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岐阜の観光地をぐるっと28カ所厳選! 歴史やグルメから温泉まで岐阜旅行に役立つ情報総まとめ!





日本列島のほぼ真ん中に位置し、古代より歴史の大舞台にも登場してきた岐阜県。
歴史ファンには堪らない数々の史跡だけではなく、情緒あふれる古風な街並み、温泉、独特の文化も人々を魅了します。

また平地から山岳までと、起伏に富んだ地形が織りなす豊かな自然は、旅人を飽きさせません。
そんな岐阜の観光地で、おすすめスポットを新旧まとめて厳選しました。

さあ、一緒に岐阜の観光地を周遊していきましょう!

<西濃エリア>

 

西濃ときいて、あのカンガルーのマークで有名な企業を思い浮かべる方も多いと思います。

その会社の本社は、まさにこのエリア(大垣市)にあり名前に縁がないわけではありません。

 

西濃エリアは岐阜県南西部のことで、大垣市・海津市の2市と揖斐郡・不破郡などを構成する9町を含みます。

福井県・滋賀県・三重県・愛知県と県境を接し、まさに古来から交通の要衝でもありました。

気候的には内陸性気候ですが、山間部ではかなりまとまった雪の降る豪雪地帯も含まれています。

このエリアの中心都市は大垣市、以前この大垣市を中心として西濃エリアが大合併する「西濃市」構想がありましたが、実現はしませんでした。

 

観光スポットとしては、大垣市内の他、関ケ原古戦場、養老渓谷などがあります。

それでは、西濃エリアの観光の旅に出発しましょう!

 

この地域の代表的な都市・大垣市はこのエリアの中心都市であると同時に、岐阜県内第2番目に大都市です。

この市の特徴として先述した合併構想の影響により、エリア内に複数の「飛び地」があることです。

観光スポットとして、歴史的史蹟のほか、風光明媚な場所も多く存在します。

 

 


1. ひまわり畑(大垣市)

 

 

大垣市内では、毎年8月中旬~9月上旬にかけて「ひまわり畑」が開催されます。

もともとは、休耕田を有効利用することで水田農業振興と地域の活性化を図る目的で、平成2年から開始されたものです。

このイベントの特徴的なことは、毎年場所や規模が異なること。

およそ10-20万本のひまわりが咲き誇る光景はまさに絶景そのものです。

大垣市のHPで随時案内していますので、確認するようにしてください。

 

 

2. 大垣城(大垣市)

 

 

「日本の歴史公園百選」に選ばれた大垣公園内に、大垣城の復元天守閣があります。

現在は、関ケ原合戦をはじめとする歴史郷土展示室、4階は展望室になっています。

大垣城は天守閣は、かつて国宝に指定されており、郡上八幡城を再建する際のモデルとされました。

しかし、残念ながら先の大戦による空襲のため消失してしまいました。

1959年(昭和34年)に天守閣が鉄筋コンクリート造りで再建されましたが、今度は郡上八幡城を参考にしたとのこと。

大垣城と郡上八幡城は兄弟みたいなものなのです。

 

 

大垣城は1500年(明応9年)頃に築かれたとされ、安土桃山時代まで、目まぐるしく城主が変わりました。

この城が歴史の表舞台に登場するのは関ケ原の合戦前夜~石田三成が入城して西軍の根拠地となったのです。

大垣城に集結した豊臣方の西軍が決戦の地、関ケ原に向かったわけです。

 

大垣城の観光情報
 

住所:岐阜県大垣市郭町2-52

アクセス:JR大垣駅南口より南へ徒歩7分

電話番号:0584-74-7875

定休日:無休(12月29日~1月3日は休館、ほか臨時休館日あり)

営業時間:9:00-17:00

料金: 大人100円(高校生以下無料)

注意点 : 郷土館・守屋多々志美術館・奥の細道むすびの記念碑との共通券(大人600円)

公式URL : http://www2.og-bunka.or.jp/bunka/manage/oogakijo.html

 

 


3. 奥の細道むすびの地(大垣市)

 

 

松尾芭蕉といえば、いわずと知れた有名な俳人です。

彼の残した俳句はどれも静かでありながら、読むと旅の情景が思い浮かび、自然の中に溶け込んだ優しくも独特の広い世界観を持っているものが数多くあります。

中にはくすりと笑える歌もあり、松尾芭蕉の多彩な表現に心打たれた方もいると思います。

 

松尾芭蕉が書いた奥の細道のむすびの地として選んだのが、大垣市です。

江戸から出発して150日間の旅を経て、大垣市に落ち着いた時、松尾芭蕉は46歳。

弟子の曽良と共に出向いた旅の中では最長のものとなりました。

 

大垣には沢山の芭蕉ファンがいたということもあって、むすびの地を大垣市にしたのではないかといわれています。

ファンが多いとされていた大垣市は、松尾芭蕉にとっても居心地の良い場所だったようで、7年間で4度も大垣市を訪れているのです。

芭蕉が愛し、芭蕉が愛された大垣市で筆を置き、長い旅を終えたのではないでしょうか。

 

奥の細道むすびの地の見所:①奥の細道むすびの地記念館

 

 

松尾芭蕉が奥の細道を書き終えたことを記念して建てられた博物館で、館内には「芭蕉館」「先賢館」「観光・交流館」の3つのブースがあります。

奥の細道むすびの地記念館が建っている場所は、松尾芭蕉と親交の深かった谷木因の邸宅跡地なのです。

 

「芭蕉館」では、AVシアターを用いて松尾芭蕉がどのような経路を辿って奥の細道を完成させたのかを知ることができます。

教科書で文字のみの学習ではわかりづらかったことが、映像として捉えることで「こんな場所を訪れていたのか」と親近感が持てるかもしれません。

 

「先賢館」では大垣市の先駆者となった5人の偉人についての歴史が展示してあり、「観光・交流館」では松尾芭蕉にちなんだお土産の購入や図書館、休憩所などが完備されています。

 

奥の細道むすびの地の見所:②船町港跡

 

 

桜が満開の時は、たくさんの観光客でにぎわうスポットです。

それぞれの季節で楽しむことはもちろんできますが、やはりおすすめなのは桜が満開の季節。

満開の時期の桜を舟に乗って観賞するのは、たいへん風情がありますよね。

松尾芭蕉もこの船に乗って移ろう木々や花の様子を眺めながら詩を詠んだと思うと、感慨深いものがあります。

 

奥の細道むすびの地の観光情報

 

名称:奥の細道むすびの地

住所:岐阜県大垣市船町

アクセス:大垣駅から徒歩で16分

電話番号:0584-81-4111

 

 

4. 関ケ原古戦場跡(関ケ原町)

 

関ケ原古戦場跡
石碑を挟んで、左側・石田三成、右側・徳川家康の軍旗/Photo credit: yasu21net via VisualHunt.com / CC B

 

関ケ原古戦場跡の概要

 

関ケ原の由来は、関所のある原っぱだという説があります。

ここは古来より交通の要衝で、三大関所のひとつ「不破の関」が置かれ、関西と関東の境だったともいわれておりました。

関ケ原での合戦…この地での「天下分け目の合戦」、実は2回ありました。

 

ひとつめは、 「壬申の乱」

672年、天智天皇の亡き後の後継者をめぐって、皇太子・大友皇子と皇太弟・大海人皇子の軍がこの地で激突しました。

 

ふたつめは、 「関ケ原合戦」

豊臣秀吉の亡き後、豊臣家から天下を奪取しようと目論む徳川家康と、あくまでも豊臣家に忠誠を誓い守ろうとする石田三成。

この両者に、それぞれの思惑をもった諸大名が味方して、1600年(慶長5年)この地で激突しました。

総勢20万近い軍が戦ったのですが、石田方(西軍)に裏切り者が出るなどして半日で決着、徳川方(東軍)の圧勝に終わったのはご存知のとおりです。

 

関ケ原古戦場跡
笹尾山・石田三成陣跡

 

関ケ原古戦場跡の観光スポット

 

現在の関ケ原古戦場には、諸大名の陣地跡に建つ記念碑や、軍旗が設置されていて、はるか400年以上前の激闘の様子を偲ぶことができます。

レンタサイクルもあるので、歴史の風を感じながらの史蹟散策も面白いでしょう。

関ケ原古戦場を巡るおすすめのモデルコースを「関ケ原観光Web」で紹介していますので、参考にしてはいかがでしょうか?

より史蹟巡りを楽しみたいのなら、甲冑体験をしてみるのもおすすめです。

記念撮影だけでなく、甲冑を着たままで史蹟散策もできるので、歴史ファンにはたまらないでしょう。

http://www.kanko-sekigahara.jp/jp/ (関ケ原観光Web)

 

関ケ原町歴史民俗資料館

 

関ケ原歴史民俗資料館

 

関ケ原の合戦で使われた武具や諸武将の甲冑、古文書などの貴重な展示物だけでなく、壬申の乱やこの地域の民芸などを展示した資料館です。

特に関ケ原の合戦についての展示物は圧巻です。

 

関ケ原町歴史民俗資料館の観光情報

 

住所:岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-28

アクセス:JR関ケ原駅から徒歩8分

電話番号:0584-43-2665

定休日:月曜日および年末年始(詳細は最新のHP参照)

営業時間:9:00~16:30(11-3月は16時まで)

料金:350円

注意点 :駐車場50台収容

公式URL: http://www.rekimin-sekigahara.jp/

 

また関ケ原の合戦のテーマパークとして 「関ケ原ウォーランド」 もおすすめです。

等身大の武将像が屋外に展示されており、こちらでも甲冑体験ができます。

カップルや子供連れに最適かもしれませんね。

http://www.rest-sekigahara.co.jp/war_land/index.html (関ケ原ウォーランド)

 

 


5. 養老公園(養老町)

 

養老公園

 

養老公園の概要

 

養老公園は、岐阜県養老郡養老町にある県営の公園です。

また当公園は、関ケ原の古戦場を含め、周辺の渓谷とともに揖斐関ケ原養老国定公園を構成しています。

公園の面積は78.5ヘクタール、1880年に開園という古い歴史をもつ公園でもあるのです。

この広大な公園の敷地内には、

 

養老の滝

● 養老天命反転地 (屋外展示作品)

● こどもの国・養老ランド(遊園地)

● キャンプ場

● 養老神社、養老寺など神社・仏閣

● パターゴルフ場・テニスコートなどスポーツ施設

 

などを備え、県民の憩いの場となっております。

四季を通じて、幅広い年代層が楽しめるのが、この公園の魅力のひとつになっております。

 

養老公園の観光情報

 

住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2

アクセス :

◇電車 養老鉄道「養老」駅下車 徒歩10分
◇マイカー 大垣ICから約20分 関ケ原ICから約25分

営業時間:9:00~17:00 (他施設により異なる)

休園日:月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)年末年始(12月29日-1月3日)
 

料金:入場は無料(有料施設あり)

駐車場:1回300円(9:00-17:00)ほか民間駐車場あり
 

注意点: 特になし

公式URL: http://www.yoro-park.com/

 

 

6. 養老の滝(養老町)

 

養老の滝

 

居酒屋チェーン店の名前でも知られていますが、こちらが本家…この滝にまつわる伝承が由来になったそうです。

その伝承が 「養老孝子伝説」

話を要約しますと

 

~奈良時代の初めごろ、この地に年老いた父親と暮らしていた、源丞内という親思いの木こりがいました。

暮らしが貧しく、父親の大好きな酒を買うこともできませんでした。

ある日のこと、薪を採りにいった源丞内が、この滝を眺め「あの滝の水が酒だったら、父に酒を飲ませてあげられるのに」と思った時

どこからかよい香り…そう滝の水がなんともいえない美酒に変わったのでした。

喜んだ源丞内、その酒を汲んで、急いで家に帰って父親に飲ませると、父親曰く「こんなうまい酒初めてだ!」

この話はたちまち広まり、ついには奈良の都の帝の耳にまで入りました。

帝はわざわざ、この地をご行幸され、源丞内に「この出来事は、そなたの親を思う気持ちが神に通じたのだ」とおっしゃいました。

そして帝もまた、この水を都へ持ち帰り、時の元号を「養老」に改めたとのことです。~

 

と、こんな話です。

この話は、鎌倉時代に編纂された「古今著聞集」に載っている説話です。

 

滝の水は本当に酒になったという話は真実かわかりませんが、時の天皇であった元正天皇は、この地を訪れたことは事実(717年、718年)のようで、

『醴泉は、美泉なり。もって老を養うべし。蓋し水の精なればなり。天下に大赦して、霊亀三年を改め養老元年と成すべし』

との詔を出して、元号を「養老」に改めたことも史実となっております。

日本史の授業で習った記憶がある「養老律令」もこの時代に作られたものです。

 

また万葉集にも養老の滝が詠まれ、

 

古ゆ人の 言ひ来る老人の
変若つといふ 水そ名に負う 滝の瀬  大伴宿禰東人

 

養老の滝は、若返りの滝としても当時有名だったことがわかります。

 

実際の養老の滝は、落差32m、幅4mの名瀑で、「名水百選」にも指定されている名瀑です。

この名瀑が周囲に溶け込んた風景は、まさに絵画の世界。

新緑の季節の他、桜の時期や秋の紅葉の時期に訪れても絶景が楽しめます。

養老山への登山口が、この滝の上の方にあるので、養老公園から滝を見物して、養老山に至るハイキングもおすすめです。

このハイキングコースは東京の高尾から大阪の箕面に至るまでの自然歩道「東海自然歩道」のコース上にも位置しています。

 

養老公園から養老の滝までのアクセスは、徒歩30分位(養老駅からだと1時間程度)、現状は急な坂道を約800m歩く必要があります。

 

 


7. 養老神社(養老町)

 

養老神社

 

養老公園の中には、「養老孝子伝説」源丞内ゆかりの養老神社があります。

この神社は、奈良時代の養老期の頃に創建されたと伝えられています。

 

養老神社

 

この神社の境内のなかに名水百選「菊水泉」が存在します。

養老駅から公園内約3km(徒歩30分くらい)のところにあります。

 

 

8. 養老天命反転地(養老町)

 

養老天命反転地
極限で似るものの家

 

何やら宗教団体のような名前ですが、公園タイプの芸術作品です。

芸術家・荒川修作氏と、その妻の芸術家マドリン・ギンズ氏によって、1995年に開設されました。

テーマは難解で『極限で似るものの家』と『楕円形のフィールド』、その回廊から構成されています(!?)。

 

養老天命反転地
楕円形のフィールド

 

斜めに歪んでいたり、迷路っぽくなっていたりと個人的にはサルバロール・ダリの世界のように感じます。

なんとなくアスレチックのようなイメージがあります。

作者の意図は、 「日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認すること」 なんだそうです。

危険個所も多いために、靴やヘルメットの無料貸し出しも行っております。

 

養老天命反転地の観光情報

 

住所 :岐阜県養老郡養老町高林1298-2 養老公園内

アクセス:養老鉄道「養老」駅より徒歩10分(養老公園内)

定休日:毎種月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)年末年始(12月29日~1月3日)

営業時間:9:00-16:30(開園時間 9:00-17:00)

料金:

大人750円
高校生500円
小中学生300円
小学生未満無料

 

養老公園内には、こどもの国のほか、有料ですが「養老ランド」という子供向けレジャー施設もあるので、子供連れでも充分楽しめます。

公園内だけでも、1日の滞在では物足りないほど充実しています。

時間が許すなら、公園内のキャンプ場に宿泊しながら、じっくり楽しむのもいいかもしれません。

2017年は、養老改元1300年記念です。

町内で様々なイベントが企画されていますので、確認して参加するのも面白いと思います。

 

 


9. 千代保稲荷神社(海津市)

 

 

京都 にある伏見稲荷、 愛知 にある豊川稲荷と並ぶ三大稲荷といわれているのが、千代保稲荷神社です。

稲荷神社の中で大きいとは言えませんが、年末年始や月末から月初めに欠けて開催される月並祭ではかなりの賑わいを見せています。

 

地元の方からは「おちょぼさん」という愛称で親しまれている神社です。

家内安全や商売繁盛の神様として有名で、中でも専門職の方や自営業の方の参拝客が多い傾向があるようです。

 

千代保稲荷神社ではお札やお守りを販売していません。

おみくじはあるので、運試しに引いてみるのも一興ですね!

 

お供え物をすることができるのですが、稲藁でお揚げを結んだものになるので、こちらも独特なものになります。

観光で訪れているから自分で作るのはちょっと…、という方でも安心!

お供え用のお揚げを販売している露店があるため、お供え物をしてお参りをしたいと考えている方は露店でお揚げを購入してお参りに出向きましょう。

 

千代保稲荷神社の観光情報

 

名称:千代保稲荷神社

住所:岐阜県海津市平田町三郷1980

アクセス:

岐阜羽鳥駅からバスで20分→お千代保稲荷下車徒歩1分
岐阜羽鳥ICから車で15分
大垣ICから車で15分

電話番号:0584-53-1374

 

千代保稲荷神社に行くならチェックしたい串カツ・玉屋

 

 

大人気の串カツ屋!

数ある出店に中でもファンやリピーターが多く、お店の前に行列ができることも珍しくありません。

 

後払い方式の串カツ屋さんで、初めての方は若干戸惑うかもしれないので、まずはじっくりと観察して支払方法がわかってから列に加わることをおすすめします。

持ち帰りや店内での食事も可能ですが、立ち食いの美味しい串カツを堪能したいという方も数多く来店しています。

味はソースかドテ味噌が選べて、出来立て熱々の串カツがいただけます。

 

串カツ・玉屋の観光情報

 

名称:串カツ・玉屋

住所:岐阜県海津市平田町三郷1997

電話番号:0584-66-2294

営業時間:9:00~17:00(年末年始は早朝まで営業)

休業日:不定休

予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ

 

 

<飛騨エリア(お土産・グルメ・下呂温泉)>

 

飛騨

 

岐阜県は明治維新以前までは、「美濃の国」と「飛騨の国」に分かれていました。

現在も美濃地方と飛騨地方というように、分けて表現することが少なくありません。

飛騨地方は、本来飛騨山脈の西側一帯のエリアを指す言葉で、岐阜県の北部地域のことを指しています。

「飛騨市」という自治体も存在しますが、地域としての飛騨は高山市・飛騨市・下呂市・大野郡白川村から構成されています。

気候的には雪の多い日本海側型であり、同じ岐阜県内の美濃地方よりも、隣接する富山県との文化経済的な結びつきが強く「飛越地方」とよぶ場合もあります。

昔は、険峻な飛騨山脈に遮られて、美濃地方との交通の便も悪かったのです。

 

この地方は「日本の心のふるさと」「日本の原風景」とよばれるように、素朴で、気持ちをほっとさせる風土があります。

白川郷の集落、飛騨高山の街並みなど、初めて行ったのに、なぜか懐かしく感じられる…そんなノスタルジックな魅力があるのです。

最近では、大ヒット映画「君の名は。」でも作品の舞台として取り上げられて、観光客も増加傾向にあります。

そんな飛騨地方の観光スポット、たっぷりと紹介します!

 

飛騨の郷土工芸品

 

さるぼぼ

 

 

飛騨地方を訪れたら、必ず目にするお人形「さるぼぼ」。

飛騨のお土産さんに必ず売っている、飛騨土産の定番中の定番です。

飛騨=さるぼぼ、といっても過言ではないくらいの飛騨のシンボル的存在なのです。

 

さるぼぼとは、「サルの赤ん坊」という意味…この地方の言葉で赤ん坊のことを「ぼぼ」と表現するのです。

また「さる」は猿のことではなく、災難が「去る」ということだという説もあります。

 

のっぺらぼうで、黒い頭巾と金太郎腹掛け(腹掛けには飛騨とか、観光地の文字が書いてある)、万歳ポーズが特徴です。

まず、さるぼぼに顔がないのは意味があり…それは自分自身の心の鏡だといわれています。

怒りの感情を見せると、さるぼぼの顔は怒りの顔になり、愉快な感情を持つと、さるぼぼの顔が笑顔になると言い伝えられています。

 

一般的には、赤いのが普及種でありますが、赤色は「悪霊除け」「疫病(天然痘)除けの意味があったとされています。

しかし最近は赤以外のカラーのさるぼぼが多く流通しています。

お守りとしての、さるぼぼのカラーについて、さるぼぼグッズを販売している【あずさ屋】さんによりますと

 

 

●赤: 縁結び・安産・夫婦円満・子供の成長祈願・勝負運

●青: 勉強運・仕事運・集中力・合格祈願・出世祈願

●黄: ギャンブル運・財運・宝くじ当選運

●緑:健康運・平穏無事・病気を寄せ付けない・健康祈願

●紫:出世運・健やかな長寿祈願など

●黒:厄除け・勝ち運など

●ピンク:恋愛運・幸せな結婚・素敵な出会いなど

●オレンジ:子宝・旅行運など

●白:浄化・心を清めるなど

●金・銀:財運・才能の開花など

http://www.azusaya.co.jp/SHOP/259902/259903/list.html

 

のような意味があるそうです。

値段も大きさも様々ありますが、安いもので300円~購入できます・

 

飛騨の町中では、商店やバス、タウン誌など、いろいろな場所で、さるぼぼを冠した名前がつけられているのがわかります。

飛騨の人々に深く愛されているのですね!

 

 

飛騨のグルメ

 

1.飛騨牛

 

 

飛騨地方特産のグルメとして一番に挙げられるのは「飛騨牛」です。

飛騨エリアの町中を歩いていると、この「飛騨牛」の看板を出している飲食店をよく見かけます。

 

飛騨牛はきめ細やかで、柔らかい肉質と、美しい霜降りと口の中でとろける芳醇な香りと味わいが特徴です。

ところで、飛騨牛とはどんな食肉なのでしょうか?

 

「飛騨牛銘柄推進協議会」 による定義によれば、

 

1. 飼育期間は最も長い場所が岐阜県であること。

2. 飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者により肥育されている。

3. 14カ月以上肥育された黒毛和種の肉牛である。

4. 公益社団法人日本食肉格付協会が実施する牛枝肉格付により肉質等級5等級・4等級・3等級と格付けされたものである。

 

となっており、これら4つを満たしたことを協議会事務局が確認し、認定したものとなっております。

認定された場合に限り、 「飛騨牛表示ラベル」 を交付されるのです。

これより肉質の等級が下がるものについては、「飛騨和牛」とされ「飛騨牛」とはみなされません。

 

飛騨牛の歴史は意外に新しく、昭和56年(1981)に、兵庫県から但馬牛の雄牛を導入し、種付けしたのがはじまりです。

「安福号」と名付けられた、この雄牛の遺伝子を引き継い約4万頭の子牛の一部が「飛騨牛」の起源となったのです。

そして平成14年(2002)に開催された、第8回全国和牛能力共進会において日本一(名誉賞および最優秀枝肉賞)を獲得し、全国区で名前が知られるようになりました。

このコンテストは改良の成果を競う「種牛の部」と肉質を競う「肉牛の部」に分かれ、それぞれの部分について評価されたのです。

その5年後に開催された第9回にも、最優秀枝肉賞を受賞し、不動の地位を確立したわけです。

 

飛騨エリア内では多くの専門店もあり、上質なステーキのほか、ハンバーグやカレーなどでも食べることができます。

ちなみに飛騨牛の読み方として、生きている状態の牛を「ひだうし」といい、食肉になってからは「ひだぎゅう」とよびます。

 

2.朴葉味噌

 

 

朴葉味噌(ほおばみそ)も飛騨のグルメとして定番であり、現地を訪れたら一度は食べておきたいものです。

もともと飛騨高山地方の郷土料理でありますが、高山以外の飛騨エリアの旅館や食堂などでも広く流通しています。

 

朴葉味噌とは、朴(ホオノキ)の枯葉の上に味噌をのせ、ネギなどの薬味、シイタケなどの山菜・茸を絡めて焼く料理です。

通常は、ご飯にのせて食べるのが一般的ですが、一品料理として食べる事もあります。

飛騨地方の味噌は、基本的には濃い赤みそのような色ですが、塩分控えめで旨味と麹の甘みが特徴です。

旅館や食堂などでは、飛騨コンロという卓上コンロで焼いて食べるのが通常です。

飛騨牛を朴葉味噌に絡めて食べたら最高の気分かもしれません。

 

朴葉味噌は、道の駅や土産店でも販売されており、500円~購入できます。

 

 

1. 下呂温泉

 

 

下呂市は飛騨地方の最南端の玄関口です。

下呂といえば、温泉地であまりにも有名な町です。

「下呂」というインパクトのある名前の由来は古く、奈良時代にまで遡ります。

 

もともと美濃の国と飛騨の国の国境付近であったこの地に、宝亀2年(776年)に「下留(しもどまり)」駅を設置したことがらはじまります。

『続日本紀』によれば、この駅(宿場)が出来る前に美濃の国「菅田駅」と飛騨の国「上留駅」が存在していましたが、道が険しくて距離が長かったために、中間点に駅を設置することになったのです。

この「しもどまり」が音読みの「げる」と読まれるようになり、転じて「げろ」になったと伝えられています。

 

ちなみに、現在も上呂、中呂という地名が存在します。

旧下呂町は、かつて益田郡下呂町でしたが、平成16年(2004年)同じ益田郡に属する3町1村(萩原町・金山町・小坂町・馬瀬村)と合併し、新生下呂市が誕生しました。

この旧小坂町には、小坂温泉郷があり、他の旧町にも温泉が存在します。

下呂市は温泉天国なのです。

下呂を温泉目的以外で観光する場合、メジャーな観光スポットは多くありません。

日程が許すのなら、高山や郡上八幡など近隣の観光地と絡めて周遊した方が、飛騨地方の醍醐味を満喫できると思います。

 

下呂温泉へのアクセス

 

●電車:JR高山駅から、「特急ワイドビューひだ」にて下呂駅まで45分

●マイカー:東海環状自動車道「富加関」ICから県道58号⇒国道41号線経由、下呂温泉まで63km(10分程度)※他ルートあり

 

下呂温泉
Photo credit: bizmac via VisualHunt / CC BY

 

 

下呂温泉の概要

 

下呂の代名詞でもある下呂温泉。

兵庫の有馬温泉・群馬の草津温泉とともに、日本三大名泉(江戸時代の儒学者・林羅山の説)に数えられる有名温泉です。

JR下呂駅周辺と、飛騨川沿いに旅館やホテルが集中しています。

下呂に限らず、地方の温泉地に共通してあてはまることですが、温泉街はひなびた印象を感じさせます。

また、そこが昭和のレトロな雰囲気を絶妙に醸し出し、周囲の山里の風情と調和して、旅情を誘うかもしれません。

 

 

下呂温泉の歴史

 

白鷺

 

下呂温泉の歴史は古く、平安時代の天歴年間(947-957)あるいは延喜年間(901-923)といわれています。

元々は今の温泉街から、4キロほど離れた湯ケ峰(1067m)という山の山頂で発見されました。

当時から温泉の効能があり、湯治客で賑わっていたようです。

しかし、ある日突如として温泉の湯が出なくなってしまったのです。

時は過ぎ、鎌倉時代中期の文永2年(1265)、現在の温泉街の中心を流れる飛騨川の河原で再び発見されました。

この時、薬師如来が化身したといわれる白鷺が表れ、湧出地を知らせたという 「白鷺伝説」 が今に伝わっています。

そして室町時代以降、有名温泉地として著名人が訪れるなど名湯としての地位を不動のものにしました。

 

 

下呂温泉の効能

 

泉質は 「アルカリ性単純水」 。無色透明で若干の硫黄の香りを含んでいます。

この泉質は石鹸効果があり、肌がつるつるになり美肌効果があるとされています。

また、運動器障害・リウマチ・神経麻痺・病後回復・疲労回復にも効能があるとされています。

また専門的になりますが、温泉マニアの方向けに、岐阜県保健環境研究所による下呂温泉の成分を列挙しておきます。

 

泉温56.1℃(最高井戸84℃)、無色透明、湧出量1,250リットル/分、PH値9.3、アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性温泉泉)、ナトリウム・カリウム・カルシウム・フッ素・珪素・硫酸・硫化水素・炭酸水素・炭酸・メタけい酸・メタほう酸イオン遊酸二酸化炭素・遊酸硫化水素・ガス状のものを除く、溶存物質0.348g/kg、成分総計0.349g

 

 

下呂温泉の楽しみ方

 

★ 湯めぐり手形

 

旅館やホテルに宿泊して、その宿の温泉で楽しむのもいいのですが、どうせなら、いろいろな宿の温泉も楽しみたいもの。

また日帰りで温泉入浴を楽しみたい方に絶対におすすめなのが、この「湯めぐり手形」。

この手形1枚持っていれば、手形加盟旅館の中から3カ所好きな場所を選んで入浴することができるのです。

 

手形は1枚:1300円(税込み)で、手形加盟旅館や土産店だけでなく、コンビニでも販売されているのです。

嬉しいことに、手形の購入期限は購入日から6カ月なので、一度に使い切らなくてもいいのです。

下呂訪問のあと、高山や白川郷などに宿泊して、帰り道に下呂に戻って「ひとっ風呂」なんて粋なものです。

 

★ 足湯

 

旅先をいろいろ探索して、足が疲れてしまった…そんな時嬉しいのが「足湯」です。

温泉街には足湯スポットがいっぱい、しかも無料のところが多いのです。

24時間営業、年中無休なんという場所もいっぱいあって、嬉しいものです。

工夫を凝らした、趣のある足湯を満喫した後、また散策に行って…また足湯なんて贅沢もできるのです。

一部紹介しましょう!

 

鷺の足湯: ヒノキ造りの足湯で一番の老舗 (24時間・無休)

ビーナスの足湯: ビーナス像を囲む白亜の円形状の足湯 (24時間・無休)

ゆあみ屋の足湯:温泉玉子をセルフで茹でることができる。(7-21時・無休、卵100円)

さるぼぼ黄金足湯:黄金に輝く「さるぼぼ神社」内にある足湯 (9-21時・無休)

 

★ 噴泉池

 

下呂温泉_噴泉地

 

益田川の河原にある露天風呂。

囲いも脱衣所もなく、開放感抜群!入浴料は無料…しかも混浴♡

残念ながら、今では男女とも水着着用必須とのことです。

 

下呂温泉噴泉池の観光情報

 

住所:岐阜県下呂市幸田河川敷

アクセス:下呂駅から下呂大橋方面へ徒歩3分

営業:年中無休

料金:無料


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