18:00〜23:00
讃岐うどん、稲庭うどんと並んで日本三大うどんと言われる「五島うどん」。
その名の通り五島列島の名産で、天然の塩と椿油を用いて作る細うどんはコシの強さとツヤツヤとした光沢が特徴です。
8世紀頃、遣唐使によって中国からもたらされたという説が有力な歴史のあるうどん。
冷やしても、あごだしの効いたスープで温かくいただくのも美味しいです。
地元では地獄炊きと呼ばれる釜揚げを、あごだしでとったツユに漬けて食べるのが人気。
ツルっと喉越しが良く、濃いめのあごだしとの相性は抜群、お土産におすすめですよ。
こちらは上五島で手延うどんの製造・販売を行う中元製麺が運営する、おっどん亭の「地獄炊きうどん」650円(税込)です。
食堂のような雰囲気なので、カジュアルに利用できますよ。
五島うどんの本場・五島列島を訪れるのであれば、ぜひ地元ならではの楽しみ方でお召し上がりください。
住所 : 長崎県五島市吉久木町831-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 福江港より車で約10分
電話番号 : 0959-72-4846
定休日 : 毎週火曜
営業時間 : 11:00〜14:30
公式サイト : おっどん亭
日本各地では松阪牛や神戸牛など様々なブランド牛が育てられていますが、五島列島にもあるのをご存知でしょうか。
五島牛は肉質が柔らかく、味と香りが良いことで知られる五島列島自慢のブランド牛です。
その秘密は、離島という特殊な飼育環境にあるとされています。
潮風の恵みを受けたお肉は肉汁が多く、噛むほどに旨味が感じられる、いわば幻の和牛と呼ぶにふさわしい存在。
もちろん、幻という例えを用いるのには理由があります。
実は「五島牛」、ブランド牛として市場に出回る量は非常に限られており、そのほとんどが長崎県内で消費されてしまうのです。
「そんなにレアな和牛なら食べてみたい」、そう思いませんか?
むしろ長崎を訪れるタイミングでないと食べられないかもしれないほど希少なお肉なので、旅行のついでにぜひ食べていただきたいです。
写真は、福江島の中心部に位置する「和風レストラン 望月」。
テレビや雑誌など、各種メディアでも紹介されている人気店です。
ロースはとても柔らかい食感でさっぱりとしたソースとの相性が抜群でした。
ステーキはややお高めですが、リーズナブルな価格で楽しめる焼肉丼などもあるので、ご自身の予算に合わせてお店を探してみると良いでしょう。
住所 : 長崎県五島市福江町5-12
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0959-72-3370
定休日 : 不定休
営業時間 : 【ランチ】11:00〜14:30【ディナー】17:00〜21:00
長崎のおすすめ観光スポットの中で、ご存知の観光地はいくつありましたでしょうか。
季節により様々なお祭りも開催されるので、ぜひ何度も足を運んで長崎を堪能してください。
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最終更新日 : 2023/10/11
公開日 : 2016/12/01