上州の名湯・草津温泉で有名な草津の観光スポット10選！周辺の観光地やおすすめのグルメも紹介

【目次】上州の名湯・草津温泉で有名な草津の観光スポット10選！周辺の観光地やおすすめのグルメも紹介

草津ってどんなところ？

草津町（くさつまち）は、群馬県にある自治体です。

県の西部に位置し、吾妻郡（あがつまぐん）の一部となっています。

人口は約6,300人、面積は約49平方kmで、日本有数の温泉地である草津温泉が中心部にあり、観光業が主な産業です。

温泉の歴史は古代にさかのぼり、古くから温泉が湧き出る場所として栄えてきました。

地名の草津も温泉を意味する古語「くさみず」に由来すると伝えられています。

町の大半は山地・高原地帯で、平地は非常に少ないのが特徴です。

町域の西部に草津白根山がそびえており、草津温泉と並ぶ草津の象徴となっています。

温泉以外では、白根山の自然を生かした観光も有名です。

なお、2018年に草津白根山の一部である本白根山の火山活動が活発になり、現在立ち入り規制が行われています。

この規制は山頂近くの鏡池から半径500mで、草津温泉をはじめとする草津町内の大部分は観光するのに問題はないためご安心ください。

噴火警戒レベルの最新情報は、嬬恋村観光協会の  公式サイト  から確認してください。

草津町へのアクセス

草津町内には鉄道が通っていないので、公共交通機関を利用する場合は最寄りとなる駅を利用します。

最寄り駅は、草津町の南隣の長野原町にあるJR吾妻線「長野原草津口駅」です。

下車後、草津方面行きのバスに乗車。

所要時間は片道約25分で、運賃は大人1人で710円になります。

草津市中心部にはバスターミナルが設置されており、ここが草津温泉への最寄りのバス停。

自動車で高速道路を利用する場合は、関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジ、または上信越自動車道の碓井軽井沢インターチェンジが最寄りです。

草津の観光スポットについて

草津町の多くの施設は草津温泉とその周辺に集まっています。

そこで、草津町の観光スポットを紹介するにあたり、草津町の中心である「草津温泉周辺」と、郊外にあたる「草津町郊外」に分けてご紹介します。

＜草津温泉周辺のおすすめ観光スポット＞

草津温泉の周辺には、ふらりと立ち寄ることができる人気スポットがたくさんあります。

温泉街の雰囲気を楽しみながら散策したり、湯もみ体験をしたり、はたまた温泉の熱を利用した熱帯園へ行ってみたり。

草津温泉ならではの観光スポットが目白押しです。

1. 湯畑

湯畑（ゆばたけ）は草津温泉のシンボルとなっている施設で、国指定の名勝です。

源泉を掛け流すことで温泉の成分「湯の花」を集めたり、湯温を調節したりする役目があります。

湧き出る温泉水の量は、なんと毎分4000L！

まるで大きな温泉の池のような湯畑からは、湯気がたくさん立ち上り、温泉独特の臭いがしてきます。

なお、湯畑には木の箱がたくさん並んでいますが、これは「湯の花」を集めるためのものです。

草津温泉といえば湯畑の風景を思い浮かべる人も多いと思いますので、訪れたときにはぜひとも見ておきたい場所ですね。

湯畑のまわりは歩道がきれいに舗装されていて、散策しやすく写真映えもしますよ。

2. 熱乃湯

熱乃湯（ねつのゆ）は、温泉を楽しみながら草津温泉の歴史が学べる観光施設です。

湯畑のすぐ西側にあり、2015年にリニューアルしました。

熱乃湯の名物は、草津温泉では伝統的な「湯もみ」です。

湯もみとは、湯の温度を下げるために大きな板で湯を混ぜながら踊るもので「草津節」が有名。

湯もみは午前3回、午後3回行われています。

また、湯もみは体験することも可能です。

草津観光の思い出にぜひ来館してみてくださいね。

3. 光泉寺

光泉寺（こうせんじ）は、真言宗豊山派のお寺です。

日本三大温泉薬師のひとつてとして、古くから信仰を集めてきました。

奈良時代の721年に、行基が薬師堂を建てたのが始まりと言われています。

その後、1200年に草津周辺を治めていた湯本氏が、白根山をまつる白根明神を管理する寺として再建しました。

光泉寺があるのは、湯畑西側の丘の上。

境内には史跡がたくさんあり、なかでも見どころなのは釈迦堂。

江戸時代の1703年（元禄16年）に建てられたものが現存しています。

また、小林一茶をはじめとする著名な文化人の句碑も多くあるため必見です。

湯畑とともに草津温泉の象徴的なスポットなので、ぜひ参拝してくみてださいね。

4. 西の河原

西の河原（さいのかわら）は、草津温泉街の西方にある川の河原です。

岩がゴロゴロと転がる特徴的な河原で、一帯は公園として整備されています。

至る所から湯が沸いていて、湯煙がもくもくと上がっているのが印象的。

面積およそ8.5平方kmで、遊歩道があり散策しやすくなっています。

夜にはライトアップもされますよ。

西の河原の見どころは露天風呂です。

まるで池のような広大な露天風呂は西の河原ならでは。

ダイナミックな景色を見ながら温泉を楽しめる人気のスポットです。

5. 草津熱帯園

草津熱帯園は草津温泉の東部にある動物園です。

温泉の熱を利用して熱帯・亜熱帯の動物を飼育しており「トロピカルワンダーランド」の愛称もあります。

また、草津熱帯園は日本でもっとも標高の高いところにある動物園でもあります。

園内には約250種・約1,000匹の珍しい動物が飼育されており、熱帯植物も見学することができますよ。

人気の動物は、カピバラ、マーモセット、キツネザルなど。

その他、カメ・ワニ・ヘビなどの両生類・爬虫類も人気があります。

お子様にも人気の施設なので、ご家族連れの方におすすめです。

6. 草津片岡鶴太郎美術館

草津片岡鶴太郎美術館は、テレビタレントの片岡鶴太郎さんの作品を展示している美術館です。

西の河原の東側にあるホテル草津の敷地内にあります。

片岡鶴太郎さんは幅広い活動を行っており、数々の美術作品の創作にも熱心です。

美術館には、書道や絵画などの作品が多数展示されています。

鶴太郎さんファンはもちろん、どれも個性的な作品なのでファン以外の方も楽しめることでしょう。

＜草津町郊外のおすすめ観光スポット＞

時間に余裕があれば、草津町郊外にまで足を伸ばしてみてください。

ここでは、温泉から徒歩圏内ではありませんが、シャトルバスや公共交通機関、レンタカーなどの利用で訪れやすいスポットを集めました。

雄大な自然を感じられるスポットが多く、スキーやハイキングなど自然の中でアクティビティを楽しみたい方は必見です。

1. 本白根山

本白根山（もとしらねさん）は草津町西部にある山です。

嬬恋村との境界にあり、草津白根山といわれる山地の主峰にあたります。

標高が約2171mある火山で、山頂付近にある5つの大きな噴火口は山のシンボル的存在です。

本白根山では、シャクナゲなどの植物が自生していてハイキングで人気がある山です。

また、5つの火口や火口にできた「鏡池」などをめぐるハイキングコースも整備されています。

中腹から山上までロープウェイも設置されていて、移動も便利ですよ。

※2022年6月現在、本白根山の噴火の危険性が高いことから、本白根山探勝コース・鏡池探勝コース・石津本白根コースは、災害対策基本法63条により登山道への立ち入りが禁止されています。詳細については  こちらのページ  で確認してください。

2. 草津温泉スキー場

草津温泉スキー場は、草津温泉の西方で草津白根山の東のふもとにあります。

大正3年に開業し100年以上運営されている、国内有数の歴史あるスキー場です。

また、日本で最初にリフトが運用されたスキー場でもあります。

冬になると、関東一円から多くの観光客がスキーを楽しみに訪れます。

一方、オフシーズンにシャクナゲやリンドウなど色々な植物が自生し、多くの方がハイキングを楽しんでいます。

3. 嫗仙の滝

嫗仙の滝（おうせんのたき）は、草津温泉街の南東の山中にある滝です。

今からおよそ50万〜60万年前に草津白根山から流れ出た火砕流により生まれました。

滝が流れる岩肌は火砕流によってできた溶結凝灰岩で、独特の不思議な景観を作り出しています。

落差は約25mあり、繊細な流れは「女性的」と評されています。

まさにインスタ映えする写真スポットと言える場所です。

ただ、駐車場からは約1km山道を歩かなければならないので、歩きやすい靴でお出かけください。

4. 道の駅 草津運動茶屋公園

道の駅 草津運動茶屋公園は、草津温泉街の南方にあります。

敷地に入るとまず目に付くのは、大きな2つの建物。

これはドイツの町並をモチーフにしていて、観光インフォメーションなどを発信しています。

お土産売場や飲食店もあり、飲食店では名物「ひもかわうどん」が人気。

草津温泉の玄関口となる場所ですので、車でお越しの際には必ず立ち寄りたいスポットです。

＜草津のおすすめ温泉旅館・ホテル＞

草津温泉は、日帰り温泉施設が充実していますが、やはり宿泊してゆっくりと温泉を堪能したいところ。

宿泊すると夜の温泉街の散歩や、湯畑のライトアップなども楽しめます。

ここでは、数ある中から特にオススメの旅館・ホテルを厳選してご紹介します。

1. ホテル櫻井

ホテル櫻井は、草津温泉バスターミナルから徒歩約5分、湯畑からは徒歩約9分のところにあります。

人気のポイントは、幅約30mの広いお風呂と夕食バイキングです。

また、貸切露天風呂が付いている部屋もあります。

バスターミナルから近く町の中心部にあるので、観光するのに便利な立地が魅力のお宿です。

2. 湯宿 季の庭

湯宿 季の庭（ときのにわ）は、草津温泉の南方に位置する宿です。

全客室に温泉露天風呂が付いていて、さらに館内には23種の湯殿が設置されています。

草津中心部や温泉街からは少し離れていますが、温泉好きな方におすすめの宿です。

3. ホテルヴィレッジ

ホテルヴィレッジは、草津温泉の北東の丘陵地に位置するホテル。

標高は1,200mあり、周囲を森林に囲まれた自然たっぷりの場所です。

リゾートホテルなので、温水プールやボーリング、ゴルフなどの施設が充実しています。

また、「朝の森林浴散策」も好評です。

＜草津近隣のおすすめ観光スポット＞

ゆったりとした草津ステイをする場合は、草津町の南隣の長野原町や、西隣の嬬恋村にも足を運んでみるのもおすすめ。

大人の旅行におすすめの「酒蔵センター」や、子どもが喜ぶ「おもちゃ王国」など、魅力的なスポットがありますよ♪

1. 浅間酒造観光センター

浅間酒造観光センターは草津町の南隣、長野原町にある観光施設です。

JR長野原草津駅から西へ約1.5kmの丘の上にあります。

地元で創業約140年の老舗酒蔵・浅間酒造が運営しており、グルメを楽しめたりお土産を買ったりできるスポットです。

酒蔵が運営しているので、もちろん地酒を中心としたお酒もたくさん販売されています。

お食事も充実しており、お酒を飲まない方も楽しめますよ。

名物は「大吟醸ソフトクリーム」で、かすかに感じる日本酒の風味がたまりません。

ちょっと一休みしたい時に立ち寄るのもおすすめです。

2. 鬼押出し

鬼押出し（おにおしだし）は草津町の西隣の嬬恋村にある景勝地で、上信越高原国立公園の一部です。

江戸時代の1782年（天明3年）に浅間山が大噴火して生まれた、幅3kmで距離12kmにおよぶ溶岩の凝結地帯となっています。

火口で鬼が暴れて岩を押し出したかのような印象から命名されました。

大小たくさんの奇岩が並ぶ景色は圧巻です。

そして奇岩が並ぶ先には赤い観音堂が建っており、鬼押出しのシンボルになっています。

なお、鬼押出しには公営の「鬼押出し浅間園」と、ホテルが運営する「鬼押出し園」の2つの観光施設が所在しています。

3. 軽井沢おもちゃ王国

軽井沢おもちゃ王国は、嬬恋村南部の北軽井沢エリアにある遊園地・テーマパークです。

「見て、触れて、体験できる」をテーマにおもちゃに焦点をあてた施設で、子どもたちに人気があります。

「トミカ・プラレールランド」や「リカちゃんハウス」など全11館のおもちゃのお部屋があり、他にも大観覧車などのアトラクションが盛り沢山！

自然を生かした森のアスレチック施設や渓流釣りなども楽しめますよ。

子どもたちが大喜びするスポットなので、お子様連れの方はぜひ行ってみてください。

※軽井沢の関連記事：  軽井沢の観光地16選！憧れの避暑地、軽井沢で贅沢旅行！

＜草津のおすすめグルメスポット＞

草津で宿泊する際は、旅館やホテルでの夕食がついている場合が多いので、草津グルメを味わうならランチタイムがおすすめ。

散策をしてお腹を空かせてから訪れたい美味しいお店がたくさんありますよ。

1. 三國家（そば）

三國家（みくにや）はそばの専門店です。

草津にはそば屋さんが何軒もありますが、ここ三國家の一番人気は「三國そば」。

そばとつけ汁をそれぞれ別に注文するという珍しいスタイルで、つけ汁は4種類から注文できます。

つけ汁は「もり汁」「都汁」「田舎汁」「天種汁」で、もり汁はスタンダードなつけ汁です。

都汁は鴨入り、田舎汁は味噌風味で山野菜入り、天種汁は天ぷら（かき揚げ）入りとなっています。

自分好みに組み合わせて食べられるのが楽しいお店ですよ。

2. どんぐり（洋食）

どんぐりは草津町で古くから親しまれている老舗の洋食店です。

人気のメニューは「どんぐりハンバーグ」。

チーズとたくさんの野菜がハンバーグが見えなくなるほどかかっていて、そこへオリジナルのソースがかけられたボリューム感ある逸品です。

その他、トンカツや牛タンシチューもおすすめですよ。

3. まつもと（うどん）

まつもとは、上州名物のひもかわうどんが食べられるうどん店です。

ひもかわうどんは、平べったくて幅のあるうどん麺のことで、群馬県でよく食べられています。

群馬では色々お店がひもかわうどんを提供していますが、草津ではまつもとがおすすめ。

中でも「上州もち豚つけ汁うどん」が人気です。

つけ汁は豚肉の甘味がよく感じられて美味しいですよ。

※群馬のグルメ関連記事：  群馬に来たら食べておきたい絶品グルメ12選！

＜草津の食べ歩きスポット＞

ホテルや旅館の夕食前のひと時、ちょっと小腹が空いた時には食べ歩きで決まり。

草津温泉といえば、やっぱり温泉たまごは外せません。

1. 頼朝（温泉たまご）

温泉地といえば、温泉の湯を利用した温泉たまごが有名なところが多いですが、草津でも温泉たまごが食べられます。

頼朝（よりとも）は湯畑の目の前にある店で、温泉たまごが名物です。

店頭ですぐ温泉たまごを食べることができますよ。

2. 寺子屋本舗 草津温泉店（串ぬれせんべい）

寺子屋本舗 草津温泉店はせんべいのお店です。

中でもぬれせんべいを串に刺した「串ぬれせんべい」が名物。

食べながら町歩きもできますよ。

種類も豊富で、何も付けないものから、マヨネーズや山椒、七味唐辛子をかけたものまで。

意外とどれもぬれせんべいとの相性が良いので、お好きなものを選んでくださいね。

3. ごま福堂 草津店（ごま団子・ソフトクリーム）

ごま福堂はごまを使ったスイーツのお店です。

中でも人気があるのがごま団子。

串にごまたっぷりの団子が4つ刺してあります。

また、ごま風味のソフトクリームも人気で、暑い時期の草津散策のお供にピッタリです。

＜草津観光のおすすめモデルコース＞

最後にご紹介するのは、草津観光のおすすめモデルコースです。

旅の目的にあった回り方で、素敵な草津観光をお楽しみください。

温泉を楽しむコース

1. 湯畑
2. 熱乃湯
3. 西の河原

歴史と文化を感じるコース

1. 光泉寺
2. 草津熱帯園
3. 草津片岡鶴太郎美術館
4. 草津運動茶屋公園

自然にふれるコース

1. 本白根山
2. 草津温泉スキー場
3. 嫗仙の草津

今回は草津のおすすめ観光スポットをご紹介しました。

温泉は外せませんが、それ以外にも豊かな自然、魅力的な施設もたくさんあります。

草津観光の際には、ぜひ今回ご紹介したスポットにも立ち寄ってみてくださいね。

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