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さくらは日本人にとって親しみのある花です。
日本を象徴する植物であり、貨幣のデザインなど多くの意匠や地名にも利用されています。
パッと咲き、潔く散る姿は、日本人が理想とする人生観を的確に表していると言えます。
満開のさくらも美しいのですが、散り際の「さくら吹雪」の美しさもまた格別。
公園や学校、神社・仏閣や街路に多く植栽され、最も身近な存在にある樹木のひとつです。
現在では「花見」といえばさくらを指すことが一般的ですが、 奈良 時代以前はウメが主流でした。
『万葉集』にもさくらを詠んだ歌が登場しますが、ウメの118首と比較して44首と劣勢です。
さくらがウメを抜いて主流となるのは平安時代以降のことです。
『古今和歌集』『新古今和歌集』で、在原業平や藤原俊成ら優れた歌人が、さくらを詠んだ歌を残しています。
この時期で最も知られている歌は、西行法師が詠んだ下記の歌でしょう。
”願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ”
花見の習慣は、桃山時代までは上流階級などごく限られた人々の催しでした。
豊臣秀吉が諸大名を従えて行った「醍醐の花見」は歴史上有名です。
そんな花見が庶民の娯楽として普及するのは江戸時代以降。
上野 や隅田川堤など多くの名所が誕生しました。
江戸時代末期に出現した「ソメイヨシノ」が明治以降全国に広がり、お花見スポットが急増することになったのです。
さくらの品種は現在600種類以上存在すると言われます。
ソメイヨシノのような品種改良でつくられた種類も多く、また園芸品種だけでなくサクランボなど食用に利用される品種もあります。
花びらの色も濃いピンクから白に近いものまで様々。
シダレザクラやヤエザクラなど形態による違いも存在します。
さくらの名所では、色々な品種の桜が混在して植栽されていることがあり、その色彩々の美しさは格別です。
さくらの開花予想はソメイヨシノを基準としており、前線は 九州 地方の3月中旬から 北海道 地方の5月上旬まで北上していきます。
沖縄 ・奄美諸島のカンヒザクラや、早咲きで知られるカワヅザクラは2〜3月にかけて満開を迎えます。
それでは、国内で見られる代表的な品種を紹介していきます。
国内にある桜の8割を占める代表種です。
江戸末期にエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと言われます。
花びらは淡いピンク色で、葉が出る前に花が開き満開になるのが特徴です。
日本原生種で、寿命が長く大木(30m超)になることが特徴です。
いにしえより和歌で詠まれているさくらは、この品種となります。
花は濃いピンク色で、このさくらを鑑賞する名所も多く存在します。
枝が柳のように垂れ下がって生えている桜の総称で、様々な品種が存在します。
ソメイヨシノよりも1週間ほど早く開花し、花色も濃いピンクから白に近い色まで品種によって異なります。
沖縄県や奄美諸島で代表的なさくらで、2月に見頃を迎えます。
濃いピンク色の花びらが特徴で、カワヅザクラもこの品種の系統です。
全国にあるさくらの名所は、植栽してある場所やさくらの種類、形態によって様々。
城跡や神社・仏閣のさくらは日本的な情緒がありますし、道路沿いに咲き誇る桜並木も圧巻です。
さくらの花が一面に咲く光景も素晴らしいですが、由緒ある「一本桜」を愛でる楽しみ方もあります。
日本三大桜のうちの1つである「三春滝桜」をはじめとした北海道・東北地域のさくらは、他の地域よりも少し遅れて4月下旬から5月上旬が見頃となります。
厳しい寒さを乗り越え、春の訪れを祝うかのように咲き乱れるさくらは、一層雅に感じられることでしょう。
北海道の桜の訪れは遅く、4月下旬から5月中旬が見ごろとなります。
「静内二十間道路桜並木」は、直線距離7kmにもおよぶ日本有数の桜並木です。
この道は、宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されたのがはじまりとされています。
左右の道幅がちょうど二十間(約36m)あったことから二十間道路と呼ばれるようになりました。
大正3年(1916年)より近隣の山々からエゾヤマザクラなどを移植、現在では道内で圧倒的な人気を誇るさくらの名所です。
道路沿いにはエゾヤマザクラ、カスミザクラなど約3000本が咲き誇ります。
どこまでも続く満開の桜並木のトンネルは迫力満点です。
例年の見頃:5月上旬〜5月中旬
さくらの種類・本数:エゾヤマザクラ、カスミサクラなど約3000本
注意点:トイレは1ヶ所、お花見するにあたって宴会禁止区間あり
住所 : 北海道日高郡新ひだか町静内田原~静内御園
マップ : Googleマップ
アクセス :
※北海道の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 観光にもデートにも!道民がおすすめする北海道の人気観光地27選
津軽藩主・津軽為枚により慶長16年(1611年)に築城された弘前城は、天守や櫓・城門などが築城時そのままの姿で残されています。
城跡は国の重要文化財に指定されており、城を中心として整備されたのが弘前公園です。
東京ドーム10個分約(約49万ヘクタール)という広大な土地に約2600本の桜が植えられており、公園の外堀だけでも約2kmにわたって咲き誇る桜を鑑賞できます。
例年200万人近い人出で賑わう東北地方屈指のさくらの名所です。
舞い散った花びらが外堀に溜まる「花筏」と呼ばれる光景は、この名所の必見スポットとなっています。
さくらのシーズンは夜桜鑑賞が催され、ライトアップされたさくらが堀の水面に映る姿は圧巻です。
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
さくらの種類・本数:約2600本(ソメイヨシノ、シダレザクラほか全52種)
ライトアップ:日没〜22:00
注意点:
公園に駐車場なし、トイレは26ヶ所(うち仮設8ヶ所)設置
ペットの散歩禁止
住所 : 〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0172-33-8739(弘前市商工観光部公園緑地課)
営業時間 : 9:00~17:00(弘前城)
料金 :
公式サイト : 弘前公園
※青森の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 青森の観光名所20選。青森旅行に行くなら欠かせない人気観光地を厳選
江戸時代からの城下町の面影を残し、「みちのくの小京都」と称される角館もさくらの名所として知られています。
特に武家屋敷通りは、樹齢300年以上の古木など約400本の桜が並ぶ一番のお花見スポットです。
角館のさくらといえばシダレザクラ。
武家屋敷の黒塀に映える美観が印象的です。
このシダレザクラは、江戸時代初期に秋田藩・佐竹北家義明の正室が、輿入れの際に京都から持参した3本の桜の苗木からはじまりました。
今では162本のシダレザクラが国の指定天然記念物に指定されています。
例年の見頃:4月中旬〜5月上旬
さくらの種類・本数:シダレザクラ約400本
ライトアップ:日没〜22:30
注意点:トイレは14ヶ所(うち仮設9ヶ所)、歩行者天国あり(桜まつり期間中)
※秋田の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 秋田の観光名所16選!温泉にグルメに… 秋田旅行の見所盛りだくさん!
「千本桜」の壮大なスケールも圧巻ですが、毅然と立つ一本桜を愛でるのも粋なものです。
三春滝桜は、東北を代表する一本桜。
「日本三大桜」にも数えられる名木です。
樹齢1000年以上と考えられるベニシダレザクラで、樹高は約13m、根回りは約11mもあります。
また、枝の広がりはなんと東西25m・南北20mと巨大で、一本の木とは思えないほど迫力満点です。
昼間に鑑賞しても存在感に圧倒されますが、夜間にライトアップされた姿はとても幻想的。
周囲には遊歩道も整備されているので、春の心地よい散策が楽しめます。
例年の見頃:4月中旬
さくらの種類・本数:ベニシダレザクラ・1本
ライトアップ:18:00-21:00
注意点:トイレは7ヶ所程度、シーズンは周辺交通規制あり
住所 : 福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296
マップ : Googleマップ
アクセス : 三春駅からバスで20分
電話番号 : 0247-62-3690
開花時期 : 4月中旬~下旬
料金 : 観桜料300円(高校生以上)
公式サイト : 三春滝桜
※福島の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 福島旅行に外せない観光地23選!出身者が語るうつくしまの観光名所!
3月中旬〜4月中旬までが見頃である関東地域のさくら。
会社の同僚やお友達と花見をされることも多いですよね。
開花のシーズンに合わせてイベントも多数催されていますので、お花見と合わせて楽しまれてはいかがでしょうか。
群馬の名峰・赤城山の南麓に位置する1.3kmの市道の両側には、約1000本のソメイヨシノが植栽されています。
樹齢60年以上の木も多く存在し、満開時には壮大なさくらのトンネルになります。
群馬県内では最も人気のある花見スポットです。
標高431mから550mと高低差があるため、長い期間花見を楽しめることも人気のひとつ。
さくらまつり開催期間中は夜間ライトアップされ、昼間とは違うムードの桜並木を散策できます。
例年の見頃:4月上旬〜下旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約1000本
ライトアップ:日没〜21:30
注意点:トイレは3ヶ所(ほかに仮設あり)
住所 : 群馬県前橋市苗ケ島町
マップ : Googleマップ
アクセス :
料金 :
※群馬の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
奈良時代に建造された下野国国分寺跡に整備された公園で、史跡と隣接しています。
前方後円墳の「国見山古墳」などの史跡も楽しむこともできます。
園内にはヤエザクラなど約450本が植栽され、栃木県内でも人気の花見スポットです。
迫力ある一本のさくらは、JR東日本『大人の休日倶楽部』ポスターのモデルとなりました。
早咲きの桜から遅咲きの桜まで長期間にわたって花見を楽しめるほか、各地の有名な桜の実生苗から育った花も鑑賞することができます。
公園施設も充実しており、花見以外でも満足できるスポットです。
例年の見頃:4月〜5月上旬
さくらの種類・本数:ウスズミザクラ、ヤエザクラなど約450本
ライトアップ:日没〜20:30
注意点:トイレは5ヶ所
※栃木の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 栃木観光地21選!栃木の観光名所から温泉グルメまで総解説!
皇居に近い千鳥ヶ淵は、東京都内でも有数のさくらの名所として知られています。
千鳥ヶ淵緑道は、皇居西側のお濠に沿う全長約700mの遊歩道です。
この遊歩道にソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本が植栽され、満開時にはさくらのトンネルとなります。
区営のボート場があり、昼間は貸しボートに乗って、水面からのさくら鑑賞が可能。
夜はライトアップされ、皇居や都心のビル街を背景にした夜桜鑑賞にも素敵な場所です。
千鳥ヶ淵周辺には千鳥ヶ淵公園と北の丸公園があり、こちらもさくらの名所として有名です。
花見のシーズンには、皇居東御苑、外濠公園、靖国神社を含めた一帯で「千代田のさくらまつり」が開催されます。
例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
さくらの種類・本数日:ソメイヨシノほか・約260本
ライトアップ:18:30〜22:00
注意点:トイレは1ヶ所 駐車場なし
※千鳥ヶ淵の関連記事: 都内有数の桜名所「千鳥ヶ淵」の楽しみ方ガイド!周辺の観光スポットも紹介
関東地方で、城とさくらのコラボを楽しめるといったらここ。
戦国関東の雄・北条氏の拠城だった小田原城です。
平成28年に改修工事が完了し、美しい白亜の天守として再出発しました。
その天守からお濠端にかけて約300本のソメイヨシノが彩を添えます。
昼間のさくら鑑賞もすばらしい光景ですが、花見期間中に開催される夜桜はとても幻想的です。
ライトアップされた桜が、お濠の水面に映る姿は必見。
この時期、「小田原かまぼこ桜まつり」などのイベントが盛り沢山なので、楽しみが広がります。
例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約300本
ライトアップ:18:00〜21:00
注意点:トイレは6ヶ所、公共交通機関の利用が望ましい(駐車場や周辺道路の混雑のため)
住所 : 神奈川県小田原市城内6-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線 小田原駅から徒歩8分
定休日 : 年末年始
電話番号 : 0465-23-1373
営業時間 : 観覧自由
料金 : 無料
公式サイト : 小田原城
※小田原の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 小田原の観光スポット15選!小田原城に目の前に海が広がる海岸も!
荘厳な天守閣と優美に咲くさくらとのコントラストが美しい、日本三大桜の1つである「高田公園」をはじめ、東海・北陸・甲信越地方にも数々のさくらの名所が存在します。
南アルプスを臨むこちらの地域ならではの名所もありますので、さくらファンは必見ですよ。
岡崎公園は、徳川家康が生まれた城として知られる岡崎城跡を整備した公園です。
復元された3層5階の天守を中心に、公園内とその周辺に約800本のさくらが咲き誇ります。
特に夜桜は美しく、その風景は東海地方で一番とも絶賛されています。
公園は24時間開放されているので、さくらを鑑賞したい時にいつでも訪問できるのが嬉しいです。
桜まつり期間中は、「家康行列」などの楽しいイベントが開催されます。
例年の見頃:3月下旬〜4月中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノほか・約800本
ライトアップ:18:00〜22:00
注意点:トイレは7ヶ所(ほかに仮設あり)、岡崎公園内禁煙
住所 : 愛知県岡崎市康生町561番地1
マップ : Googleマップ
アクセス : 名鉄東岡崎駅から 徒歩約15分
電話番号 : 0564-24-2204 (三河武士のやかた家康館内)
公式サイト : 岡崎公園
※愛知の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
岐阜県南部・各務原市市内を流れる新境川の両岸には、およそ1200本のソメイヨシノが植栽されています。
このさくらは「百十郎桜」として親しまれていますが、この名前は地元・各務原出身で「東海一の歌舞伎役者」と言われた市川百十郎に因みます。
市川百十郎(1882-1969)は、昭和6年に完成した境川放水路の工事犠牲者の鎮魂を込めて、この1200本のさくらを植樹しました。
戦争中の伐採により一時激減しましたが、戦後苗木が植えられ、昭和30年代頃に完全復活することができました。
例年3月下旬~4月上旬にかけて、新境川堤沿い2kmに渡って満開の桜並木が楽しめます。
特に一番のビュースポットは「花見橋」から望む光景で、一面桜色の絶景を眺望できます。
この時期ライトアップされる夜桜も必見です。
例年の見頃: 3月下旬〜4月上旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約1200本
ライトアップ:日没〜22:00
注意点:トイレは2ヶ所
住所 : 岐阜県各務原市那加門前町3ほか
マップ : Googleマップ
アクセス :
※岐阜の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 岐阜のおすすめ観光スポット28選!歴史やグルメから温泉まで岐阜旅行に役立つ情報まとめ
長野県内ではトップクラスの地位を誇る、さくらの名所として知られています。
武田信玄が大改修を行い、以降甲斐武田氏とは非常にゆかりの深い城でした。
江戸初期には三代将軍家光の異母弟で、名君として有名な保科正之が城主を務めたこともあります。
天守が復元され、城跡は「日本100名城」に認定されています。
高遠城址公園のさくらと言えば「天下第一の桜」。
旧高遠藩士によって植樹された樹齢140年以上の名木が有名です。
名木を含む約1500本の「タカトオコヒガンザクラ」が彩を添えます。
この種類の桜は完全に開花してもソメイヨシノのように白くならず、可憐なピンク色を保っているのが特徴です。
高遠城址公園での花見スポットは、頭上から満開のさくらを楽しめる「桜雲橋」が一番です。
桜に囲まれた有形文化財「高遠閣」や天守もフォトジェニックなスポットとして見逃せません。
例年の見頃:4月上旬〜中旬
さくらの種類・本数:タカトオコヒガンザクラ・約1500本
注意点:トイレは常設3ヶ所
住所
: 長野県伊那市高遠町東高遠
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 :
料金 : 大人 500円 子供 250円(桜シーズンのみ)
※長野の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 長野県の観光地25選!長野旅行で外せない必見観光地からおすすめグルメまで!
「日本三大夜桜」にも数えられ、新潟県だけでなく国内でも屈指のさくらの名所として知られる高田公園。
江戸時代初期に築城された高田城跡に整備された公園で、城の遺構としては復元された三重櫓と橋(極楽橋)が残っています。
高田城は徳川家康の六男・松平忠輝の居城として造られました。
忠輝の義父だった伊達政宗が工事の総指揮を取りましたが、わずか2年で忠輝は改易。
以降、徳川譜代大名が居城していました。
石垣が作られなかった城として特徴を留めています。
高田公園には内堀と外堀をはじめ、その周辺に約4000本の桜が植えられています。
この桜は明治42年(1909年)、旧陸軍軍人団が第13師団の入城を祝って植樹したのがはじまりとされています。
平成24年(2012年)にはCNNの選ぶ世界5大花の名所として選出されました。
高田公園のさくらまつり「高田城百万人観桜会」は、例年4月上旬から下旬にかけて開催されます。
4000本のさくらは、3000個のぼんぼりに照らされて幻想的な雰囲気を醸し出します。
桜並木をライトアップした「さくらロード」も登場。
同じくライトアップされた三重櫓も加えて、三大夜桜の名に恥じない圧倒的な美しさです。
例年の見頃:4月中旬頃
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約4000本
ライトアップ:日没〜21:00、桜最盛期は22:00まで
イベント:高田城百万人観桜会(4月上旬〜下旬)
注意点:トイレは12ヶ所、発電機使用禁止
住所 : 新潟県上越市本城町44-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
※新潟の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 新潟県の観光地22選!新潟県民が有名スポットとご当地グルメを厳選!
高岡市の中心部に位置する高岡古城公園は、江戸時代初期に築城された高岡城跡地に造られた公園です。
高岡城は加賀藩主・前田利長の隠居城として慶長14年(1609年)に完成しましたが、わずか6年で廃城になってしまいます。
以来「古城」となったものの、遺構として築城当時の濠塁がほぼそのまま残っており、公園全体の3割を水濠で占めています。
高岡古城公園のさくらはソメイヨシノを中心に、タカオカコシノヒガンザクラ、エドヒガン、ヤマザクラなど18種約1800本が植樹されています。
色々な種類のさくらが次々に咲き誇り、お濠の水面に映える姿は抜群の美しさです。
遊覧船で水面からのさくら鑑賞ができるほか、ライトアップされた夜桜見学も楽しめます。
高岡市の有名な観光スポット・高岡大仏も公園に隣接しているので、花見のついでにこちらもどうぞ。
例年の見頃:4月上旬〜4月中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ、オオシマザクラ、タカオカコシノヒガンザクラ、ヤマザクラほか・約1800本
ライトアップ:ぼんぼり点灯は18:30〜23:00(高岡桜まつり期間中)
注意点:トイレは8ヶ所、火気厳禁
住所 : 富山県高岡市古城1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0766-20-1563 (高岡古城公園管理事務所)
料金 : 無料、遊覧船 大人700円、小人200円
※富山の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 富山の観光地20選!地元民が教える人気の旅行スポットとは
「ソメイヨシノ」由来の地である吉野山をはじめとして、モダンな建物をバックにさくらを眺められる「造幣局 桜の通り抜け」、日本一大きい湖・琵琶湖とソメイヨシノの共演を楽しめる「海津大崎」など、他では見られない景色を味わえる名所が多い関西地方。
都心にお住いの方も、こちらでご紹介する名所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ヨシノは吉野山に因むほど、古来より桜の名所として知られていました。
天武天皇や源義経、護良親王にもゆかりのある地であり、南北朝時代には南朝の拠点となるなど、歴史の舞台にもなった山です。
吉野山に桜が多い理由として、飛鳥時代に活躍した修験者・役小角に因む説が有力です。
修験道の開祖であった役小角が、桜の木で「蔵王権現像」を彫って祀ったとの故事より、この地で桜は神木として崇められるようになったと言われます。
そして蔵王権現に祈願する際には、神木とされる桜の苗を寄進するのが最善の供養となる風習が起こり、平安時代位から桜の木が増え始めたようです。
今でも吉野山は国内最大のさくらの名所として知られています。
植えられているさくらの木は、シロヤマザクラを中心に200種約3万本。
「目に千本見える豪華さ」という意味で「一目千本」と称されています。
麓から山頂にかけて、それぞれ下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれています。
例年の咲き始めは4月上旬頃で、麓の下千本から順次咲いてきます。
特に中千本の景観は圧巻です。
吉野山は由緒ある神社・仏閣が多く存在し、さくらと歴史的建造物のコラボレーションは見事です。
花見のシーズンはライトアップされ、昼間とは違った「日本一のさくら」を満喫することができます。
例年の見頃:4月上旬〜下旬
さくらの種類・本数:シロヤマザクラほか・約30000本
ライトアップ:18:00〜22:00
注意点:トイレは10ヶ所、花見のシーズンは交通規制あり
住所 : 奈良県吉野郡吉野町吉野山2430(吉野町観光協会)
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 :
料金 :
往復:大人800円、小人400円 ※観桜期は往復券の販売は無し
【路線バス】大人 170円~公式サイト : 吉野山観光協会 吉野大峯ケーブル自動車株式会社
※奈良の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
天下人・豊臣秀吉が最晩年に催した盛大な花見「醍醐の花見」の舞台として知られています。
秀吉は1日だけの花見のために寺内に庭園を造り、全国から700本の桜を植えさせたと言われます。
参加者は諸大名をなどおよそ1,000人。
参加した女性の衣装代だけで、現在の価格に換算すると35億円もかかったとされる贅沢なものでした。
醍醐寺は貞観6年(874年)に創建された真言宗醍醐派の総本山で、醍醐山全体が寺域となっています。
ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなど約1000本の桜の木が植栽され、さまざまなさくらが3週間にわたって花を咲かせます。
京都市内最古のソメイヨシノや、霊宝館内にある樹齢180年の大シダレザクラ、三宝院前の「太閤シダレザクラ」などみどころも満載です。
三宝院の庭園こそ、秀吉が自ら設計したと言われるもの。
「醍醐の花見」の様子が目に浮かびます。
桜のシーズンはまさに「さくらのトンネル」の絶景、夜間ライトアップのおすすめです。
4月の第2日曜日には、醍醐の花見を再現した「豊太閤花見行列」が開催されます。
例年の見頃:3月中旬〜4月中旬
さくらの種類・本数:カワヅザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラほか約1000本
住所 : 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄東西線醍醐駅から徒歩で15分
電話番号 : 075-571-0002
定休日 : 無休
営業時間 :
※12月第1日曜日の翌日~2月末は16:30(受付終了15:30)
【上醍醐】9:00~16:00(17:00までに下山厳守)拝観料 : 大人1,000円、中高生700円(春期は大人1,500円、中高生1,000円)
公式サイト : 醍醐寺
※京都の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
「通り抜け」と聞くと、なんだか後ろめたいイメージがあるかもしれませんが、堂々と開放された道なので安心してください。
造幣局・桜の通り抜け道路は、大阪府内ではよく知られたさくらの名所です。
造幣局構内旧淀川沿いの全長約560mの通路は、敷地内の表門(南門)から裏門(北門)に抜けています。
その道幅に約350本の桜の木が立ち並んでいます。
通常は一般の人が立ち入りできない造幣局の敷地の中ですが、桜の開花時に合わせてに1週間だけ一般開放されます。
この桜は、明治の初めに藤堂藩の蔵屋敷から移植されたものです。
品種が多いばかりでなく、他では見られない珍しい里桜が集められていました。
明治16年(1833年)に、当時の造幣局長が「局員だけでなく、大阪市民と一緒に桜を楽しみたい」との発案したことが、一般開放されるきっかけとなりました。
通り抜けは例年4月中旬に開催されます。
関山、松月、普賢象、楊貴妃など、遅咲きヤエザクラが中心で、約130種類ものさくらが鑑賞できます。
オオテマリ、コデマリなど他ではなかなか見ることのできない珍種を楽しめるのも、この通り抜け花見の特徴です。
例年の見頃:4月中旬の1週間
さくらの種類・本数:ヤエザクラなど約130種・約350本
注意点:
2024年「桜の通り抜け」は事前申し込み制(3月18日午前9時より申し込み開始)
トイレは2ヶ所 ペットの入場・飲食不可、南から北への一方通行のみ、駐車場なし
住所 : 大阪市北区天満1-1-79
マップ : Googleマップ
アクセス : JR大阪環状線桜ノ宮駅より徒歩15分
定休日 :
電話番号 : 06-6351-6150
営業時間 : 9:00~16:45
料金 : 無料
公式サイト : 造幣局
※大阪の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 26年間も大阪で暮らした筆者が厳選!地元民が大阪旅行におすすめする必見の観光・グルメスポット38選
「琵琶湖八景」に数えられる景勝地・海津大崎は、湖面にせり出した岩礁地帯で、神秘的で猛々しい景観が特徴です。
滋賀県を代表するさくらの名所であり、湖畔全長4kmにわたり約800本のソメイヨシノが咲き誇ります。
この桜並木は昭和11年(1936年)に、大崎トンネルが完成したのを記念して植樹されたものです。
琵琶湖の湖水に映る淡いピンクの花と、東山連峰の緑濃い山肌のコントラストは絶妙です。
花見の時期には琵琶湖上から桜を眺められるお花見船も運航し、水面から満開のさくらを満喫できます。
例年の見頃:4月上旬〜中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約800本
注意点:仮設トイレあり、公共交通機関利用が望ましい(車の渋滞が激しい・駐車場なし)
住所 : 滋賀県高島市マキノ町海津128(大崎寺)
マップ : Googleマップ
アクセス : JRマキノ駅から国境線バスで約6分「海津1区」下車、並木口まで徒歩約2分
電話番号 : 0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
公式サイト : 海津大崎
※滋賀の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
中国・四国地方では、温暖な瀬戸内海に面した地域に名所が多く、さくらが気持ち良さそうに咲いている姿が見受けられます。
中でも香川県「紫雲出山」や愛媛県「積善山」は、さくらと共に瀬戸内海の大パノラマを見渡せる絶景スポットです。
鶴山公園は、江戸初期に森忠政によって築かれた津山城の跡地を整備した公園です。
石垣が完全な型で残っているほか、復元された二重櫓と土塀が城の面影を残しています。
高さ45mの石垣を背景に約1000本のソメイヨシノが植えられており、西日本有数のさくらの名所として知られています。
ちなみに、鶴山とは津山の古い名称です。
鶴山公園の桜は、日露戦争の帰還兵が苗木を寄付したことがはじまりとされています。
本丸跡から見下ろすと、桜の海を見るかのようにピンク一色に染まった絶景が鑑賞できます。
ライトアップされた夜桜も美しく、より神秘的な雰囲気に包まれます。
古城の石垣が、その美しさをより一層と引き立てます。
例年の見頃:4月上旬〜中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ・約1000本
注意点:トイレは4ヶ所
住所 : 岡山県津山市山下137
マップ : Googleマップ
アクセス : JR津山駅から徒歩で10分
定休日 : 12月29~31日
営業時間 :
電話番号 : 0868-22-4572
料金 :
公式サイト : 津山城址
※岡山の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
日本三大奇橋のひとつに数えられる錦帯橋と、隣接する吉香公園は、中国地方屈指のさくらの名所。
延宝元年(1637年)岩国藩主・吉川広嘉によって建造された錦帯橋は、5連からなるアーチ状の美しい橋です。
釘は一本も使われておらず、国の名勝に指定された名橋であり、山口県を代表する観光スポットとなっています。
吉香公園は、吉川家居館跡に整備された公園で、約58ヘクタールの広大な敷地内には多くの歴史的建造物が存在します。
この周辺には、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど約3000本のさくらが植樹されていて、花見シーズンには多くの見物客で賑わいます。
吉香公園は、公園内にある大噴水が必見スポット。
噴水にきらめく薄紅色のさくらは抜群の美しさを誇ります。
川沿いに桜のトンネルが姿を現し、名勝・錦帯橋と、その下を流れる錦川に彩を添えます。
この周辺のさくらを一度に満喫するなら、岩国城ロープウェイがおすすめです。
眼下には吉香公園や錦帯橋が一望できます。
白光でライトアップされるさくらと、黄金色の光でライトアップされる錦帯橋のコントラストが圧巻の夜桜も必見です。
例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ、ヤエザクラなど約3000本
注意点:トイレは11ヶ所、吉香公園内BBQ禁止
住所 : 〒741-0062 山口県岩国市岩国1丁目
マップ : Googleマップ
アクセス : 岩徳線川西駅から徒歩15分
電話番号 : 0827-29-5116
営業時間 : 終日 ※夜間は無人
料金 :
公式サイト : 錦帯橋
※山口の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 山口旅行で必見の観光地20選!温泉からご当地グルメまで山口の人気観光スポットを満喫!
瀬戸内海に面した荘内半島のほぼ中央に位置する紫雲出山(しうでやま)は、標高352mの小高い山です。
浦島太郎に因んだ伝説が多く残る場所であり、その名前も浦島太郎に由来します。
浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいたことから名付けられたと言われます。
山頂の展望台から、小豆島など瀬戸内海の大パノラマが見渡せる絶景スポットです。
この紫雲出山は四国を代表するさくらの名所として知られています。
約1000本のさくらが植えられ、瀬戸内海の多島美を背景にソメイヨシノやヤエザクラが咲き誇ります。
山全体が桜色に染まり、瀬戸内海の青い海とのコントラストは言葉を失うほどの美しさ。
花見シーズンは夜間ライトアップも催され、昼間とは違った神秘的な雰囲気を楽しめます。
例年の見頃:3月下旬〜4月中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ、ヤエザクラほか約1000本
ライトアップ:日没〜21:00(開花状況による)
注意点:トイレは3ヶ所、火気厳禁
住所 : 香川県三豊市詫間町大浜乙451-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
※香川の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
今度は瀬戸内海の島でさくらを満喫してみましょう。
芸予諸島に属する岩城島(いわぎじま)は、「青いレモンの島」とよばれる風光明媚な島です。
この岩城島の中央に聳える標高69.8mの積善山は、その稜線から「岩城富士」とも呼ばれています。
その積善山の山頂へ向かう山道に沿って、ソメイヨシノやオオシマザクラなど約3000本の桜並木が続いています。
「積善山三千本桜」と称される愛媛を代表するさくらの名所です。
山肌に沿って、その帯状に咲く桜の織り成す景観は「天女の羽衣」にも例えられます。
「岩城の桜を一度観たら、一年長生きができる」との噂が出るほどの美しさです。
山頂展望台からは瀬戸内海の360℃大パノラマが眺望でき、しまなみ海道の橋や芸予諸島、四国産地までの景観が楽しめます。
同じ時期にミモザやヤマツツジも見頃を迎えるので、まさに春の楽園となっています。
例年の見頃:4月上旬〜中旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、シオガマザクラなど・約3000本
ライトアップ:19:00〜22:00(いわぎ桜まつり期間中)
注意点:トイレは6ヶ所、桜まつり期間中交通規制あり
※愛媛の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 愛媛観光おすすめ13選!道後温泉から愛媛ご当地グルメまで!
特に沖縄はさくらが有名というイメージがない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、地元の方に愛される絶景スポットがあります。
他の地域よりも一足先に、お花見をして春の訪れを感じましょう。
小城公園の前身は、江戸時代初期、初代小城藩主・鍋島元茂と2代・鍋島直能によって築かれた庭園・「自楽園」です。
桜を愛し、庭園を造る丘を「桜岡」と名付けるほどの熱の入れようで、桜並木の整備など桜の植樹が長く続けられました。
儒学者など多くの知識人が、この庭園の桜をテーマとした和歌が詠んだと伝えられます。
現在の小城公園は、自楽園跡のほか、岡山神社と烏森稲荷神社の2つの神社、頂上部には古墳まである都市公園です。
江戸時代から受け継いださくらの木は約3000本あり、「さくら名所100選」「日本の歴史公園100選」にも選定されています。
庭園とさくらの美しさには定評があり、花見シーズンには佐賀県下だけでなく県外からも多くの見物客で賑わいます。
池に移る満開のさくらはとても幻想的です。
例年の見頃:3月下旬~4月上旬
さくらの種類・本数:ソメイヨシノほか約3000本
ライトアップ:18:00〜22:00
注意点:トイレは4ヶ所、火気厳禁
※佐賀の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
阿蘇の地にひときわ目立つ一本桜~「一心行の大桜」は、年間20万人の見物客が訪れる九州屈指のさくらです。
樹齢400年以上のヤマザクラで、その大きさは樹高14m、枝張東西21m、南北26m、幹囲7mの圧倒するスケール。
淡い薄紅色の花は、訪れる人を魅了します。
一心行の大桜には下記のような言い伝えがあります。
戦国時代にこの地を治めていた矢崎城主・中村伯耆守惟冬は、天正8年(1580年)の島津義久との戦で戦死してしまいます。
残された妻子と家臣たちは、戦で散った惟冬と家臣団御霊を弔うために桜の苗木を植え、菩提樹としました。
この桜に向け、一心に行をおさめたというところから「一心行」の名が付いたと言われています。
現在も惟冬の直系の子孫が墓地と共にこの大桜を所有しています。
さくらの開花と同時期に菜の花も見頃を迎え、菜の花の黄色に囲まれたさくらは、より一層美しさを増します。
例年の見頃:3月下旬~4月上旬
さくらの種類・本数:ヤマザクラ(一本桜)
ライトアップ:19:00〜21:00(満開時)
注意点:トイレは1ヶ所
※熊本の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
→ 熊本の観光名所18選!熊本旅行で外せない人気観光地、グルメを徹底解説!
先述した「一心行の大桜」は、さくらと菜の花が同時に楽しめる名所でしたね。
こちらの西都原古墳群は、さくらと菜の花のコラボだけでなく、古墳まで楽しめる贅沢な「さくらの名所」です。
西都原古墳群は、東西2.6km、南北4.2kmの大地に様々な319基の古墳が点在している国内最大級の古墳群です。
3世紀前半〜7世紀前半に築造されたと考えられ、「男狭穂塚・女狭穂塚」や「鬼の窟古墳」など九州最大の前方後円墳・古墳が存在します。
その規模から考察すると「古代九州王朝」があった場所かとロマンが感じられます。
また、宮崎は神話の里で、『古事記』や『日本書紀』における日向神話の伝承地でもあることから、宮崎県を代表する パワースポット としても知られています。
3月中旬から4月上旬にかけて、広大な古墳群には約2000本のさくらのほか、30万本の菜の花が咲き誇ります。
青空を背景に、桜色と黄色が奏でる色彩のハーモニーは圧巻です。
この時期「西都花まつり」が開催され、ライトアップした夜桜鑑賞のほか、コンサートなど様々なイベントが行われます。
例年の見頃:3月下旬〜4月上旬 ※菜の花は3月中旬〜4月上旬
さくらの種類・本数:ヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラほか・約2000本
ライトアップ:日曜~木曜 日没~21:00 金曜・土曜 日没〜22:00(西都花まつり期間中)
注意点:トイレは2ヶ所
住所 : 〒881-0005 宮崎県西都市三宅字西都原
マップ : Googleマップ
アクセス : 西都ICから車で10分
電話番号 : 0983-41-1557
公式サイト : 西都原古墳群
※宮崎の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
亜熱帯地方に属する沖縄の風土は、さくらのイメージとかけ離れているかもしれません。
そんな沖縄県にもさくらの名所は存在し、各地で桜まつりが開催されています。
沖縄で見られるさくらの種類は「カンヒザクラ」~濃いピンク色の花が特徴です。
つり鐘状の花が、うつむき加減に咲くので、ソメイヨシノなど本土のさくらとは違った趣があります。
真冬である1〜2月に見頃を迎えるため、日本で一番早くお花見ができる場所となっています。
そんな沖縄のさくらの名所のひとつである「今帰仁(なきじん)グスク」は、琉球王国以前に存在した北山国の王宮跡です。
沖縄県内最大の城(グスク)であり、現存する石垣・城壁はユネスコ世界遺産に登録されています。
今帰仁城跡の城の門から中心部へと続く道の両側に、カンヒザクラの並木があります。
1月下旬から2月中旬にかけて満開を迎え、日本一早い桜まつり「今帰仁グスク桜まつり」が開催されます。
日没後の城壁の魅惑的なライトアップや、カンヒザクラの並木とロウソクの灯りで彩る「グスク花あかり」はとても幻想的です。
昼間は城跡からエメラルドグリーンの東シナ海が一望でき、ロケーションも抜群。
トロピカルな雰囲気の中で、少し趣の異なるさくら見物も粋ですね。
例年の見頃:1月〜2月中旬
さくらの種類・本数:カンヒザクラ・約4000本
住所 : 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊
マップ : Googleマップ
アクセス : 沖縄自動車道許田ICから約40分
定休日 : 年中無休
営業時間 :
入場料 : 大人600円 中高生450円 小学生以下無料
公式サイト : 今帰仁遺跡
※沖縄の観光名所をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。
さくらの名所を日本列島の北海道から沖縄までご紹介しました。
名所のさくらも良いけれど、やっぱり我が街のさくらが一番という人も多いかもしれません。
さくらはとっても身近な存在で、近所のさくらのつぼみが膨らみ始めると、開花するのが待ち遠しくなります。
名所のさくらも地元の人が愛し慈しんで育てた、自慢のさくらです。
そのさくらが春になって咲き誇ると、「わが街のさくらが一番」という気持ちになることでしょう。
さくらの名所は、今回紹介できなかった場所も含めて全国至るところに存在します。
カメラとビールを持って、とっておきの「さくらの名所」を探しに行きませんか?
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最終更新日 : 2024/03/18
公開日 : 2018/08/30