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ヨーロッパを中心にキリスト教を信仰する国々に点在する大聖堂。
世界78億人の人口のうち、全体に占めるキリスト教徒の割合は3割弱とされています。
つまり、世界の約3人に1人はキリスト教徒なのです。
一般的に大聖堂とは、カトリック教会では司教座が置かれている教会を指します。
ロシア正教やギリシャ正教では、司教座の有無に関わらず、由緒ある教会を大聖堂とみなし、司教座制度を持たない宗派であっても、大聖堂と呼ばれるものもあります。
世界各地には美しい教会が数多くありますが、大聖堂は高い格式を有する一際異なる存在です。
中でも、 バチカン市国 の「サン・ピエトロ大聖堂」、 スペイン の「セビリア大聖堂」、 イギリス の「セント・ポール大聖堂」は、『世界3大聖堂』として親しまれています。
これらは全て日本人観光客に人気のある旅行先にあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
中世を中心に西洋美術史を彩った フランス や オランダ 、 オーストリア 。
これらの国々を含む西欧(西ヨーロッパ)は、日本人観光客に不動の人気を誇るエリアです。
キリスト教には、カトリックやプロテスタント、正教など様々な宗派が存在しますが、西欧はかつてローマ帝国によって統一されていたことから、ほとんどの国がカトリック教を信仰しています。
ここでは、西欧に位置するおすすめの大聖堂をご紹介します。
西欧には美しい宗教画を所蔵する美術館も多くあるので、ぜひ大聖堂と合わせて訪れてみてください。
パリ中心部を流れるセーヌ川の中洲であるシテ島に位置するフランス・カトリックの総本山です。
1163年に着工したのち、1345年に完成した初期ゴシック様式の聖堂で、フランス建築の最高傑作とされています。
また、「ゴシック様式を代表する建造物」としても知られ、のちの聖堂建築に大きな影響を与えました。
ノートルダムとは、フランス語で「我らの貴婦人」を意味するそう。
ヨーロッパには同様の名で親しまれる聖堂がいくつか存在しますが、これらは聖母マリアに捧げられたものであるという共通点を持ちます。
フランス史を長く見守ってきた大変重要な建物であり、1804年にはあのナポレオン1世もここで載冠式を挙げたと言われています。
今も昔も変わらず、多くの人から信仰が寄せられる素晴らしい大聖堂です。
なお2021年現在、火災による修復中のため外観のみ見学可能になっています。
住所 : 6 Parvis Notre-Dame, Place Jean-Paul II 75004 Paris
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +33 1 42 34 56 10
定休日 : なし(地下聖堂は月曜・祝日)
営業時間 : 2021年現在、修復中のため内部見学不可
料金 : 2021年現在、修復中のため内部見学不可
公式サイト : ノートルダム大聖堂
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フランス南部の港湾都市・マルセイユにある大聖堂です。
13世紀、旧市街を見下ろす丘の上に小聖堂が建造されたのがはじまりとされ、19世紀に現在見られるような姿になりました。
聖堂はロマネスク・ビザンチン様式が混在した造りで、高さ41mの鐘楼を備えています。
鐘楼の上に立つ黄金のマリア像を見れば、この聖堂に「ノートルダム」の名が付いているのも納得するはずです。
外壁は、フランスやイタリアで採れた数種類の石で彩られているそう。
イタリアにもこのようなデザインが施された聖堂がいくつかあるので、共通した部分が感じられますね。
また、これらの石は聖堂内の装飾にも用いられており、荘厳な趣を醸し出しています。
その他にも、金色を基調とするモザイクや壁画など豪華な装飾の数々は必見です。
住所 : Rue Fort du Sanctuaire, 13006 Marseille, Franec
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロ「エストランジャン駅」より徒歩23分
電話番号 : +33491134080
定休日 : なし
営業時間 : 7:00〜18:30
料金 : 見学無料
公式サイト : マルセイユ大聖堂
ロンドン中心部に位置するイギリス国教会の大聖堂で、同国を代表するイギリス・バロック建築として著名な建造物です。
この大聖堂は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ世界第2の規模を誇るそう。
604年頃に建てられた小聖堂が起源とされ、12~14世紀にノルマン様式で建造されたのがはじまりです。
現在見られるのは、1675年から1710年にかけて再建されたものと言われています。
実は、かつて存在したノルマン様式の建物は1666年のロンドン大火で焼失してしまったそう。
地下の納骨堂には、チャーチル元首相やフレミング、ファン・ダイクなどの歴史的人物が眠る墓所があります。
住所 : St. Paul's Churchyard, London EC4M 8AD, England
マップ : Googleマップ
アクセス : セント・ポール駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 7246 8350
定休日 : 日曜日(礼拝のため観光客は見学不可)
営業時間 : 8:30〜16:30(水曜は10:00〜) ※最終入は曜日に関わらず16:00
料金 : 大人(18歳以上)18£、学生・シニア16£ 子ども(6〜17歳)7.70£
公式サイト : セント・ポール大聖堂
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1875年に創建されたカトリック教の大聖堂です。
レニエ3世とグレース・ケリーが結婚式を挙げたことで知られる有名なスポットで、公式行事の他、建国記念日をはじめとする大衆向けのイベントにも使用されています。
フランス産の白い石を使用したロマネスク・ビザンチン様式の外観は、モナコならでは気品が感じられる造りです。
内部には、「聖ニコラの祭壇画」や「聖母子」など中世を中心に描かれた名だたる美術品が所蔵されているほか、グレース王妃を含む歴代大公の墓所もありますよ。
住所 : 4 Rue Colonel Bellando de Castro, 98000 Monaco, Monaco
マップ : Googleマップ
アクセス : Renfe「モナコ・モンテカルロ駅」より徒歩12分
電話番号 : +377 99 99 14 00
定休日 : なし(礼拝中は入場見学不可)
営業時間 : 9:00〜18:00
料金 : 無料
公式サイト : モナコ大聖堂
ヨーロッパ有数の貿易港であり、ダイアモンド加工の町として知られるベルギー北部のアントワープ。
聖母大聖堂は、この町の中心部に位置するゴシック様式の大聖堂です。
1352年に着工されたのち、170年余りの歳月をかけて建造された聖堂は、高さ123mを誇る鐘塔を備えています。
また、すぐ隣にも65.3mの塔があるのですが、こちらは途中で建設作業を中断してしまったのだそう。
大聖堂の鐘楼部分は「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界文化遺産に登録されています。
その他、聖堂内には中世の有名画家・ルーベンスが描いたとされる4つの名作が収蔵されているので、ぜひ訪れてみてください。
中でも「キリストの降架」は、人気小説「 フランダースの犬 」の舞台として選ばれたことでも有名な作品です。
見学には入場料の支払いが必要ですが、覗いてみる価値は十分あるでしょう。
住所 : Groenplaats 21, 2000 Antwerpen, Belgium
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +32 3 213 99 51
定休日 : なし
営業時間 :
料金 :
公式サイト : 聖母大聖堂
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東欧(東ヨーロッパ)は、文字通りヨーロッパの東側に位置する地域です。
このエリアを構成する国は、ハンガリーや チェコ共和国 、スロバキアなどが挙げられます。
旧ソビエト連邦に属していた国々も含まれることから、正教を主体とする教会も多いのが特徴です。
西側諸国に比べ物価が安く、治安も良好なので長期の旅行者にも人気のあるエリアです。
限られた範囲に小さな国が多く集まっているため、バスや電車を利用してそれぞれの国を気軽に行き来できるのも魅力の1つ。
ここでは、ロシア西部を含む東欧地域にあるおすすめの大聖堂を紹介します。
クロアチアの首都ザグレブ中心部に位置する美しい大聖堂です。
高さ100mの尖塔を有することから、同国で最も高い建造物として親しまれています。
ザグレブの市街地は、かつて「カプトル(Kaptol)」および「グラデツ(Gradec)」という2つの地域に分けられていました。
この大聖堂が位置するのはカプトル地区で、古くは司教区が置かれていたとされています。
オレンジ色の屋根がひしめく街並みで圧倒的な存在感を放つ、聖母被昇天大聖堂。
まさに「ザグレブのシンボル」と呼ぶにふさわしい佇まいですよね。
この大聖堂が建造されたのは、今から約1,000年以上前にあたる11世紀末であるとされています。
日本でいえば平安時代に建造されたものなのですが、正式に完成したのは17世紀なのだそう。
1つの大聖堂を完成させるのに、なぜここまで長い歳月を費やしたか疑問に思いませんか?
実は、クロアチアという国は東欧という立地柄、これまでにモンゴルやオスマン帝国、タタール人など様々な民族による侵攻に晒されてきました。
そのため、この大聖堂は他民族による破壊だけでなく、建設作業の中断を何度も余儀なくされたといいます。
数百年という途方もない時を経て完成された大聖堂は、いくつかの建築様式を兼ね備えているのが特徴です。
外観はネオゴシック、内部にはルネッサンスおよびバロック様式を取り入れています。
ちなみに、13〜18世紀の再建時にはゴシック様式で造られていたそうですが、1880年の大火後に現在見られるような様式で再建されたそうです。
クロアチアがこれまでに歩んだ歴史を見事に反映する、極めて重要な建造物です。
礼拝堂はシンプルでありながらも上品な装飾が所々に施されており、座ってみると不思議な静けさに包まれるのが分かります。
聖堂の内部および敷地内には様々な見どころがあるので、ぜひゆっくりと見学をお楽しみください。
住所 : Kaptol 31, 10000, Zagreb, Croatia
マップ : Googleマップ
アクセス : 「ザグレブ中央駅」より徒歩18分
電話番号 : +385 1 481 4727
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : ザグレブ大聖堂
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聖ワシリイ大聖堂は、1555年にカザン・ハン国への戦勝を記念して建造されたロシア正教会の寺院です。
初代ロシア皇帝であるイワン4世の命により創建されたのがはじまりとされ、1561年に完成しました。
聖堂が位置する「赤の広場」は、クレムリンと共に世界文化遺産に登録されています。
タマネギを連想させる8つのドームを備えた可愛い見た目は、まるでおとぎ話に登場するお城のよう。
これらは17世紀から19世紀にかけて増築されたもので、内部は小さな聖堂になっています。
それぞれ高さや彩色が異なるため、一つひとつ見比べてみると面白いですよ。
聖堂内部には美しい装飾が施されており、バロック様式のイコンやカラフルな壁画、教会周辺で発掘された土器やコイン、生活用具の展示などが楽しめます。
聖堂の内部は見た目から想像するよりも遥かに広いため、実際に訪れてみると宗教施設というよりは、ミュージアムを訪れているような感覚を覚えるかもしれません。
非常に見応えのある寺院なので、なるべく時間をかけてゆっくりと見学をお楽しみください。
住所 : Red Square 2 , Moscow, Russia
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロ1号線「アホートヌィ・リャト駅」より徒歩3分
電話番号 : +7 495 698-33-04
定休日 : 毎月第1水曜日
営業時間 : 11:00〜18:00
料金 : 1,000ルーブル(写真・ビデオ撮影は追加料金)
公式サイト : 聖ワシリイ大聖堂
イサーク大聖堂は、ロシア第2の都市・サンクトペテルブルクにあるロシア正教の寺院です。
巨大な黄金のドームが印象的な建物は、高さ約102m、総重量は約30トンにおよぶとされています。
創建されたのは1858年で、パリのパンテオンをモデルに造られました。
建設に要した期間は40年余りといわれ、ロシア・ビザンチン建築を代表する建造物として知られています。
ヨーロッパには多くの宗教建築物がありますが、イサーク大聖堂と同等もしくはそれ以上の建築規模で、ご覧のような重厚感を兼ね備えた建物は少ないと思います。
聖堂内には孔雀石やトパーズなど40種を超える貴石を用いた美しい装飾が施されており、まさに豪華絢爛そのもの。
ドームの下は展望台になっており、市街地を一望できます。
上から眺める街並みも、また違った趣があって素敵ですね。
住所 : St Isaac's Square, 4, St Petersburg, Russia
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロ5号線「アドミラルテイスカヤ駅」より徒歩5分
電話番号 : +7 812 315-97-32
定休日 : 水曜日
営業時間 : 10:30〜18:00(夏季は22:30まで)
料金 : 無料
注意 : 白夜期間(6月1日〜8月20日は22:30〜翌4:30も開館)
公式サイト : 聖イサアク大聖堂
※ロシアの観光関連記事: ロシアのおすすめ観光スポット22選!広大なロシア全土を定番から穴場まで紹介
イエスの聖心大聖堂は、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォにあるカトリック教の大聖堂です。
同国最大の宗教建築物として知られ、「サラエヴォ大聖堂」という名でも親しまれています。
1884年8月に建設を開始したのち、約5年の歳月を費やして完成されたこちらの大聖堂。
意外なことに、設計を行う際モデルとされたのはパリのノートルダム大聖堂だったと言われています。
見た目こそ異なりますが、これら2つの大聖堂は「ネオ・ゴシック様式」を取り入れているという共通点があるんです。
その他にも、ヨーロッパにはイギリスの国会議事堂やタワーブリッジなど、同様の建築様式を取り入れた建造物がいくつもあります。
ボスニア・ヘルツェゴビナといえば、1990年代に内戦が勃発し、約3年半以上にわたる戦いにより20万人以上の死者と200万人以上の難民を出した国です。
もちろん、この大聖堂も例外ではなく、内戦による影響で激しい損害を受けました。
現在見られるのは、終戦後に修復された建物です。
激しい戦闘が繰り広げられる中で奇跡的に全壊を免れた大聖堂は、今日も信仰を寄せる人々に「平和と安らぎ」を与えています。
内部は少しイスラム風の趣を感じせる造りとなっているので、訪れる際はぜひ覗いてみてください。
住所 : Trg Fra Grge Martica 2, Sarajevo, Bosnia and Herzegovina
マップ : Googleマップ
アクセス : サラエヴォ中心部より徒歩1〜2分
電話番号 : +387 33 215-635
定休日 : 月曜
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : イエスの聖心大聖堂
フィンランド や デンマーク をはじめとするスカンジナビア諸国およびバルト三国で構成される北欧。
北欧にバルト三国が含まれるのは意外かもしれませんが、厳密に言うとアイルランドとブリテン諸島も含まれます。
北欧といえば、「歴史・文化・社会福祉」などにおいて共通点を多く有することで知られています。
民族も一部のエリアを除いて、北ゲルマン語を話す北ゲルマン系民族が多く居住しているのだそう。
もちろん宗教も例外ではなく、人口に占めるプロテスタント系のルーテル派(ルター派)の割合が非常に高いとされています。
北欧には、どんな大聖堂があるのでしょうか。
ここでは、北欧諸国でも旅行先として人気の高い都市からおすすめの大聖堂を紹介します。
フィンランドの首都ヘルシンキのランドマーク的存在として親しまれる大聖堂です。
1852年に竣工されたのち、約30年もの歳月をかけて完成しました。
この建物は、同国が国教として定めるフィンランド福音ルーテル派の総本山とされています。
シンプルでありながらも、荘厳な趣が感じられる佇まいは、宗教建築ならでは。
元老院広場を見下ろすようにそびえる白亜の大聖堂は、中央のドームを軸としたシンメトリーなデザインを持つのが特徴です。
設計に携わったのは、ドイツ人建築家のカール・エンゲル。
建物には5つのドーム屋根が設けられているのですが、四隅の小さなドームを除く大部分がこの人物によって建造されました。
ちなみに、小さなドームはエンゲルの死後に別の建築家が付け加えたものなのだとか。
現在では考えられませんが、創建当初は真ん中にある大きなドームだけが存在したそう。
内部の造りは装飾がほとんど施されておらず、意外と質素な印象です。
正面にある祭壇画の反対側には巨大なパイプオルガンがあるので、礼拝堂を訪れる際は忘れずにチェックしましょう。
フィンランド語名 : Tuomiokirkko helsinki
住所 : Unioninkatu 29, 00170 Helsinki
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +358 9 2340 6120
定休日 : 無休
営業時間 :
料金 : 5ユーロ(聖堂入口での募金を推奨)
注意点 : 大聖堂内は撮影禁止
公式サイト : ヘルシンキ大聖堂
※フィンランド・ヘルシンキの関連記事: 北欧フィンランドの首都ヘルシンキを旅する際のアドバイスとおすすめ観光スポット19選
1868年にロシア人建築家によって建てられた、北欧最大のロシア正教会寺院です。
スラブ・ビザンチン様式を採用した赤レンガ造りの重厚感溢れる佇まいは、訪れる人すべてを魅了します。
この寺院は、ヘルシンキ大聖堂とは対照的に内部の装飾が豪華で非常に見応えがあるのが特徴です。
聖壇がある礼拝堂には、金を多用した緻密な装飾が至るところに施されています。
内部に描かれたイエス・キリストと12使徒のテンペラ画は、恐らくウスペンスキー大聖堂のハイライトと言えるでしょう。
また、写真でも確認できる通り、建物の上には黄金色に輝くクーポラが全部で13ヶ所設けられています。
内部の天井には沢山の星が描かれており、とても神秘的な雰囲気なので訪れる際はぜひご覧ください。
住所 : Kanavakatu 1,00160 Helsinki, Finland
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +358 9 85646100
定休日 : 月曜
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : ウスペンスキ寺院
ノルウェーの首都オスロ中心部にあるルーテル派の聖堂です。
1697年に創建された歴史ある建造物で、同国の国教であるルーテル派の総本山として親しまれています。
19世紀半ばに2度の改築工事が行われ、現在の姿となりました。
内部には、モダンなフレスコ画やステンドグラス、6,000本ものパイプが備えられたパイプオルガンなど様々な見どころがあります。
天井画はヒューゴ・モールが1936年から1950年にかけて製作したもので、柔らかな色彩を持つのが特徴です。
また「最後の晩餐」をモチーフにしたアリゴ・ミネルビ作の祭壇飾りも必見。
祭壇およびオルガンの周囲に施された装飾は創建時のものであるので、お見逃しなく。
住所 : Karl Johans gate 11, 0154 Oslo, Norway
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +47 23 62 90 10
定休日 : なし
営業時間 : 10:00〜16:00(金曜は16:00〜翌6:00)
料金 : 無料
公式サイト : オスロ大聖堂
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イタリア や スペイン 、 ポルトガル など、地中海に面する国々で構成されている南欧(南ヨーロッパ)。
西洋でも特に歴史が古いことで知られ、世界的に有名な大聖堂がいくつも点在しているエリアです。
有名な世界遺産や人気映画のロケ地に選ばれたスポットもあるので、キリスト教に興味の無い方でも気軽に楽しめますよ。
ここでは、南欧でも特に高い知名度と人気を誇る大聖堂を厳選して紹介します。
サグラダファミリアは、スペインのバルセロナにある未完の大聖堂です。
1882年に建築家フランシスコ・デ・ビヤールが着手し、その後ガウディに引き継がれ130年余りの時が経ちました。
ガウディの死後も、彼が残した基本構想やスケッチなどをもとに建築工事は続けられています。
その完成時期は100年後や200年後とも言われ、これまでに様々な憶測が飛び交っていましたが、近年では建築技術の発展などにより徐々に工期が短縮されているのだそう。
ちなみに、ガウディの生前に完成したのは地下祭室と聖堂東側にある「降誕のファサード」は世界文化遺産に登録されています。
気になる完成時期は、ガウディーの没後100年にあたる2026年を目指しているそうです。
これまで長きに渡って「未完の大聖堂」とされてきたサグラダファミリアの完成まで残りわずか。
完成を目前にしてワクワクしますが、少し切ない気持ちにもなりますね。
住所 : Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona, スペイン
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロ2・5号線「サグラダファミリア駅」より徒歩1分
電話番号 : +34 932 08 0414
定休日 : なし
営業時間 :
料金 :
注意 : 6歳未満の子どもは、大人と一緒でも塔には登れません。6歳~15歳までは大人と一緒でない場合は登れません。
公式サイト : サグラダファミリア
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世界最小の独立国家であるバチカン市国に位置するカトリック教の総本山です。
サン・ピエトロ大聖堂は、聖ペテロが殉教した地に立つ、いわばカトリックの聖地。
4世紀にコンスタンティヌス帝によって創建された大変歴史深い建物なのですが、老朽化を原因に1506年から1626年にかけて大規模な改築が行われました。
約120年におよぶ改築には、ミケランジェロやブラマンテなど、ルネサンスの巨匠が携わったとされています。
聖堂内は、主にベルニーニというバロックの巨匠が手がけたとされています。
中でも、中央にある「ベルニーニの天蓋」は、サン・ピエトロ大聖堂で見逃せない見どころの1つです。
その他、ミケランジェロ作の彫刻「ピエタ」をはじめ、宗教美術にまつわる作品が多くあります。
住所 : Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano, Vatican
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロA線「オッタヴィーノ駅」より徒歩15分
電話番号 : +39 06 6982
定休日 : 日曜ミサ、宗教行事日
営業時間 :
料金 :
注意点 : 肌の露出している服は避け、大声で話さないなどマナーに注意する
公式サイト : サン・ピエトロ大聖堂
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イタリア第2の都市・ミラノ中心部のドゥオモ広場に位置する大聖堂です。
1386年に着工し、約500年もの歳月を経て完成した白亜の大聖堂は、現代においても同国有数の「ゴシック建築の傑作」として高い知名度を誇ります。
135本の尖塔と3,500体もの彫像からなる外観は、圧巻の迫力。
聖堂内部も美しいステンドグラスや彫刻など見どころ満載なので、ぜひ見学に訪れてみてください。
住所 : P.za del Duomo, 20122 Milano MI, Italy
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・3号線ドゥオーモ(Duomo)駅から徒歩すぐ
電話番号 : +39 02 7202 3375
定休日 : なし ※博物館のみ水曜定休
営業時間 : 9:00~19:00
料金 :
注意 : ドゥオーモ前の広場には、勝手に手に鳩の餌を乗せてきて、鳩と写真を撮り、そのあと餌代を要求する物売りがいるので注意しましょう
公式サイト : ドゥオーモ(Duomo)
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15世紀中頃に完成されたルネサンス様式の大聖堂で、フィレンツェのランドマークです。
この教会の名前は、カタカナで表記すると長い印象になるのですが、日本語では「花の聖母マリア教会」という意味があるそう。
白を基調にピンクと緑という対称的な2色を巧みに取り入れたハイセンスな外観は、全て大理石を用いて造られているのだとか。
聖堂内はというと、外観とは裏腹に意外と簡素な造りなのですが、天井や壁面に施されたフレスコ画は、やはり見応えがあります。
旅行サイトやSNSでお馴染みの巨大なオレンジ色のドームはクーポラと呼ばれ、現在は展望台として利用されています。
クーポラへの入場は有料ですが、「お金を払って見学する価値150%」と自信を持って言えるほどおすすめの絶景スポットです。
住所 : Via della Canonica, 1 Piazza del Duomo, 50122 Florence, Italy
マップ : Googleマップ
アクセス : S.M.N(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ)駅より徒歩15分
電話番号 : +39 055 230 2885
定休日 : なし
営業時間 :
料金 :
公式サイト : サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
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オルヴィエート大聖堂は、ローマの北西約100kmにあるオルヴィエートという町の旧市街に位置しています。
ローマ中央駅から電車を利用して約1時間程で行けるので、日帰りで訪れるのにおすすめな観光地です。
この建物は、ミラノとフィレンツェのドゥオーモに並ぶ「ゴシック建築の最高峰」として親しまれています。
1290年にロマネスク様式の教会として建設が始められたのち、14世紀中頃にはゴシック様式で完成されたという興味深い歴史を有することで知られています。
歴史を振り返ってみると面白く感じますが、どうやらヨーロッパの大聖堂ではよくあることなのだそう。
注目すべきは、聖堂の正面に施された美しいモザイクと細やかな彫刻が施されたファサード。
建物がまるごと美術館に保存されているかのような素晴らしい外観に思わず足を止めてしまいます。
聖堂内はご覧のような造りをしており、あまりの開放感に少し寂しさを覚えるほど。
よく見ると、柱や壁面には聖堂の外観と同じ縞模様があしらわれています。
主な見どころは、聖堂奥にある礼拝堂のフレスコ画です。
左右には、ルカ・シニョレリやフラ・アンジェリコなどイタリアの有名画家が描いた作品が掲げられています。
住所 : Piazza del Duomo, 26, 05018 Orvieto TR, Italy
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +39 0763 341167
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : オルヴィエート大聖堂
キリスト教は世界人口の約3割を占める宗教であるだけに、色々な国で教会を見かけるでしょう。
身近なところでは、東京の御茶ノ水に「東京復活大聖堂」というビザンチン様式の大聖堂があるのをご存知でしょうか。
国の重要文化財に指定されている歴史深い建造物ではありますが、意外と知らない人も多い穴場スポットです。
ここでは、ヨーロッパ以外の国にある大聖堂から筆者がおすすめするスポットをいくつか紹介していきます。
世界には「こんな大聖堂あったんだ!」と驚くような素晴らしい建築も多いので、旅行する際はぜひチェックしてみてください。
ベトナムのビーチリゾート・ダナン(Danang)にあるカトリック教の大聖堂です。
かつてフランスに占領されていた歴史を有するこの国には、統治時代に築かれた西洋風の建造物がいくつも残されています。
特に、占領政府の拠点が置かれていたハノイやホーチミンは、今でも統治時代の面影を色濃く残すことで知られ、観光客にとても人気のあるエリアです。
ダナン大聖堂は、フランスによる植民地支配が行われていた1923年に完成されました。
ネオゴシック様式を採用した淡いピンク色の外観は、近年フォトスポットとして注目を集めています。
中央部は高さ約70mを誇り、尖塔の先に風見鶏があることから「ニワトリ教会」の愛称で親しまれているそう。
内部はクリームイエローを基調とした造りで、美しいステンドグラスと薔薇窓が主な見どころです。
ピンク色の外壁と青空のコントラストがとても美しいスポットなので、晴れの日を狙って訪れると良いでしょう。
住所 : 156 Tran Phu street, Hai Chau district, Da Nang city, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス :
定休日 : なし
営業時間 : 6:00〜16:15(日曜は5:15〜18:00)
料金 : 無料
公式サイト : ダナン大聖堂
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カテドラル・メトロポリターナは、ブラジル第2の都市・リオデジャネイロの旧市街に位置しています。
正式名称は「リオデジャネイロ大聖堂」ですが、地元では「カテドラル・メトロポリターナ」と呼ぶのが一般的なのだとか。
ブラジル国内には、同様の愛称で親しまれる大聖堂がいくつかあるため少し紛らわしい気もしますが、少なくともリオデジャネイロには1ヶ所しか存在しないそうです。
円錐台の外観は、一見するとスポーツ施設などと勘違いしてしまいそうなユニークな造りをしています。
それもそのはず、この大聖堂が建造されたのは意外と最近である1976年なんです。
モダニズム様式をふんだんに取り入れた斬新な建築は、宗教的建造物に対する既存の価値観を良い意味で取り払う存在です。
その証拠に、この大聖堂は創建から45年経った今でも世界中から訪れる多くの人々を魅力し続けています。
写真では伝わりにくいのですが、この建物の高さは約80m(ビルで例えるなら23階)もあるそうです。
こんなに大きな建物を宗教的な目的で使用するだなんて、かなり大胆な発想だと思いませんか?
内部はご覧のように吹き抜けになっており、四方の壁面に巨大なステンドグラスが施されています。
礼拝堂の真ん中に立って天井を見上げてみると、全身が柔らかい光に包まれることでしょう。
モダン建築ならではのスタイリッシュな見た目とは裏腹に、不思議な居心地の良さを感じる空間は必見です。
住所 : Av. Chile, 245 - Centro, Rio de Janeiro, Brazil
マップ : Googleマップ
アクセス : カリオカ広場より徒歩6分
電話番号 : +55-21-22402669
定休日 : なし
営業時間 : 7:00〜17:00
料金 : 無料
公式サイト : リオデジャネイロ大聖堂
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中米グアテマラの古都・アンティグアにあるカトリック教の大聖堂です。
イエス・キリストの使徒・サンティアゴ(聖ヤコブ)を守護聖人として祀ることから、「サンティアゴ大聖堂」という愛称でも親しまれています。
グアテマラといえば、ブラジルやコロンビアと並ぶ世界有数のコーヒー豆生産国としてお馴染み。
その他にも、歴史・文化・自然など見どころが豊富であることから毎年多くの観光客が訪れています。
この大聖堂を有するアンティグアは、町ごと世界遺産に登録されている人気の観光地です。
スペインによる統治時代の面影が色濃く残るコロニアルな町並みは、中南米ならでは。
セントジェームス大聖堂は、町の中心部に位置しています。
アンティグアの町並みは、碁盤の目のような造りなので迷わずに見つけられるでしょう。
ちなみに、すぐ目の前にある広場は独立記念日やセマナ・サンタなど様々なイベントが催される「地元民憩いの場」なのだそう。
この大聖堂は白亜の外観を有することから、広場に面する歴史的建造物の中でも一際目を惹く存在です。
元々はスペイン統治時代にあたる1541年頃に教会として創建されたのがはじまりとされていますが、のちの大地震により崩壊を余儀なくされました。
現在見られるのは、1543年から1680年にかけて建造されたものです。
グアテマラは日本と同じく太平洋に面する国であり、これまでに大地震を何度も経験してきました。
そのため、この建物は崩壊しては修復するという途方もない作業を繰り返して今日に至っています。
内部は非常にシンプルな造りなのですが、注目すべきは建物の裏側にある教会の廃墟です。
創建当時の偉容をしのばせる壮大な造りは、約500年も昔に造られたとは思えないほど素晴らしい状態で保存されています。
世界各地には多くの廃墟が存在しますが、これだけ見応えのある教会の廃墟が現役の大聖堂の敷地内で見られるというのは大変珍しいのではないでしょうか。
その他にも、この町には教会の廃墟がいくつか残されているので、興味のある方は合わせて訪れてみると良いでしょう。
住所 : 5a Calle Oriente 5, Antigua Guatemala, guatemala
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +50278320909
定休日 : なし
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : 無料(廃墟見学は8ケツァール)
世界にあるおすすめの大聖堂をエリア別にご紹介しました。
キリスト教の宗派や歴史背景などにより様々な特徴を持つ大聖堂。
特に、ヨーロッパは世界遺産として親しまれる有名な大聖堂が多い地域です。
今回はフランスやスペイン、イタリアなど日本人観光客に人気な国を中心に選びました。
世界には、まだまだ素敵な大聖堂が沢山あるので、海外旅行に行かれる際はぜひ探してみてください。
きっと新しい出会いや発見、そして本記事の内容と繋がるようなひらめきがあるかもしれません。
最終更新日 : 2021/09/27
公開日 : 2021/09/24